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有限会社
日刊板紙段ボール新聞社

東京都文京区湯島4-6-11
湯島ハイタウンA-509号
TEL.03-5689-0121
FAX.03-5689-0120
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板紙・段ボール産業の総合紙。
紙器・段ボール企業を中心に機械・資材メーカーなどの動向をはじめ、箱を使うユーザーの動きも網羅。各種統計の分析なども充実。

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日​刊​板​紙​段​ボ​ー​ル​新​聞​社​
 

コラム 段談

   


                


                 過去の『段談』はこちらへ

   
11月7日付
 10月下旬のこと、業界大手の幹部役員は、『今回の段原紙・段ボール同時値上げ、明らかにスタートダッシュに失敗した』とした上で、『一度強い決意で動くと決めたのならば、なぜそれをしないのか、できないのか。一体何を恐れているのだろうか』と語気を強めた。
 さらには、喫緊のコストアップ要因の解消は無論重要ではあるし、製紙、段ボール各社が独自の判断で値上げを決めたのは紛れも無い事実なものの、『一番手の王子ホールディングスが打ち出した「利益重視、そのためには不採算事業からの撤退止むなし」という新たな中期経営計画には大変共鳴した。そしてその考えが今回の値上げの根底にもあると非常に期待していた』と続けた。
 初動の弱さに落胆しながらも、『確固とした交渉を重ねた結果、仮に満額でなければそれはそれで仕方ない。何よりもやることはやるべきだ』と続けて最後に、『段原紙は儲け過ぎ、段ボールもまだまだ大丈夫という話を方々で聞くが、あくまでもそれは業界内の話ではないか。世界と比較した産業各社の利益率、国内製造業比での賃金レベル、板紙、段ボール会社が要する設備コストなどを考慮すれば、値上げするしかない』と力を込めた。
 ここに来て一番手のギアもやっと上がってきた?との話も聞こえてはきた。まだ失敗したというには早すぎるはずだ。 (浮)
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