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有限会社
日刊板紙段ボール新聞社

東京都文京区湯島4-6-11
湯島ハイタウンA-509号
TEL.03-5689-0121
FAX.03-5689-0120
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板紙・段ボール産業の総合紙。
紙器・段ボール企業を中心に機械・資材メーカーなどの動向をはじめ、箱を使うユーザーの動きも網羅。各種統計の分析なども充実。

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日​刊​板​紙​段​ボ​ー​ル​新​聞​社​
 

過去のブログ

 

過去の記者ブログ

過去の記者ブログ
 
2月27日付
2015-03-03
▼『良かったですね』、または笑いながら『無くしたんだって』。最近、こんな声を数人から掛けられました。このブログで、正月に子供達と酒を飲み酔って貴重品の入ったポーチを忘れた、と書いた事に対して突っ込まれた訳です。記者メモで三線を書いても色々と言われます。そんな時にはまず『読んで頂きありがとうございます』と返します。ブログでもコラムでも書き手側としては、反応あることが一番嬉しい。『それは違う』でも『本当はこうでしょ』等お叱りでも何でもいいですから、取材時に顔を合わせた記者に伝えてください。励みになります。(Y)
▼バレンタインデーのチョコを亡くなった父にあげている。いつもデパートでいいなと思うものを買っていたが、混雑した売り場に閉口し、たまにはいいかとお菓子の激安店で購入した。袋から取り出しそのまま板チョコを母に渡すと苦笑したので、やっぱりそれじゃダメなのかとデパートで買いなおした。小鳥のイラストが愛らしい、中身よりもパッケージ重視で選んだ。貰う方としてはやっぱりプレゼントっぽい方がいいもんね。演出は大事だ。(A)
▼コンビニのレジでのやり取り。ポイントカードのキャンペーンをやっているらしく、いつ行っても誰であっても「ナ○コ、すぐできますよ!いかがですか」と満面の笑顔で言われるのだが、記者は今カードを紛失しているので、「なくしてしまったんですよ」と答えた所、みんながみんな、急に黙ってそれまでの話がなかったかのごとく、会計作業に戻ってしまう。?会話マニュアル?に紛失マニュアルまではインストールしていなかったみたいだ。年配の方が相手だと更におもしろい。「温かいものと冷たいもの袋分けますか?」との問いに老婦人は、なぜ分ける必要がないかを話出したら、明らかに戸惑っている。でもそれが会話なんだと思うけど。(U)
▼子どもの保育園が決まった。予定よりも1日遅れの通知で焦らされたが、希望通り近所の認可だから喜びも一入だった。昨年の秋から、引っ越す以前にも関わらず説明会や見学会、申請などに奔走してくれた嫁には改めて感謝である。肩の荷が下り安堵した反面、4月からの仕事復帰には多少の不安もあるようで、仕事と育児、送迎などと両立できるのか気が引き締まる思いだという。知人からは「子どもが入園したら、風邪などをもらってきてきっと家族全員にうつるから、体調管理は一層大切」と聞いているので、記者も気を引き締めよう。(S)
▼北陸地方のボックスメーカー社長に聞き、各種報道も見る限り、北陸新幹線が3月の開業を控え大きく盛り上がっている。自分は大学で上京するまで富山に住んでいた。子供の頃から色々な場所で「富山に新幹線を!」という地元自治体の看板が立っており、何年も更新されず風雪に晒されくたびれたそれを見るたびに「こんな田舎に新幹線が来るわけ…」と小学生が冷ややかな目で見ていた。だが、本当に開通してしまったことに、今更ながら驚くばかり。30年ほど前、東京にいた祖父母に会うには寝台急行で8時間、特急で名古屋に行き新幹線で計6時間。それが北陸新幹線なら東京・富山間はわずか2時間なのだから、世の中どうなるか本当に分らない。開業からしばらくは混むだろうから、落ち着いた頃に一度乗ってみたいもの。(M)
 
