板紙・段ボールから印刷紙器までを網羅した専門新聞社です

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有限会社
日刊板紙段ボール新聞社

東京都文京区湯島4-6-11
湯島ハイタウンA-509号
TEL.03-5689-0121
FAX.03-5689-0120
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板紙・段ボール産業の総合紙。
紙器・段ボール企業を中心に機械・資材メーカーなどの動向をはじめ、箱を使うユーザーの動きも網羅。各種統計の分析なども充実。

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日​刊​板​紙​段​ボ​ー​ル​新​聞​社​
 

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11月17日付
2014-11-20
▼少し前になるが、『目から血が出るなんて怖いですよね』と若い板前が話し掛けてきた。上野公園でデングウイルスに感染か、と報道された頃の事だ。『ホラー映画の世界みたい』と笑って酒を飲んでいたが、最近はその脅威をはるかに上回るエボラ出血熱である。テレビに決まって映るウイルスの拡大写真は見るからに悪そうな奴だ。先日は、西アフリカに2か月間滞在し羽田に降りた外国人ジャーナリストが感染疑い、その後も同じような事例がいくつもつづいている。幸いにも感染しておらずひと安心だけど…。病院や医療関係者の話では、万全な体制らしいが、あの福島原発も5重の安全対策だったはず。うちの老いた母親だって、『いつか入ってくる』と本気で思っている。(Y)
▼眼科へ20年近く通っている。美人で気さく、何でもこなす受付の女性はたぶん通いだした頃からいたはずだ。目薬だけ下さいと頼むと久しぶりなので検査を勧められた。会計の時、長いこと通っている人はしばらく見かけないと心配で、と話し掛けられた。全然変わらないわね〜と思いも寄らないひとことに慌て、私○○歳だけど、同じくらい?と聞くと、1年早い生まれ年を口にしたので、学年一緒?と畳み掛けると、カルテをぱっと見て同じ!と言われた。それからはほんとの同級生との会話ともちょっと違う、同志的な労わりあい褒めあいの展開に。アラフィフはアラフォーよりももっと楽しい世界だ。(A)
▼段ボール製パレットに関して立て続けに取材した。既報のもの、掲載予定のものとあるが、関係者の意見として共通するのは、「もっと伸びる可能性は十分にある」ということ。レンタルパレットを含めると一番多いのがプラスチック製、次いで木製になるのか?統計を参考にすれば、それら上位を一朝一夕で上回ることはないかもしれないが、紙製が一桁台前半の割合とはあまりにも少な過ぎる。環境性、コストなどなど、他素材との比較で勝っている点は多い上、段ボール業界からみれば、高付加価値な商品。ただ、既存物流体制から変更すること自体への億劫さがユーザーにはある。意外とこれが強固で厄介なのだろうが、突破できれば大きな市場になるはずだ。(U)
▼先日、家族から誕生日プレゼントで、「エスメラルダ・ゲイシャ」をもらう。パナマ産で最高級のコーヒー豆、200g3880円の超稀少種。20年ほど前に読んだ漫画に出てきた銘柄で、どれほど美味いのかと気になっていたものの、家計に余裕が無く飲む機会がなかった。今回初めて飲んだが、フルーティーさが際立ち、紅茶とコーヒーの中間のような独特の味わい。だが正直なところ、普段飲んでいる1kg780円の豆より約25倍高価なのに、美味しさはほぼ同等レベル。かなりの高級品なので、買う前に店を調べられる限り調べ買ったのだから、偽物の可能性は小さいと思う。どうやら長年の貧しい味に慣れてしまい、高級品の味が分からなかっただけだろう。家族も同様だったようで、残りはすべて来客が飲んだ。(M)
