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有限会社
日刊板紙段ボール新聞社

東京都文京区湯島4-6-11
湯島ハイタウンA-509号
TEL.03-5689-0121
FAX.03-5689-0120
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板紙・段ボール産業の総合紙。
紙器・段ボール企業を中心に機械・資材メーカーなどの動向をはじめ、箱を使うユーザーの動きも網羅。各種統計の分析なども充実。

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日​刊​板​紙​段​ボ​ー​ル​新​聞​社​
 

過去のインタビュー【2】

 

過去のインタビュー【2】

過去のインタビュー【2】
 
坂口健太郎・山發日本営業部長(9月17日付)
2023-09-27
 現状、世界の段ボール原紙需要は如何に。台湾大手製紙メーカー正隆グループの山發日本㈱坂口健太郎営業部兼統括管理部長は、最大市場の中国はじめ、『非常に厳しい』とした上で、消費低迷以上に、2019~24年初頭までの世界で年間8千万㌧強という大幅な増設で生じる『超供給過剰状態』に対して大きな懸念を示した。かりに景気が回復しても、最短でも5年は需給が安定しないと分析。これを受けて中国では『必ず淘汰・再編の時代に突入する。その時、一貫化率のスピードに変化が生じるか注視したい』とした。段古紙国際市況や、日本品段原紙輸出についても聞いた。
 
齊藤光次・ダイナパック社長(9月7日付)
2023-09-22
 中小段メーカーがコツコツ積み上げた価格修正を大手による安値がブチ壊す、こう言われても仕方が無い事例が相次いでいる。値上げ一色が続く中で悲しい事だと誰もが思う。昨年インタビューで段メーカーの〝矜持〟を切に語ったダイナパック齊藤光次社長。現況を憂い再度、登場して頂いた。『値上げこそが最高の経営戦略だ。数量減は経営者にとって怖いものかもしれないが、腹を括ることが肝心である』、量が落ちる中で『一番重要なのは、それに焦れて安売りに走らないことである。これは声を大にして言いたい。値崩れだけは絶対に避けなくてはならない』と述べ、同社の決算を踏まえながら、各社の良心に迫った。
 
山下雅司・中央紙器工業社長(8月27日付)
2023-09-08
 『追従性を高めなければならないと実感した。さらなるリードタイム短縮を』と、中央紙器工業の山下雅司社長。コロナ禍にロシア・ウクライナ問題、半導体不足を受けて事業環境が変化するとともに、激しい需要変動に見舞われる中、従来からの強化ポイントについて、一層の向上が求められると強調した。最近の段ボール需要に関しては『イマイチ調子が良くない』としつつも、主力の自動車関係はじめ顧客の流通在庫が多い状況が要因と分析、『いずれかの段階で上振れする可能性も内包している』と述べた。
 
森井康・森井紙器工業社長(7月27日付)
2023-08-09
 『正直に言って4年悩んだ』と森井紙器工業㈱(新潟県燕市)森井康社長。段ボールの価値は価格だけではなく、環境対応、開発等を含めた顧客との関係構築という考えのもと、条件の合わない仕事は辞退した。何よりも『お金を付け供給するような仕事を、過酷な条件下で働く、従業員に強いることができるか自問』、自ずと答えは決まった。結果、売上も利益もしっかりと確保できている点を強調するとともに、『オーナー系段メーカーで一定以上の業績の会社は同様のスタンスに舵を切っている。価格競争から生まれるものは限りなく少ない』とした。
 
長谷川一郎・レンゴー副社長(7月7日付)
2023-07-19
 『段原紙、白板紙生産を国内で継続していくならば環境問題を棚上げにはもはやできない』。レンゴーの長谷川一郎副社長は、2027年の石炭使用全廃公表後、こう強調した。段原紙生産に関わるCO2排出量削減は、エンドユーザーの環境対策にも多大な影響が及ぶことから要求は厳しさを増す。同社も他社段原紙を多く購入する立場から、同業他社の取り組みに注視するとともに、排出権取引でのカバーについては『段ボールメーカーの立場として、ケースユーザー、消費者が納得するとは考えられない』との見解を示した。さらに50年のカーボンニュートラル挑戦にも言及した。
 
佐光恵藏・クラウン・パッケージ社長(1月27日付)
2023-02-21
 内装段ボール最大手㈱クラウン・パッケージの佐光恵藏社長は価格改定について『インフレ基調の今、自信を持って転嫁すべき』と話すとともに、『優秀な人材を集めるためにもそれなりの労働環境と賃金が求められる』と、適切な価格水準維持の重要性を強調した。需要部門別動向は、ギフト箱がコロナ前には回復していない一方、通販用は高い水準を維持する。新開発では、未利用資源100%素材「ピュアパーム」で『大きな可能性を示すことができる』と環境面での有用性はじめ期待を込める。その他グループ化やデジタル機に対する見解等を聞いた。
 
中橋光男・トーモク社長(12月27日付)
2023-01-13
 『12月に交渉を終えて、実施は遅くとも1月末までに完了できるように現在、全社挙げて全力で臨んでいる』。2次値上げの現状に言及するトモク中橋光男社長。年に2度目、それも大幅な原紙の上げ幅を受けて当初は、『(段ボールメーカーが)同じ方向を向いているとは言えない状況だった』としながらも、既に原紙が上がって3カ月が経過。『これ以上長引けば事業継続に支障が出ても不思議ではない』と危機感を示す。そして『決して原紙のために値上げするのではない。長年自ら吸収してきた工場コスト上昇分の転嫁のため』と強調、『業界内のキャッチボールではなく、ユーザーに強くボールを投げなければ』とした。
 
井上貞登士・レンゴー副社長(12月7日付)
2022-12-19
 『レンゴーグループはしっかり価格改定をやり切る』と断言する、井上貞登士副社長。段原紙や工場エネルギーはじめ、原燃料の大幅な高騰、まして業界初の年2回目の価格改定であり、『動かなければ確実に取り残され、挽回をすることは至難の業。そうなれば、その企業は衰退してしまうだろう』と危機感を表す。一方で、価格転嫁を促進する政府方針もあって、交渉は『順調である』と強調。現状、ケース先行、シートも年内には完全に完了するとの見通しを示した。
 
佐藤健太郎・エスパック社長(11月7日付)
2022-11-16
 就任から、ちょうど1年。有力ボックスメーカー㈱エスパック(山形県上山市)の佐藤健太郎社長は、組織のトップとして従来とは異なるアプローチが必要となるなど、『本当に学びの1年だった』と開口一番、振り返った。そして、『高いデザイン力を活かした高付加価値分野と、会社の基盤となる安定分野。バランスを取りつつ、双方とも拡充していくという課題に向き合っている』という。やはり昨年同時期に迎えた100周年、これを機に会社の目標を大胆に変更した。見据えるは山形発・全国そして世界と夢は広がる。佐藤社長に話を聞いた。
 
倉岡和徳・倉岡紙工社長(10月7日付)
2022-10-24
 有力ボックスメーカー㈱倉岡紙工(熊本県嘉島町)は昨年、倉岡和徳統括部長が社長に就任した。2020年、九州初の本格的クリーンルームを備えた新工場を稼働させ、コロナ禍で疲弊する地域経済の活性化だけでなく物流負担軽減にも寄与。抜型再利用システムなど先進的な取組みも合わせ、近年の脱プラなど環境ニーズを追い風に更なる成長を目指す。倉岡新社長に聞いた。
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