2月17日付
2015-02-23
▼日本語と英語が堪能でドイツの段ボール関連製品メーカーに乞われて仕事をしていたドイツ人○さん。年齢は一回り上だけど妙に気が合い仕事以外でも親しくしている。本来は歴史家で昭和天皇に関する書籍を出版した事もある。その出版記念パーティーには段ボールの仕事関係からは記者ひとりだけ出席したが、テレビで観る顔ぶれが何人もいた。今は仕事から一切手を引き、自分の趣味である日本史を調べており、今回の来日目的も宮内庁での資料探しだ。先日、小紙に顔を見せたが博学ぶりは相変わらず。「夜に食事でも行きましょう」と誘えば「おでんが嫌い」「鰻もダメ」と言う。母国ではポルシェを乗り回す、面白いドイツ人である。(Y)
▼悩んだがスロージョギングの講座をまた3カ月受講することにした。前回の終わり頃すでに更新する人もいて、「また同じこと習うのもなあ」「ひとりでもできるし」とギリギリまで迷っていたが、でもほぼ同年輩であろうおばさんたちと室内外を走るのは、訳もなく楽しく名残惜しい気もしていた。よく話していた同じ更新組のおばさんは今回の自己紹介で還暦であると年齢を明かした。おまけに私の名前まで初めて口にしたから驚いた。私なんて先生が毎回出席を取る時、必死に覚えてもすぐ忘れてしまう。一緒に帰るとき、思い出せず聞くと「○○だよ!」と明るくどつかれた。彼女はほかにも3人の名前をあげたが、こっちは顔しか思い浮かばない。今回は更新した人の名前を覚えて忘れずに口にしなくちゃ。(A)
▼未年なのでジンギスカン屋に行った。ログハウスみたいな店舗は、月極モータープール内にあった。平日の夜だからか、客は他にいない。が、羊も来ない。店員のお姉さんは手持ち無沙汰な様子で突っ立っているが、野性的なオッサン店長の気配が消えた。「肉屋に買いにいったな」なんて笑っていたら40分経過、「高尾山まで狩りに出かけているならまた来ます」と言おうとしたら、「ああっ注文されていたんですか」と。おい!と思ったが改めて注文すると途端にオッサンの野性の気配。1分後に登場した羊は、柔らかく臭みもなく美味かった(U)
▼元旦に父親が倒れたことは書いたが、その後日談。転倒時、トイレのタオル掛けでパックリ額を割ったが、「ほとんど出血しなかったのは不思議」と話すと、母が祖母の遺影を持って来て「以前なかった傷がある」と言う。影にも見えるが、確かに同じ場所。そういえば現場に白い陶器の破片が落ちていて、衝撃で便器が欠けたと誰もが思っていたが、破損は一切無い。「身代わりになってくれたのかも、骨壺が」・・・本当に不思議。(S)
▼最近、カップ焼きそばやハンバーガーなど異物混入が話題だが、消費者が即座にネット投稿する「軽さ」に驚く。自分もこれまで、糸入り豚カツ定食、未発酵ヨーグルトなどに遭遇し、穏便にクレームを入れてきたが、話がこじれたことは一度もなく、中には対応が見事だったため、リピーターになってしまった企業も。不用意な投稿は法的に不利になったり、世間に響けばプライバシーも暴かれかねないのだから、企業に報告し、対応に不満を感じ訴訟を起こしてからでも遅くない。投稿には一瞬の爽快感があるのだろうが、引き換えに失うものも多いと思う。(M)
 