▼夫婦喧嘩は突如勃発する。毎週木曜は習い事で、帰宅は10時頃。嫁は夕飯を食べずに待っており、真っ直ぐ帰るが、この時は「竜馬がゆく」の次に読む「翔ぶが如く」全10巻を探していた。帰り道にふらっと古本屋に寄ってみると全巻揃っているではないか!長編だから、これまでなかなかお目に掛かれず、ある店では1、3巻だけ他店は8、10巻とバラバラ。ダブったら嫌なので、家に電話し確認したのが迂闊だった。空腹のためか、嫁の怒りが大爆発。本は断念、ケーキを買い、翔ぶように家路を急いだ。(S)
 
11月7日付
2014-11-12
▼母親が難病を患って約20年。当初は不自由なく歩けたが、5年ほど前からほとんど車椅子だ。ありがたい事に高額な薬代は無料、しかし1年に1回、更新手続きをしなければならない。家族が代理でその手続きを行っていたが、今年は難病医療制度が変わり、お知らせの手紙には、診断書の他にも課税証明、年金額、住民票など今まで必要としなかった書類も持参、と書かれている。数か所回り集めて、窓口に出したところ、「この証明書には、付帯する○○がいります」と不備を指摘された。よく読めば矢印の先に小さな文字で書かれているが、重い病気の人達が証明書を取るだけでも大変なのに、何度もやり直しをさせるとは…。(Y)
▼毎年今頃、弊社で発刊する出版物のダイレクトメールを出したあと、その問い合わせの電話が来るのが一番の楽しみ。メール、スマホ全盛時代、会社のベルが鳴ることは少ない。あるとしたら、ひやっとするような内容の電話。たまにいい話がなくもないけれど。色んなタイプの人とのやり取りは楽しく、参考になる。今年は<段ボール企業名鑑2015年版>を発刊しました。発刊後、今度は電話が怖い。どうかお叱りの電話がありませんように。そして、売れますように。近所の神社にお願いして来よう。(A)
▼オリンピック効果か、円安の影響か。洋の東西問わず、以前より東京で外国人観光客を観ることが増えた気がする。東京の風景はどのようにうつっているのだろうか。良く晴れた日曜午前、地下鉄に乗車してきた西洋人男性は乗降口横に立ち、片手で厚手のペーパーブックを読んでいる。そしてもう一方の手は、長ネギを握っている。まっすぐ伸びたなかなか良いネギだ、味噌汁が飲みたい。数分後、慣れた手付きで読みかけの本に挟んだ。栞だったら持ってて当り前か。ホッとした。(U)
▼地元のローカルな空手道大会に参加。記者でも知っている有名スポーツ誌が取材に入ると聞いていたが、実際には同じ会社のキッズ専門の媒体らしい。もちろん主役は少年部で、一般部には一切スポットライト無し。成人男子としては、カメラ担当の女性があまりに人間離れしているというかモデルのような長身、整った顔立ち、まるでサイボーグかCGかと思うくらい隙のない美人でビックリ。メジャーリーグなど海外のスポーツ界では綺麗な女性が取材し、選手から?おいしい?コメントを引き出す風習もあるようだが、主力誌の方でも撮影しているなら同じような理由か…なんて試合前にも関わらず悶々、思わぬところで平常心を鍛錬できた。それでも何とか優勝できました。(S)
▼日中間で企業進出をサポートする中国人担当者の話。仕事柄、国内外の展示会によく行くが、日本の習慣に違和感があるという。海外企業にとって何より「商談」の場。その場で電卓を叩き契約することも多いが、日本では基本的に挨拶やPR重視。決裁権者が不在で、提示する価格は誰にでも公開できる定価しかなく、「後で見積り送ります」といった事後対応しか出来ない企業も。海外から時間と費用をかけてブースまで足を運んだ分の反動は大きく、失望して帰っていく外国人は多数。展示会後に出展企業と話すと「名刺交換したお客様への対応で忙しくて」と言われることが多いが、「終了後に忙しくなっても遅いのでは?」と疑問顔。国によってビジネスには色々な考えや習慣があるが、商機を逃さないという点では、参考にすべき意見だと思う。(M)
 
10月27日付
2014-11-04
▼朝8時前、通勤電車で酎ハイを飲む男性がいる。ドア横の手すりにもたれて外を眺めながらグビグビと缶を傾ける。帰りの車内でハンカチや袋で酒を隠して飲む人は見掛けるが、朝から周りをはばかる事無く堂々とあおるのは珍しい。歳の頃30代半ば、普通のスラックスにボタンダウン、足元の鞄には日経が挟まっていた。夜勤明けといった感じではない。どう見てもこれから出社する雰囲気だ。昨日も会った。近くで見ていたが、手にはいつも通り缶酎ハイが握られていた。それも度数8%、アルコールの臭いもする。終点の上野で降り階段を上って行ったが、どこに勤めているのだろうか。今、一番気になる男性である。(Y)
