▼『台湾や中国製のマシン精度が上がっている』、ある機械メーカーが言った。『印刷機は遜色ない』。中国では約4千台のコルゲータが動いていると言われるが、FFGはまだ千台に満たない。印刷機、グルア単体機が圧倒的に多く、入れ替えが進んでいる。台湾はもちろん中国メーカーにしても需要に合わせて年間60、70台以上のマシンを組めば技術は格段にアップする。
▼東南アジアの日系企業では台湾製フレキソ印刷機が数多く稼働する。日本国内でも使われ、王子コンテナーはサンライズを重宝、台数も年々増えている。LMCについても複数台が稼働。他にも『日本市場を狙っているメーカーもある』らしい。ただし国内は印刷機メーカー5社の実力が高く、がっちり地盤を固める。『昔ほど価格差もなく、厳しい要求の日本をターゲットにする必要があるのか』などの見方も。とは言っても億の投資だけに、資金面で台湾・中国製に頼りたいボックスは一定以上ある。『アフターサービスもしっかりしているなら』が第一の条件で。
▼一時は日本市場に数台の超大型機を納めた外資企業。当時は日本法人社長とは親しかったが、撤退した。その後、新たな担当者が事務所を構えて国内で活動を再開、メールをやり取りした事もある。その後、音沙汰は無いが、最近の噂では『引き合いまで』あるらしい。それも本国工場では無く上海工場製。本社製は高価にしても、上海製ならば…。コルゲータはフレキソと異なり日本製とは大きな価格差があるだけに真偽はいかに?(山)