2月7日付
2015-02-13
▼今年も各地で新年会が開かれた。年末年始の連休ボケから仕事モードに一瞬で切り替わるのが新年会だ。今までに何度となく聞いてきた業界関係首脳の挨拶、昔は取材する事で精いっぱいだったが、最近は話す内容の横・裏まで考える余裕も出来た。この人いい事言うな、と思う事が多々ある反面、通り一遍のあいさつで中身ゼロの場合も。当然、良い話は書き方にも力が入り、どうでもいい話はほとんどカットになる。今年はどこの新年会でも製品価格復元への意気込みなど聞かれたが、掛け声だけで終わらせないようにしなければ。(Y)
▼姪っ子が巫女さんのアルバイトを始めたのをきっかけに御朱印巡りにはまった。つねに持ち歩いていれば散歩の途中や旅行ついでに書いてもらえる。昨年あたりから流行っているらしいが、書く人それぞれに味があるし、対応の仕方も違いそれもまた楽しい。だが筆書きではなくまさかの全スタンプ、日付部分だけ筆を入れられた時はびっくりしたと同時に残念だった。第1頁目にはたまたま順番で姪っ子が書いてくれたもの。接客含めて気持ち良く働く姿を見られて叔母さんは感動した。(A)
▼もう通販サイトなしには生きていけないと言えば言い過ぎだろうか。書籍、CD、DVDはもちろん、下着に上着にエトセトラ。買い物に行くのは嫌いではないが、買うものが決まっているなら、迷わず○○○○だ。製品によっては店舗より大幅な値引き、そして何よりその配達の早さ!前夜注文したものが、翌日の昼に届くのに慣れてしまうと、もう参りましたとしか言いようがない。なのに最近文句ばかりが口をつく。段ボールケースのあまりに安い購入価格や商品配送コスト、加えて流通センターでの段ボール補充は連絡すらせずに、段ボールメーカーが判断して持ってくるのが当然とのスタンスなんだとか。なんてひどいエンドユーザー!でもそのヘビーユーザーの自分。ああ〜!!(U)
▼深夜番組「タモリ倶楽部」で、合板最新コレクション2015が行われた。会場は老舗、佐久間木材。実は昨年ロケがあると営業スタッフの方から聞いていて、見学させていただきたいと思っていたが、引越しの時期と重なり断念。待ちに待ったオンエアーだった。内容は、プロレスラーの真壁選手が場外乱闘で破壊する長机に適した素材を探すため、様々な合板が登場した。シナは抜型でよく使用され、TVで見る機会の少ない製品に興奮。社長の説明も上手でとても勉強になった。嫁から見ればかなりマニアックだったが、出演者の浅草キッドが盛り上げ、終始笑いながら楽しく拝見した。今更ながらその場に居られなかったことが悔やまれる。(S)
▼年末年始に家族と台湾へ。台北101という高層ビルで行われる、新年の大花火を見るために、生まれて初めて閑散期の2倍近い繁忙期料金で旅費を払う。日本では消防法でまず不可能であろう、ビルから周囲へ向け大量に発射される花火に大興奮。世の中の流れが変わったり、自身が老いたり健康を損ねたりすれば、見られなくなったり、食べられなくなるものはあるわけで、大花火だって法改正でもされれば、いつ無くなってもおかしくない。その考えのもと、予算面で無理をして行ったわけだが、費用に見合った感動を味わえて良かった。死ぬ時に後悔のないよう、今年も色々体験したいもの。(M)
 
1月27日付
2015-02-03
▼お正月、子供達と酒を飲み良い気持ちで電車を待っていた。ベンチに座る事は滅多にないのに、この時は腰掛けスマホをチェックした。左手に子供のお土産をふたつ、右側には財布と免許やクレジットカードを入れた小さなバッグを置いた。返信するのに気を取られつつ、来た電車に飛び乗ったはいいが一つ先の下車駅でバッグが無い事に気が付いた。慌てて戻り駅員さんに聞いたが、『届けられていません』。正月明け出張のチケットまで入っている。最悪だ。ひどく落ち込みながらも交番に紛失届を出した。一睡もできず、翌朝、新たに切符を買おうと出かけ、ついでに交番に立ち寄ったら、なんとバッグが届けられていた。しかも『持ち主に返ればいいから』と拾った人から申し出があったそうで、お礼も伝えられなかった。周りからは飲み過ぎだと嫌味を言われたが、感謝の気持ちでいっぱいの年明け。記者の今年は、激しく動きそう。(Y)
▼地元の神社で初詣、お札と一緒に今年はスポンサーである母親がいるので招き猫付きのおみくじを買ってもらう。お値段高めだからか、開くとなんと大吉。良い事しか書いていない。これは今年一年の支えとして気持ちが沈んだら眺めることにしようっと。皆さまにとって良い一年でありますように。(A)
▼暴力に訴えることが正当化されないことは言うまでもないが、言葉を含む表現が人にどのような影響を与えるか、誰しも自ら経験していることだと思うので大小関わらず、自明なことである気がするが…。文章能力と言ってしまえば、それまでだが、話した内容を文字に起す時、その場にいるからこそ分かる空気感が伝わればと思うことがある。文字にすればきつくなる表現もその場の人にはユーモアと感じる場合、笑い話だと思ったら、非常に強い意見が内包されている場合などなど。普段の取材はもちろんだが、多くのイベントが集中するこの時期だけに、ふと考えてしまった。(U)
▼人気番組「秘密のケンミンショー」、この間のスペシャルは静岡VS山梨の富士山対決や、富山VS福井の北陸NO.2争いなど白熱して面白かった。埼玉VS千葉の関東NO.3争奪戦も定番だが、新年早々遊びに来た友人はまさに、そのどちらで家を買うか悩んでいた。我が家は朝霞、彼の両親も東武東上線で、大学も沿線だったが、対する奥さんの実家が千葉。両者とも土俵中央でがっぷり四つ状態、持久戦の様相も呈している。ならば、いずれのエリアもぐるっとカバーする武蔵野線が通る朝霞台(北朝霞)に妥協案を見出したいものの決定打には至らず。もし隣駅に来てくれたら毎週でも一杯やれそうだが、むしろそれを警戒されているのかも。(S)
▼今号で、「日本人は住生活を楽しんでいない」という記事を書いたが、自分も子供の頃から思っていた。友人知人に自宅について聞くと、「狭いから」「ボロいから」など否定的な言葉ばかり。謙遜もあるのだろうが、大人になった今でも自宅に満足と答える人を見たことがない。お金など様々な問題があるのはわかるが、人生の半分近くを過ごす場所なのに、「家は我慢するもの」という固定観念があるような。少子高齢化で空き家や空室は増え「ゼロゼロ物件」も増加、長年借りているなら家賃減額交渉も手、ローンを組むなら超低金利に減税の追い風。かつてない消費者優位の住宅市場で、選択肢は格段に増えている。身の丈に合わない物件は駄目だが、日本人はもっと自宅に対し、貪欲になっていいのでは。(M)
 