▼台風19号が去って行った。3連休が終わって火曜の出社が憂うつだったが晴れ晴れとした中、外を歩いているとだんだん気持ちがすっきりしてくる。家のベランダの物干し竿も、以前は大変な思いをして外していたけれど、はまっている部分の角度をいったん垂直にしてまっすぐに下ろし、ポールの高さを下げる動作を竿2本外さないで母とふたり、やっとスムーズにできるようになった。家に帰って元に戻そうと母に言うと「もうやったよ」と平然たる顔つき。前の家では、父が早めに台風に備えて外していた。(A)
▼先日、リニア新幹線実験線の下を通る機会があった。国家の一大プロジェクト。数十年前から完成しないのはコスト面など、現実的課題が大きなウエイトを占めているのだろうが、未だ鉄道輸送の最先端である点は変わらないはず。ただ、その数十年間に人が移動することの意味合いは大きく様変わりした。もちろん誰かに早く会いに行かねばというなら、早い乗り物が生れるに越したことはないが、通信ツールの発達度合いがそれを上回った。実際に会う行為とSNSでは全く意味が異なることは身に沁みて分かっているが、通信ツールが加速度的に発達してきた意味も軽視できない。そう思うと、「もうリニアのスピードでは満足できない」という点で完成前から既に時代遅れになっている気がする。(U)
▼とある小売チェーン店担当者の話。最近人手不足の報道が目立つが、飲食より小売業の方が深刻という。飲食メニューはある程度値上げできるが、商品はメーカー希望価格の関係上大幅な値上げは出来ず、元々低価格を売りに大きくなってきたチェーンで方針転換も難しい。そのため飲食のような大幅な時給アップは出来ずバイトの確保が難しく、高い給料の業界へ移籍する社員も出てきた。更に、東京オリンピック等の影響で商業ビルなど好立地が上昇し、人手不足と新規出店コスト増のダブルパンチ。それで、陳列など人手不足解消に、シェルフレディパッケージ(SRP)があると話したら、かなり乗り気の様子。SRP普及の起爆剤は、もしかすると人手不足なのかもしれない。(M)
▼現在、我が家の最優先事項は保育園探し。嫁が4月から職場復帰を希望していることと、0歳児からでないと特に競争率が高い認可保育園は入園が厳しい(1歳からだとすでに居る0歳児が上がってくるため募集定員が激減)という現状から。申請期限は年末、同時期に引越しを予定、現地での保育園探しは色々と骨が折れる。待機児童解消に向けて現内閣は真摯に取組んでいるようだが、ちょうど移行期間にあたるため未定の事項が多く、せっかく役所を訪ねても満足な回答が得られないことも。認可が増えるらしい…というのがせめてもの救い。(S)
 
10月17日付
2014-10-23
▼地震や豪雨、がけ崩れ、今年に入っても自然の力の凄まじさを見せつけられた。今回は御嶽山の噴火だ。山頂から吹き出す巨大な噴煙、火山灰が塊となって山肌を駆け下りてくる映像はテレビで観るだけでも寒気がする。灰色に染まった山荘、所々屋根が突き抜けている。大きな岩は軽自動車ほどもあり、こんなのがバラバラ落ちてくるのだからひとたまりもない。日頃、安全だと言われている山でもこんな事が起こる。行方不明者の一刻も早い救出を祈っている。それにしても雪害、夏場の長雨、天候不順、火山灰被害、この地域の青果物は一年通して大変だ。(Y)
▼同じドアから電車に乗って、同じ駅で降り、同じ方向へと出勤する20代くらいの作業着姿のお兄さんがいる。彼はそのまま坂を上がって行くが私は上がらないのでその先はどこまで行くのかわからない。反対側の道を歩く姿を発見したときはその偶然に驚いた。先日、久しぶりに同じ時間に乗り合わせるとずいぶん疲れているようす。何年前から見かけているのか忘れたけれど、年月を感じる。(A)
▼全然詳しくないが、スーパーを覘くと天候不順の影響で、野菜も夏頃から品種は季節とともに移り変わりながらも、比較的高値の状態が続いているようだ。そんな状況で食欲の秋本番を迎えつつある今、菌類は良いコストパフォーマンスだという。やはり秋から冬にかけてはうまい菌類をたらふく食べたい。馴染みも少ないのでマツタケに心躍ることはないが、マイタケ、ブナシメジ、シメジにエリンギなどなどなど…。実は菌類もあまり知らないことがばれそうなのでこれ以上はやめておくが、秋の味覚を心行くまで楽しみたい。鍋も良いな。(U)
