▼8月27日号のコラムに書いた『昔、冗談で出ていた”機械が先(壊れる)か自分が先(廃業)か”、リーズナブルマシンが出て来なければ冗談では済まなくなるのかも』、意外に反響があった。中小やボックスはもちろんだが、大手企業にしても『グループ企業の設備投資にはお金を掛けにくい』らしい。『更新時期になると、悩むよね』と言いながら『迷うほどメーカーも無いか』と電話で社長は話した。
▼西日本のある県で中小段メーカーの新工場が取り沙汰されている。県の総需要量は大きくないが、2社ともに老朽化に伴うものだ。1社はコルゲータも決まったようで、一部新台ユニットを設置するものの中古とのコンビネーションマシンらしい。この県ではもう1社、将来を見据えた計画がありこちらは新台か。『スピードや量を作れるマシンは必要ないんだ』、中小の多くがそう言う。
▼8月末の事だが、親しい中小段メーカーから”怒り”のメールがあった。『ここは安値もあまり出ず安定した地域だったが、あるユーザーに一貫□系段メーカーから安値で突っ込まれた』、『値上げしていますは、カモフラージュなのか全く信用ならない』である。それでなくても値上げ当初から『遅い』、『していない』と言われ続けた□系。この時期に中小の仕事にまで手を出すとは…。ますます信用を無くすのは間違いない。 (山)