1月17日付
2015-01-21
▼元日は母親の家に弟家族と全員が揃って集まるのが我が家唯一の恒例行事。昨年からは孫の栞も顔を出し、すっかりアイドルだ。こうやって全員が集まりだして20年ほどになる。お節料理をつまみにビールに焼酎、日本酒、12時前から始まり7時ごろまで飲んでいる。酒が無くなれば近くのコンビニまで買いに行かせていた。狭いアパートを駆け回り、泣き叫んでいた子供達は中学、高校、大学、社会人とそれぞれ成長し、飲む相手もだんだん増えた。代って風邪ひとつひかずに元気だった母親は、老いが著しい。あと何年続けられるか…。そんな自分も酒量は落ち、首なども皺しわだ。(Y)
▼不忍池の定位置にいるデブ猫(梅沢富美男似の色っぽい猫)はいつもそこにいるだけで安心して、実際に触れたことはなかった。が、今日は取り巻きがいないのでついそばに屈んで、デブちゃんと呼ぶと「にゃーん」と花壇から降りてすり寄って来た。餌は持ってないんだよ、と大きな背中をポンポンしても全く嫌がらない。通りかかったサラリーマンが、お、すり寄ってるね〜と言いながら微笑んでいる。デブちゃんよ、今年も1年がんばろう。(A)
▼衆議院議員選挙が終了した。泡沫候補の公約と得票数をチェックするのが趣味だが、今回は「支持政党なし党」と「大量虐殺を主張する候補者」が目に止まった。候補者の方は多く触れたくないが、党の方はなかなかのもの。比例代表に立候補し、投票所の政党リストに「支持政党なし」と表記されたため無党派が大量に投票したらしく、一部野党を得票で上回った。悪ふざけという声もあるが、自腹を切りルールを守った上でこれだけの票を集めたアイデアや行動力、それ自体は評価したい。次回からは党名など何らかの規制がされたり、有権者も学習して簡単に票は入れないだろうが、今年42歳になるのに「その手があったか!」と思えるのは大変に面白いもの。次回選挙も要チェックだ。(M)
▼細長く伸びた台形が特長的な高松市の屋島。源平合戦の那須与一でも有名な所だが、その麓にある四国村がお勧め。江戸から明治時代の民家や商家を、綺麗な状態のまま移築しており、当時の生活の様子がありありと窺える。山道に沿って順路を辿って行く1時間あまりのコースなので、良い運動にもなる。入り口付近にある、老舗讃岐うどん屋もデカイ民家づくりで味もなかなかいける。この休みに行った折には正月ともあって、園内の広場で甘酒が振舞われ、書初めもできた。同行のものに促されてではあるし、字のバランスがかなり悪かったが、「板紙段ボール」と書した半紙が貼られたことには結構満足している。(U)
▼正月早々ヒヤッとした。家族が集い団欒している中、父が倒れた。意識のない人間を運ぶのがこんなに重たいとは!少し経って意識が戻り、本人は「大丈夫、大丈夫」と繰り返すが説得力ゼロ。救急車で直ちに搬送された。隊員さんは「病院も休みのため、受け入れは厳しいかも」と言っていたが、昨春に健診で引っ掛かり通院歴のあった病院で意外にあっさり診てもらえた。待合室にはインフルエンザなどで患者が大挙していたのに。直ぐにCTスキャンなど精密検査を受け「異常なし」で一安心だが、ならばなぜ倒れたのかと一抹の不安も残る。年齢と言ってしまえばそれまでなのかも知れないが・・・。色々と今年の教訓となる。(S)
 