▼8月の段ボール生産量は前年比4・5%減。飲料メーカー担当者から「冷夏で工場がヒマ」という話を聞いていたので予想はしていたが、塩分系飲料が大ハズレだったのが痛かったという。近年猛暑が続き熱中症が認知され、塩分やミネラルの重要性も理解されてきたため、飲料各社は夏場の稼ぎ頭として塩分系を充実させてきた。コーヒーやお茶など他の飲料は、その味自体を好む消費者がおり、どんな気候でもある程度は売れるもの。だが塩分系は、本来の味を好む消費者が極めて少なく、猛暑でないと美味しくないため、その落ち込み具合は凄かったという。確かに、スポーツドリンクならまだしも、通常の状態でしょっぱい飲料は飲みたくない。逆に喉が渇きそうだ。(M)
 
10月7日付
2014-10-15
▼上野・湯島界隈は15年ほど前から夜の雰囲気がガラリと変わり、昔の風情を残すところも僅かになっている。その貴重な一角のランチ時に『○○産そば粉使用、手打ちそば500円』、こんな看板が出たのは数カ月前。ただしどう見ても蕎麦屋の店構えではなく、窓の無いコンクリートの壁に小さなドアが一枚、店名も横文字だ。周りも小料理屋やバーが立ち並ぶ。気にはなってもその扉を開ける勇気がないまま今日まで来たが、先日そのドアが開いていた。少し離れて店内を覗けば、洒落たカウンターのみのバーみたい。経営者が蕎麦好きなのだろうか、きれいに並べられたボトルを目の前に『限定20食』という蕎麦を食べるのも悪くは無い。誰かが「二毛作は農業だけではない」、と話していたが、この店もそうなのだろう。(Y)
▼「変換能力を高めるため誤変換収集にご協力ください」。パソコンで入力している最中に画面にほわっと出ては消えるこのフレーズ。私の入力下手が、この1月に買い替えたノートパソコンにバレバレのようだ。マイペースで打てている分には問題ないけれど、焦っていると、すぐこのお節介なメッセージが現れては消える。ネットにはつながってないけれど、もし協力したら私の入力下手を直してくれるのだろうか。(A)
▼今号、最終回の「日本語教師Aの現代中国考」。Aには一時帰国の際に話してくれたことを文章にしてほしい。業界と関連はなくとも広い意味で興味を持ってもらえると思うので、と依頼した。どう読んで頂けたかは気になる所だが、連載できて良かった。利き腕が変わったとまでは言わないが、それまでリベラルだと思っていた彼は、帰国後、比較的コンサバになった気がする。無論、最悪の事態を望んではないが、彼の国の現実を目の当たりにして「理想だけで二国間の問題は解決しない」と強く感じたようだ。生徒たちには好かれたようで多くの楽しそうな写真を見せてもらったが、「もう中国には行かない」と。今月からは東京で日本語教師を再開した。(U)
▼先日は、製紙関係者と会食。業界の話は最初だけ、出席者にランナーが多く東京マラソンなど長距離走の話が中心に。記者はせいぜい週一回、減量のため走っているだけだが、一丁前に軽量シューズを履いているだけで話に乗っかって行った。コラム「紙わざへの道」で担当者として登場するT部長は、大井川マラソンに毎年挑む強者で、話を聞いているうちに(お酒も入っていたし)流れで「自分も出場する」と宣言してしまった。T製紙のユニフォームが着たくて、つい…。苦笑されながらも「次は?大井川への道?」という話になったが、果たして…。いずれにしても、皇居ランニングして神田で飲むというプランは大賛成。(S)
▼3回目だが「アパート経営で相続税対策!」の宣伝が最近目立つ話。自分は11年前まで計3棟を渡り歩いたが、大家さんは皆同じ敷地内に住み、ゴミ出しや共用部分の掃除をし家賃は手渡しだった。こういう面倒を引き受けるのが管理会社なのだろうが、それに触れたことが無い元入居者として「大変な仕事」というイメージがあり、「相続税から逃れるために、そこまでやれるのか?」と疑問。過去3棟の内、大学時代から7年住んだアパートの大家さんは、主婦として家庭菜園もこなし、自作の総菜や収穫した果物を貧乏入居者M(家賃27000円)に分けてくれた。相続税目当てだとしても、そういうやる気や思いやりのある人が手がけてほしい。(M)
 
