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日刊板紙段ボール新聞社
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全段連の17年段ボール生産量予測は、前年比1億4300万平米増の141億平米。実現すれば過去最高だ。この増加分を大手の大まかなシェアに当てはめ、配分してみる。
▽A社(28%)年4004万平米/月334万平米▽B社(23%)年3289万平米/月274万平米▽C社(7・5%)年1072万5千平米/月89万平米▽D社(5%)年715万平米/月60万平米▽E社(4%)年572万平米/月48万平米▽その他(32・5%)年4647万5千平米/月387万平米。
当然、シェア通りに増加分が割り当てられるわけでないと重々承知している。が、一貫大手2グループの盤石さと、設備増強ぶりをみると、単純配分以上に2強にいくのではと思わずにはいられない。特に全需要の44%弱を占める関東地区では、ともに工場新設や設備更新で、従来から倍以上、能力アップした地域も。換算でいけば、関東では6292万平米増えるが、他社も重点的に強化しており、まだまだ満腹にはならないはずだ。
量が伸びることは当然、歓迎すべきこと。加工食品向けなど安定土台の上に通販向けなど新たな積み重ねがあり理想的といえる。緩衝材も含め他包材からの変更もある。ただし、川上の原料高と必ずしも強くない市況感は17年も課題のはず。打破すべく、改善の機会があれば、さらに飛躍の年になるが。 (浮)