1月7日付
2015-01-06
▼「もう少しゆっくり持って来てよ」、思わず店員さんに声をかけた。4人掛けの広めのテーブルは、次々に持ってくる料理でいっぱいだった。普段は入る事のない小洒落たお店、ウエイターのヘアースタイルはとんがっている。ここは上野に開店したオイスター料理専門店。「牡蠣とワインが好き」だと言う若者2人とコースで食事をしていた時のことだ。前菜や生までは良かったが、冷たくなった焼き牡蠣は小さく萎み、カキフライも冷めれば油がきつい。いくらお店をきれいにして気取っていても、肝心の料理がこれでは…、しかも隣はヘビースモーカー、2度と行く気はしない。2軒目に入ったのは隣の一杯飲み屋、おねえさんは中国人だが愛想よく、こちらの鶏天、豚天の方がずっと美味しかった。(Y)
▼工事現場などで働く肉体労働の人達が電車通勤するのが増えて来たな、と感じたのは何年前からだったろうか。今までだと、もろ<ガテン系>の人、高校へ進学しなかったか中退しちゃった風な若者を見かけたが、この頃は最近までひょっとして野外で生活していたか、しばらく社会に出ていなかったのでは、と思わせる人たちも混じっている。先日隣の座席に乗り合わせた人は、私と歳は変わらないように見えたがかなり老けこんでいた。相当疲れているのかもしれない。熟睡中の重い身体に寄りかかられて、ささやかな抵抗を試みたがびくともしない。彼は何事もなかったかのように下車して行った。(A)
▼レトルト食品のパッケージを本のように縦に並べる陳列方式が流行っている。その意外性、整然とした美しい並び姿が受け入れられている理由か。当然、商品の認識し易さという点では従来から劣るし、これがスタンダードにはならないだろうが、同一商品が何十種類と正面を向いて「お願いだから買ってくれ!」と迫ってくる巨大な売り場に少々食傷気味な場合、消費者としてむしろ?選んでいる感?があるのかもしれない。いずれにしても様々な問題や変化があっても食品がなくなることはないし、パッケージもそれと共にある。根本が揺るがない強さを武器にできれば良いのに。(U)
▼炭水化物抜きダイエット。友人がこれに成功し1年を待たずして見違えるようにスリムに減量した。小説「翔ぶが如く」でも維新後に肥満に悩んでいた西郷が外国人医師から「米はアブラです。雑穀を食べることを勧めます。肉は鶏肉を」と言われており、そんな昔からの定説かと驚いた。でも、日本人の主食である米を断つなんて、分かっていても実行できず。まず量を減らすべきだが、つい「あと一口」。摂ったカロリーは運動で消費すれば良いと考えていても、走ろうとすれば雨、育児に忙殺されるなど予定外が蓄積。まずは「おかわり抜き」から、ささやかな今年の目標です。(S)
▼前号に続き、訪問営業で先物を始めさせられた、友人の両親の話。このままでは回転売買の手数料で破産しかねないので、両親の携帯を拝借。営業マンに「明日の相場開始と同時に全ポジションを成行き決裁し、証拠金を全額出金せよ」と伝えると、「あなたは何者だ?」と質問返しが来て、普段腰が低い口調しか知らない両親が、その変貌ぶりに驚く。「休日なので注文は受けられない」など抵抗はあったが、夜中11時にかけた営業電話の件(違法)を話すと要求を受け入れる。翌日友人から、決済し出金を待つのみという報告とお礼の電話。先物自体は経済に必要なものなのだが、呆れた営業だった。(M)
 