9月27日付
2014-10-03
▼会社でフェイスブックを始めて1カ月ちょっと、操作に迷いながらも更新中。当初はブログやツイッターとの違いもよく分からなかったが、これも続ける事が経験・ノウハウの積み重ね。『板紙・段ボール新聞』は月に3回発行するブランケット版。これら紙媒体とスマホひとつで世界中に情報発信できるネットとの違い(互いの長所や短所)も理解していないが、一番大事なのはそれぞれの職場で働く記者の持つ質含めての情報量と信用である。このところ読売や朝日に代表される一般紙の購読減少が聞かれるが、紙だから一概に減っているのでは無いと思う。ちなみに小紙HPの閲覧数は急増した。(Y)
▼夏はいつも唐突に終わる。猛暑のなか働く、遊ぶと言うだけで満喫した気になる。短期決戦なだけに終わるとなんだが気が抜ける。さわやかな秋風になっていつものテンションに戻ってくる。アイスコーヒーの出番もそろそろ終わって、温かいコーヒーがおいしい季節。歴史を感じる商店街の喫茶店に入ってみると、常連らしいお年寄りがおしゃべりしていて、ご主人がニコニコしながら、何にしましょうか、と聞いてきた。こういう感覚って長いこと忘れていた。(A)
▼ガラスに貼られた不動産情報を見るのが好きだ。必要に迫られてはいないが、少々大げさに言うと、紙に記された間取り図や仕様、住所に最寄り駅などを思い浮かべることで一瞬、今の生活とは違う自分を想像できる点が面白いと思う。少し前にひたすら間取りを載せた本が結構、版を重ねていたように、多くの人が興味を持つことでもあるようだ。当たり前だが、間取り図は所詮平面で、概念でしない。でもだからこそ、想像が豊かになるのかもしれない。事務所1階の大手不動産は最近、物件をあまり貼らなくなった。それだけ好調でまわりが良いのだろうか?地下鉄千代田線・湯島駅の階段を登った所にある地元の不動産屋は、スナックにクラブ、飲み屋一色だ。回転の早い水商売の栄枯盛衰を感じる。(U)
▼気付くと長男がうつ伏せになっていて驚いた。いつも布団をキックし、大きくブリッジしていたが、まさか3カ月で…。首がすわる4カ月以降、5〜8カ月くらいが通常と聞いていたからビックリ。最初まぐれと思っていたが、その後もガンガンひっくり返る。以前このブログで、おむつ替えの際、脚力が強いから蹴りが得意な選手になる…と書いたが、ほぼ決定だろう。ただ、年不相応だからまだ仰向けに戻れないし、首がすわっていないため布団に顔が押し付けられて苦しそう。まさか窒息…ということはないだろうが、果たして夜中だと気付けるかどうか。成長が嬉しい反面、心配事も増える。(S)
▼前号に続き、「アパート経営で相続税対策!」の宣伝が最近目立つ話。人口減少下での将来性、一度建てたら払い続ける補修等の維持費用、入居者がいれば極めて難しくなる撤退など、事業としての継続義務や負債まで相続するリスクが。不動産関係者に聞くと「最近のアパート経営は、業界にとって設立の工事費だけでなく、維持管理から撤退時の取り壊しまで、最後までお金が取れる美味しいビジネス。アパートが成功するかはどうでもいいんです。将来、業界に乗せられて負債を抱え、相続に失敗した大家さんが溢れて、大問題になりますよ」とのこと。相続ビジネスはやはりバブルだと思う。(M)
 
9月17日付
2014-09-24
▼8月前半、ボックスメーカーの取材が続いた。連日の猛暑日で気温は35℃以上、当然、工場内も蒸し風呂状態である。大きな扇風機があるものの熱風をかき回しているだけのよう。各社、それぞれ熱中症対策は施しているが、一生懸命に段ボールケースを生産する若者達には頭が下がる。それがどうだろうか。8月後半から「あんなに暑かった夏はどこに」と思うほど涼しい日が続いている。そのまま9月に突入、今日も10月初めの気温らしい。いきなりこれでは青果物にも影響がありそうだけど、工場で働く人はずいぶん楽だろう。(Y)
▼今日の夕飯は食べるものがない、とか焼き鳥が食べたい時はデパ地下で焼き鳥を買って帰ることがある。夕方5時過ぎの売り場は案外混んでいるから、手っ取り早く注文する。家に着いてパックを開けるとレバーが食べたくて買ったのに、見ると1串全てがレバーじゃなくて、最後にシシトウがちんまり刺さっている。レバーをちゃんと食べたい人もいるのに!これも実質値上げってやつなのか。悲しい。それよりもたった2種類しかないけれど、駅売店で売っている<国技館焼き鳥>はおいしいです。(A)
▼個人でフェイスブックを始めて3年程経つだろうか。頻繁に更新はしないが、思いがけず懐かしい友人と再会を果たしたり、知り合いの意外な一面が見られたりと楽しんでいる。少し前だと知り合った人間とはメール交換だったが、今はフェイスブックの友だち申請で事足りる。そんなフェイスブックに小紙の企業ページを開設し1カ月あまりが経った。まだまだ、工夫のしようがあるのだろうが、社長Y以下、それぞれが書き込みを行なっている。紙面とはまた違った業界話を書いていければと思う。是非、一度覘いてみてください。いいね!押してくれたら、なお最高です!!(U)
▼いま一番楽しい時間は、子どもをお風呂に入れること。だいぶ前に沐浴(ベビーバス)から切替え、最近は一緒に入っている。体育座りしたヒザに寝かせ首の後ろを支えてやるとお腹や手足がプカプカ浮いている。最初は恐々、ぎこちなかったが慣れれば非常に楽な体勢である。暫く浸かったら、胡坐の上にのせて指の間や膝の裏まで万遍なく洗う。気持ち良さそうな表情に日々癒されている。ただ、入浴させるタイミングが意外とシビアで、授乳の直後だと吐くし、飲む前だと機嫌が悪くバタバタと暴れたり泣いたりで大変。チャンスはその間だが、せっかく寝てくれているのを起こすのも気が引ける…と消極的に。それだけに何でもないことだが、上手く入浴させられた時の達成感はいつも格別である。(S)
▼最近、「アパート経営で相続税対策!」といった宣伝が目立つが、不動産相続に縁も知識も無い庶民としては「さっさと現金化して使ってしまえばいいのに」の一言。子や孫のためなら生きている内に使い、感謝の言葉を聞き思い出ができ経済も回る方が何倍も有益。相続税を減らす目的だけで始めた人が、人口減少等で空き家が問題になっている状況下、管理会社や入居者との交渉、修繕や一定期間ごとの大規模改修など、多大な労力を要する各種案件をこなし、収益を上げ節税し相続成功といった将来がどう考えても見えない。相続・終活ビジネスに、バブルの匂いを感じる今日この頃。(M
 
9月7日付
2014-09-12
▼毎週土曜か日曜日に通っている千駄ヶ谷の東京体育館室内プール。1年間の改修工事を経て再開したが、以前と泳ぐメンバーが少し変わった。スリムで恰好良かった初老の女性、2時間近く延々と泳ぎ続ける男性、目立って上手な人たちを見掛けなくなった。都内で室内50?はここと辰巳国際水泳場しかない。どこか他にいい場所を見つけたのだろうか(辰巳は土日、競技の貸切で使えない)。代わりに増えたのが、自己流でテンポのあわないおじさん達。一応、低速コースで泳いでいるけれど、周囲を全く気にせずひどい人もいる。もっとも最近は自分も中速を止めて低速だ。そのうち仲間入りすると思えば、気にする事も焦って泳ぐ事も無いのかも。(Y)
▼交番の前に婦警さんが立っている。そこへ通りかかったおじさん、ミルキーを自転車の荷台にぼんとぶっきらぼうに置いていった。労いのおやつの様子。慌てて駆け寄り、受け取れません、大丈夫ですとか言っている。結局、赤い袋を持って交番に戻った。婦警さんは気のせいか増えてきた感じがする。以前はミニパトに乗って駐車違反の取り締まりで見かけたが、最近は交番や道端で、フレンドリーな雰囲気をまとって存在しているのが新鮮だ。街なかに増えていったら犯罪が減っていきそうな明るさだ。威圧感が全くないのが却っていいと思う。(A)
▼人ごみが苦手なので成人してから近寄らなかった花火大会。先日、調布に越してきて初めて行った。と言ってもメイン会場周辺は何を観に行ったかわからない程の混雑様。上げる場所はおそらく多摩川の中州、それならば、調布か川崎か狛江かなんて、細かなロケーションは関係ないはず。川崎側の衣料品チェーンで買い物をしっかりして目立つ赤いロゴの袋をフロント部分にわざわざ置いてから車を停め河原に向かった。調布側と比べると雲泥の差とも言うべき人の少なさ。ただ、芝生に座り、斜め前方を見上げると、遮るものがなく美しい輪が暮れかけの青空に薄く上がり、時間の経過とともに濃くなっていった。夕日が沈みすっかり暗くなり、照明を付けて大橋をわたる京王電車と重なるように上がった幾百発はとても素敵だった。(U)