12月27日付
2014-12-25
▼今年も残すところあと僅か、時間は年齢を重ねるごとにスピードを増して過ぎていく。この一年、ゴーストライターにSTAP細胞、号泣県議と呆気にとられる記者会見が続いた。11月には子供の頃からの大スターであった高倉健、菅原文太が相次いで逝った。日本を代表する男を演じ格好良いまま。政治家とは大違いだ。12月は衆議院議員選挙もある。個人的には元みんなの党・渡辺喜美の今後が気になっている(父親の美智雄氏が好きでした)。昔は期待した小沢一郎は頭の隅にも無くなった。もう引退すれば、と思う。我が段ボール産業、原燃料に固定費上昇をほとんど転嫁できずに終わった。悪く言えば、動きもしないのに、諦めムードまで漂っている。このままで良い訳はない。来年こそ、どうにかしなければ。(Y)
▼お気に入りの卓上カレンダーを1月から順にめくってみる。新しいノートパソコンを10数年ぶりに買い替え、XPとのあまりの違いに驚愕し、去年から心配だった消費増税で問い合わせの電話をいただき、気遣いのなさを自覚。創業時からの付き合いだった発送所を変えることになりバタバタし、段ボール企業名鑑のアンケート回収作業に燃え、11月、無事発刊。1分間も走れなかったジョギングがなんと不忍池を1周できるまでに。家の台所の換気扇掃除も済み、父のお墓もやっと決まりそうで、今年は穏やかに年が越せそうだ。(A)
▼9年ぶりとは年末に大きな朗報。史上初の降格圏からの逆転V、松下電器産業時代から応援しているガンバ大阪の優勝を心から嬉しく思う。一昨年のこの時期、この欄にはJ2降格を嘆く恨み節を綴ったはずだ。悪いことの後には良いことが来るもの!逆もまた然りだなんて、ネガティブ癖を発揮しても仕方がない。反省しつつ、嬉しいことは多いに喜び、楽しんでいければ良い。9年前、記憶はあいまいだが、その年自分に起きた出来事を考えると、同じ優勝でも素直に喜ぶ気持ちにはなれなかった。それから9年、素直に喜べる今年はそれだけで嬉しい。来年も良い年でありますように。(U)
▼ただでさえ忙しい年末だが、引越しと重なった。梱包前の準備として、不要な本・雑誌を仕分けする。いつものことだが作業そっちのけで読みふけってしまい、思うように進まない。つい手が伸びた「火の鳥」は、圧倒的な世界観に引き込まれ、一度火が付くと止められない。長編だから、作業に戻るのが大変だった。ノアの方舟の如く、新居に持って行くか否かの苦渋の選択。決断に迷い、片っ端から次々に読み漁る。不要な分は、古本屋に売り飛ばすが、某チェーン店の出張買い取りは現在、初回限定で1000円もらえるキャンペーン中。ただし条件が30冊以上売ること。嫌なプレッシャーだ。(S)
▼家族の友人宅へ行った話の続き。そこで「絶滅危惧種」的な営業手法を見る。友人の両親を交え談笑中、「最近困ってて」と両親から出されたのが先物の取引履歴。聞くと、先月営業マンが菓子折り持参で訪問し、先物が分からないのに言われるまま100万円を入金。手数料目当てで異常な回数の売買がなされ、解約は「今は耐え時です」など電話で引き止められ、更に両建てまでも。談笑中たまたま投資絡みの話になり「Mさんは分かるんですか?」と聞かれた次第。知ってしまった以上無視もできない。この続きは次号で。(M)
 