▼長男が生まれて早3カ月。嫁も外出するようになると、留守番を任されることも増えるが、そこでマストアイテムなのがミルク&哺乳瓶だ。2〜3時間おきに必ず空腹で泣くため、予備も含めて数本常備している。お湯を沸かし、固形ミルクを万遍なく溶かして、人肌まで温度を下げてから与え、使用後は必ず熱消毒を施す…何とも面倒ではあるが、すべて重要な工程。先日は1度に全部飲み切らなかったため時間を置いて3回に分けたが、1度作ったミルクは2時間以内に飲ませる、と注意された。そこまで細かいのかと正直嫌気もさしたが、その飲みっぷりを見て成長を感じる楽しい時間である。最近ようやく少しだけ手際が良くなってきた。(S)
▼太陽光パネルを導入し初めての夏。1kWhあたりの電気料金は、買電より売電の方が高いため、発電する昼間は電力使用を抑え、その分を売電に回すことが家計的にベスト。なので、買い物など外出はなるべく昼間にしたら、猛暑で倒れそうに。パネル容量が少ない我が家では、炎天下に1時間外出し得られる売電額は50円程度。汗ダラダラで帰宅し、ジュースを鯨飲すれば簡単に吹っ飛ぶ金額。ピークカットに貢献したい使命感もあったが、やはり炎天下の外出は無理があった。(M)
 
8月27日付
2014-09-04
▼会社でフェイスブックを始めた。たくさんの知人が個人でやってはいたが、それほど興味もなく登録しただけで、見て回ることもほとんど無かった。今、持っているスマホには有料会員にならずとも色々なニュースが無料で届く。デジタル全盛で、誰かが『紙メディアはそのうちなくなるよ』と揶揄したが、本や新聞に限らず紙媒体の伝達力は、デジタルに勝るとも劣らない、と思っている。同じ文章でも記憶に残るのは、メールより手紙だろう。少しフェイスブックを勉強し、ここから読者に繋げたいところなのだが、結果は如何に…。(Y)
▼11月下旬発行の<段ボール企業名鑑2015年版>。先月末がアンケートの締切で、まだ回答いただいていない段メーカーさんに記入のお願いをしたところ、みなさん大変、反応が早く、すぐ返信いただきうれしいです。お忙しい中、本当にありがとうございました。良い本になるようがんばります。(A) 
▼―夏休みの日記― 今年も伊豆・下田の別荘に行った(友人の婆ちゃんの)。台風が沖縄近海にいたこともあり海は荒れ気味だったけれど、海に山に自然を満喫した。少し足を伸ばし沼津市・井田海水浴場に行くと、雲空で滲んだ富岳が見事な稜線を描いている。この浴場、浮輪からスキューバまで幅広く楽しめる所も気に入った。海に入るわけでもなく軽自動車で地元を巡回中のヤンキー達のひとりが左胸に「仁」という文字を刻んでいたが、名前なのか何かの誓いなのか、無性に気になった。翌日は毎年訪れる南伊豆の海岸に。ここも今回、海況は良くない。ただ、人気はうなぎのぼりで駐車場はすぐに満杯。以前はなかった小洒落たビーチバーの類もいつのまにか出店しているし、何より驚いたのは、岩場への渡り賃が500円も値上がりしていたこと。あの小さな漁村、少々バブッて来ている。食事は海で密漁せずとも下田のスーパーで伊東産・朝採れ立ての安くて新鮮な魚が調達できるので、波平を真似てそれを購入。庭でBBQしながらの一杯は、蚊に20カ所咬まれても心満たされた。(U)
▼土日祝の大安にこだわっていたら、すっかり遅くなってしまったお宮参り。大安だと神社はもちろん、どちらかというと写真館の予約がいっぱいで、結局お参りしてから昼食をゆっくり食べる余裕がないまま、写真館に移動する強行スケジュールに。当日は、はじめて長時間の外出で不安もあったが、移動中も熟睡してくれて一安心。と思っていたら、その分撮影の時間になってから泣き出した。それでも写真館はさすがにプロでまったく動じない。それどころか、明るい表情や視線をカメラに向かせる「瞬間を切り抜く」ような素早い動作、玩具などを駆使し注意を引くテクニックに脱帽。実は、人気店だったのかも知れない。(S)
▼前号で、「世界の包装市場は年率3%成長し続ける」というセミナー記事を掲載した。発展途上国には、紙器段ボール、軟包装など包装が十分に普及していないことで、食料や医薬品など生活必需品が消費者に届かない、届いても腐敗や紛失して数量が満たないといった国がいまだ多くあり、貧困と包装の関連性は高い。となると、様々な変動要因はあるが、包装市場の成長は、貧困の減少を表していると判断していいのでは。自分たちの業界が成長し、そこから作り出されたモノが普及することで、世の中を良くしていくビジョンがある包装業界。イチ記者として、熱を入れて応援したくなる。(M)
 
8月17日付
2014-08-25
▼カビの生えた牛肉の再加工、期限切れの鶏肉、床に落ちた加工肉など等、テレビで映し出された中国食品加工場の光景を見て、『またか』『やっぱり』と思った人は多いはずだ。大企業でこれだから、小さな工場を想像すると怖くなる。それにしても政府や国営企業の不祥事は隠しがちなお国柄にしては…、と思っていたらやっぱり外資系だった。ここから仕入れているのは品質に厳しい日本の一流会社も。“安いから”だけで取引しているのだろうか。割高でも質の高い国産品を購入する人は61%いる、とある調査で出ている。ちゃんとした材料を使った美味しい商品に、それなりの価格を支払いたい人は少なからずいる。2、3重チェックでも見抜けなかったと言うが、健康被害が出ていれば企業イメージは大きく低下する。“安ければ”ではどこかに歪が必ず出るものだ。(Y)
▼朝の通勤電車に川崎駅から荷物を抱えた外国人グループが乗りこんできた。ワーオ、など最初は賑やかな話し声が聞こえたが、辺りはもちろん静か。停車ごとに乗ってくる人の多さに圧倒されたのか会話もなくなった。すっかりガラガラになった東京駅で一行は下車したが、今の出来事は思い出のひとコマになるだろうか。海外からの観光客は確実に増えているから、これからはいつもの朝の風景も様子が変わってくるかも知れない。(A)
▼米ドラマ「House Of Cards」。シーズン1、13話をまとめて借りて、一気に観た。雑誌などでも紹介されている話題作。ドラマと言っても元々、全話ネット一括配信された珍しいパターンの作品。そして「ファイト・クラブ」「セブン」など、バイオレンスな場面も美しく撮る、総監督のデヴィット・フィンチャーや、アカデミー賞俳優ケヴィン・スペイシーに代表されるキャスト、スタッフの豪華さ。米・民主党下院議員の主人公が如何に謀略の限りを尽くし、キャリアのステップを昇っていくかが描かれている。想像も付かぬ展開にも関わらず、リアリティを持ってみることができる完成度がすごい。まとめ観をお勧めします。(U)
▼とあるオフセット印刷メーカー常務の話。NISA関連でパンフレットなど、受注が大幅に増えたとのこと。実際、金融機関の店舗に置かれた販促物だけでなく、新聞、雑誌、ネットなど様々なメディアでNISAの広告を見たが、世間で言うほど便利なものかと少々疑問。利益にかかる税金をゼロ化してくれるのが最大のメリットだが、1単元100万円を超える銘柄が多数ある中で、売買金額が通算100万円までというのは少なすぎ。一人1社でしか口座が開けず5年間固定のため、他社で有利な金融商品が出ても買えない。損失を出した場合は申告して、将来の利益と相殺できるはずなのに、NISAは申告不可能。投資促進の制度なんだから、もうちょっと何とかしてほしいもの。(M)
▼人気漫画「北斗の拳」が30周年を迎えた。核戦争後を舞台に、文明は散って拳がすべてという修羅の世界を描いた名作で、主人公ケンシロウの決め台詞「お前はもう死んでいる」はとにかく流行った。書店で記念ムック「完全保存版・北斗の拳大解剖」を手に取ると、懐かしさと同時に改めてその世界観や作者の哲学・美学、むさ苦しいほどの熱く混沌とした魅力に引き込まれてゆく。同業者が魅力を語るコーナーも興味深かった。果たして核戦争が起こるか分からないが、読んだ直後に腕立て伏せをする自分がいた。(S)
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