12月17日付
2014-12-15
▼マンションの不具合があり管理会社に修理を依頼した。朝8時に掛けた電話では『ご迷惑をお掛けしまして申し訳ありません、直ぐに修繕部門から連絡させます』とバカ丁寧な返事を頂いた。10時にその修繕部門から『○○修理会社から連絡が入ります』と電話があった。『今日、直してもらえますか』と尋ねれば『修理会社に聞いて欲しい』と言う。午後になってスマホに美濃加茂から着信があり出れば、修理会社の女性だった。『作業員から日時の連絡をさせます』と言うので、『朝から何度も連絡だけもらっている』と言えば、『こちらは本社なので。なるべく早く連絡させます』。組版ソフトを入れたデスクトップの修理を依頼すれば、殆どプッシュ回線だった。途中で嫌になり切ってしまおうかと思ったほどだ。最近の流れには、付いて行けそうにない。(Y)
▼銀行のロビーに置いてある週刊誌をめくっていると、なんと演歌歌手のSさんと私は同じ年生まれだった。なんて大人っぽいの!彼女は和服にお決まりのアップではなくボーイッシュなショートカットでおしゃれだ。それがまたよく似合う。迫力ある歌声がいい。年齢は想像つかなかったけれど、まさか同い年だなんて。以前旅行した温泉旅館には健康的でかわいい仲居さんがいて、話し掛けるとなんと今年の春に高校を卒業したばかりと言う…。いれば自分の子どもほどの人に向かって「えー、大人っぽーい」を連発してしまった。十分若いのだがあまりにも落ち着きすぎていて25、6にしか見えない。スポーツに打ち込みバイト経験はないと言う。私も内面が成長した人になりたい。(A)
▼11月末の大手広域エンドユーザーの話。製紙サイドは来ることは来るが、「他の広域は」「○円の根拠は」と問えば「また来ます」の繰り返しが続いている。指定・支給ではなく、地方の箱買いについても従来ならば、すぐに「原紙が上がったので」と交渉に来る段メーカーが、今回は全く何も言ってこないという。総じて(値上げの動きが)よく分からないと言っていたが…。実際は段ボール業界の現状を非常に良く分かっているはず。少し厳し過ぎやしないかと思った。(U)
▼年内最終日の道場では、稽古後に納会が行われる。恒例の一発芸、昨年は少年部も含め全員が気合いを入れ過ぎたため予想以上に時間がかかり、終演が深夜近くにまでなってしまった。その反省(時短)を踏まえ、今年は一般部全員参加の出し物。プランは夏頃からあったが、1カ月を切ってからようやく内容を詰めはじめる始末。流行語などを随所に盛込んだ内容で、全員が仮装し、劇中には子ども達に人気の漫画「妖怪ウォッチ」の踊りを披露、記者は伴奏を弾く。道場はじまって以来の挑戦は、妖怪よりもよっぽど怖い。(S)
▼自動運転技術のニュースを最近よく聞く。自動の普及で事故減少や、ドライバーの負担軽減など実現するものだが、「運転していないと車酔いする」自分としては、全て自動に置き換わるのは大変困る。とはいえ自動車の発明理由は、人間や荷物を迅速かつ安全に運ぶこと。死亡事故が減るなら、乗り物酔いや運転の楽しみなど、切り捨てられても仕方ないだろう。先日、家族をレンタカーに乗せ栃木へ行った際に、あとどれだけ自らの運転で行けるか、将来を想像してしまい少々寂しくなった。(M)
 
12月7日付
2014-12-09
▼アメ横と中央通りの間にある上野中通り商店街『上中(通称・うえちゅん)』。御徒町駅から上野駅近くまで続き、40年前にはディスコまで存在した。年々入れ替わっているが、それでも数年前までこの辺りを代表する鰻屋やトンテキが営業していた。ここによく通った鳥料理屋さんもあった。あった、と過去形なのは数か月前にお店を畳んだから。年配の女将さんと親しく、呑兵衛には嬉しい正1合。行けば景気から上野の噂話に花が咲いただけに寂しい気持ちでいっぱいだ。『上中』では鳥屋さんが老舗の最後で、古いお店は一軒もない。増えたのは、たこ焼きやケバブなど新たなファストフード。もうこの通りで一杯飲めなくなった。(Y)
▼スロージョギングを習い始めて2回目。プログラムによると今日もまだ室内、それも体力測定だ。先生はガムテープをちぎって床に貼りつけている。さあ音楽スタート、の段階でCDを忘れたらしく「じゃあ次回予定の外へ走りに行きましょう!」。若い先生と生徒であるおばさんたち10人弱で買い物客に入り混じりデパートのエレベータを降りた通路からスタートした。みなとみらいと工業地帯の夜景は美しく、気分は上々。しゃべりながら走るのがこんなにラクで楽しいなんて。静かな夜の海で折り返し、40分間完走した。(A)
▼銀杏を楽しんだ。母の実家に植わっている木から採ったものが大量に送られてきたので、食べてくれる人にもお裾分け、それでもまだまだ残っている。茶封筒に10粒ほど入れてレンジで500W・1分、ポップコーンのような爆発音が鳴れば綺麗に殻が割れて、透き通ったグリーンが覘いている。塩をふらなくとも味は濃厚でそのままいけるし、その弾力で食感も楽しめる。炒め物でも和え物でも煮浸しでも―、色々食べたが、何に入れても甘みと苦みがアクセントになる。今は焼鳥屋で年中食べられるし、実際ついつい頼むのだが、季節を感じる食べ方がやっぱり一番。(U)
▼朝起きると嫁がいつになく不機嫌。「イビキがうるさい」と。せっかく寝かしつけた子どもが起きそうになるのが我慢ならないらしい。お酒を飲んだり疲れた日は酷いというが、まったく自覚がない。ネットで対策グッズを見ると思っていた以上に充実、国内外を問わず悩んでいる人が多いと知った。まず、鼻に貼って鼻孔を広げるテープを購入。ただ、使い捨てでコストがかかることと、粘着力が強く装着し続けていると痒くなり、気になって眠れないことから断念。最終的に落ち着いたのは、シリコン素材の拡張器を直接鼻の穴に入れるもの。はじめはすぐに痛くなったが、今では奥まで入れすぎないように調整するなど、自然と慣れてきた。毎回洗う手間はかかるけど、一応効果はあるようなので。(S)
▼前号に続き、格闘技ジムの先生が結婚した話。結婚式は控え目に行なうため、お披露目的な立食パーティーをANAホテルで開催。えてして格闘技をやる人間は、若くて大量に食べる人間が多い。身体作りも考え肉や魚など、タンパク質中心メニュー。他の立食ならタンパク質系は全体の5割程度だろうが、8割近くまで比率を引き上げ、分量も人数に対し1・5倍程度を用意し、先生いわく「万全の態勢」のはずが、参加者の多数を占めるジム会員の食欲は予想以上で、料理の99・9%は完食。食べ足りず居酒屋に2次会をしに行った者も。立食パーティーの料理がほぼ無くなる光景は、初めて見た。(M)
 
11月27日付
2014-12-01
▼関越自動車道・花園ICから一般道を秩父方面へ進み、長野・群馬・埼玉・山梨4県の県境近くに『上野スカイブリッジ』がある。名前の通り橋だが、山と山をまたぐ全長225?の大きな吊り橋で、道幅1?、谷底までの深さは90?もある。高所恐怖症気味なところがあり、クラクラする眺めを期待して橋の中央から思い切って下を覗いたが、きれいに色付いた木々を真上から見たからなのか、お尻がムズムズする事は無かった。『空中散歩しているかのよう』と宣伝にはあるが、立派で頑丈な橋。多少は揺れるものの、観光バスで来ていたお年寄りも「大した事ない」と話していた。小さな吊り橋の方がずっと怖い。(Y)
▼念願のスープジャーを買った。おかずは作らなくてもプラスおにぎりで大丈夫、温かくて身体が温まる、などレシピ本の紹介文句につられた。飽きっぽい性格だから悩んだが、しばらく騙されてみたい。スープジャーデビューの日、心配になって会社に着くなり一口食べると、なんだか生ぬるい。それでも味は市販の濃い味とは違うからおいしい。山登りの昼ご飯のような、ママレンジとか、おままごとの世界みたいだ。身体は温まらないので、習い始めたスロージョギングで不忍池を1周する。今日は初めて完走できた。(A)
▼日本最古の洋式牧場「神津牧場」。群馬県下仁田の高地にある。曲がりくねった細道を登りきった所に広がる牧草地は落葉の季節でも緑が映える。ジャージー牛が暮らす場内は無料で、どこでも入っていける。誕生直後の幼児も、円状の餌場で無心に草を食む子供も間近で見放題。禁止区域がないと、こちらもおっかなびっくりな気持ちが減り、ずんずん近づいていけるから不思議だ。一日一度の牧草地から牛舎への行進は圧巻で、進路に立っていても事を荒立てることなく涼しげな視線を少しよこして冷静に避けていく。素朴だけどすごく気持ちが良い牧場だ。食堂のジャージー牛ハンバーグも絶品!(U)
▼マイホームは人生最大の買い物。中古マンションだが、初めての経験ばかり。ただでさえ慌ただしい年末なのに、間近に引っ越しを控え余計に動いている。住宅仲介業者には相談の段階から何度も通い、本契約時には重要事項の説明に3時間半、漏らさず聞こうと集中し続け疲労困憊。「いよいよ」というプレッシャーが圧し掛かった。銀行に対しては、ローン審査の申請に必要な書類を集めたり、変動か固定か金利の選択、住宅ローン減税は…など情報収集で目が回る。さらに現住居の管理会社をはじめ、公共料金やプロバイダーへの連絡、何より引っ越し会社を探し、風邪を引く暇もない。その分、正月はゆっくり笑って過ごしたいもの。(S)
▼自分が通うジムの先生が結婚。「新居をどうするか?」という話題になり「投資用不動産は?」とアドバイス。「住めるんですか?」と聞かれたが、もちろん住めるしローンも組める。投資用で検索すると首都圏でワンルーム200万、空き家土地込み500万など、住宅情報誌に無い物件がゴロゴロ。更には賃貸併用住宅に住みながら入居者を募り、家賃を取りローンに充てる裏技も。「選択肢は広がります」という趣旨で勧めると関心を持った様子。自分が家を買ったのは11年前で、当時の情報源ははぼ情報誌や折込チラシ。今から考えると、かなり狭い範囲で選んでいた気が。(M)
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