板紙・段ボールから印刷紙器までを網羅した専門新聞社です

qrcode.png
http://itadan.com/
モバイル版はこちら!!
バーコードリーダーで読み取り
モバイルサイトにアクセス!


有限会社
日刊板紙段ボール新聞社

東京都文京区湯島4-6-11
湯島ハイタウンA-509号
TEL.03-5689-0121
FAX.03-5689-0120
----------------------------
板紙・段ボール産業の総合紙。
紙器・段ボール企業を中心に機械・資材メーカーなどの動向をはじめ、箱を使うユーザーの動きも網羅。各種統計の分析なども充実。

----------------------------

日​刊​板​紙​段​ボ​ー​ル​新​聞​社​
 

過去のブログ

 

過去の記者ブログ

過去の記者ブログ
 
10月7日付
2013-10-09
▼東京体育館(プール)改装中に見つけた熱海の室内プール。マスターズ短水路選手権を開くなど、けっこうメジャーな所であった。連続、初心者など泳ぎ方に合わせてコースを決めてあり、水深も125?と25?プールにしては深い方。何より温泉や3種類のサウナなど広い温浴施設が魅力だった。なぜだった(過去形)か、と言えば、9月中旬で営業を止めてしまったから。平成12年の開設当初は熱海市、その後、民間に運営を任せるなど色々手を打ったものの、維持費がかかり6千万円を超える赤字続き。とうとう閉館してしまったのだ。熱海市のホームページによれば来年3月にはリニューアルオープンする、とはあるが、市議会で「維持費をよそに回せばいい」なんて意見もあるぐらいだから、どうなることやら…。(Y)
▼私はどちらかと言うとうつむいて歩かない方だ。でもあえて下を向いて歩いてみると発見があった。小銭が見つかる。先日は地下鉄の階段で100円玉を見つけたので、さっそくペットボトルのお茶を買った。別の日には10円玉をみつけスルーしようとしたけれど、拾うと、手が汚れるほど汚くて後悔したがウェットティッシュに包んでバッグのすみっこに隔離した。自販機のつり銭口に入れたら、誰かが持っていくかなとも考えたが、その後に行った病院の会計機に投入しておしまい。(A)
▼部屋が片付かないが、もの捨てる勇気がない。悪癖が顔を出し現実逃避に走り出す。捨てられない品々を隠すため、フェローズのバンカーズボックスを購入した。段ボールの雑貨枠では花形だとどこかで聞いた。収納すると部屋がすっきり、なかなか良い感じになると巷で言われているようだ。そして表ライナに顔を近づけると、はるか米国の香りがするなんて言われていそうだが、国産だ。アマゾン経由で3箱・2千円弱。通常の段ボールと何ら変わらない性能。でも部屋が片付くなら安いと思い込む。2週間経過し組み立てた箱が3箱、空のままリビングに重ねてある。通りでテレビが見難いはずだ。(U)
▼披露宴の会場が「全や連」に変貌を遂げていた。大手町の駅中、天井も高くおしゃれなジャズ・レストランだったのに・・・。もともと披露宴の会場として選ぶ際に、「ゴールデンウィーク前に(昨年の話だが)改装工事に入る」と言われたが、どうしてもグランドピアノのある会場を!と予定を3月に早め披露宴を行なったのだった。リニューアルして半年、昨年のクリスマスで閉店。リニューアル投資で経営が傾いたのか、休業期間中に客足が遠退いたのか。残念だった。近くで取材があった際に覗いてみると、上品なブルーを基調としていたたたずまいとは180度変わって、燃える炎のような真っ赤な焼き鳥屋(全国やきとり連合?各地の名物が集結)に。嫁に話すと、意外と爆笑。今度2人で食べに行くか・・・複雑な気分だが。(S)
▼先日、葬儀店のオープンイベントに粗品目当てで参加。当然勧誘され、「このお値段でも、立派な棺が・・・」などの話になり「段ボール製の棺はないのか。木製より燃焼エネルギーやCO2が少なく、表面に印刷すれば高級感も出る。もし私なら、環境に悪い燃え方をして見送られたくない」など主張をぶつけると、店員は「初めて聞いた要望なので・・・」と困り顔。そこで「ご希望があれば、遺志を尊重します」とでも言えれば見直したのに。粗品をもらって図々しいが、故人の最後の願いを叶えられない葬儀屋に、金は払いたくない。(M)
 
9月27日付
2013-10-01
▼2020年東京オリンピックが決まった。当日は朝早くからテレビを見て興奮したひとりである。前回の第18回、東京大会は昭和39年、7歳の時だった。母親が男子体操や女子バレーにくぎ付けだったのを鮮明に覚えている。自分でも新聞に掲載されたメダルの数を毎日繰り返し眺めていた。たぶん、これが新聞を身近に感じた最初かも知れない。現在の歳に7歳プラスしてみたら63歳、この日に歳を数えた人は大勢いる。鮨屋の老夫婦も喜んでいた。「景気が良くなるきっかけになれば」と。80前後でこの気持ち、偉いものだ。(Y)
▼朝のホームで電車を待っていたらカラカラ音がする。下駄を履いた勤め人風のおじさんが通り過ぎていく。うしろ姿を目で追ううちにそういえば確か以前にも見かけたことがあると思い出した。最初に見た時はびっくりしたけど、今見ると、服装がクールビズだから変でもない。お互いにまだ働いているんだと思うと感慨深い。そういえばあと40分くらい早い電車だったら、田町駅で下車する人が、少し手前で「ヒュルルー」と幽霊登場のメロディーを目覚まし代わりに流していた。相変わらず流れているだろうか。早起きできるようになったらまたそのメロディーを聴いてみたい。(A)
▼大手エンドユーザーAでは、9月半ばの段階でレンゴーの原紙値上げについて連絡がないと話していた。他社代理店から話を聞いたらしい。その他社は?様子見?と話していたが、内実はどの原紙メーカーも苦しいのは伝わったとも。もっとも、来年消費税が予定通り上がるならば、小売業界の方が強い状況で、とてもではないが、自社製品の消費税をアップできないと嘆く。同時に副資材の消費税増加分は認めないわけにはいかないだろうが、値上げはありえないと断言した。多くのエンドユーザーも同様の環境下だろうが、必ずしも、良く聞かれる?段ボール側が(価格を)勝手に下げている?とだけは言っていられない事情がユーザーにもあるのでは。(U)
▼親戚の女性が家を購入し、住み始めて1カ月が経過。かつて6畳1LDKに家賃8万円、毎年更新料1カ月分を払っていたので、「買っちゃえば、今より安いローンで部屋も倍くらい広くなるよ」とアドバイスした。最初は「派遣社員で貯金ないし若くないし」など腰が引けていたが、銀行の担当者から「今これだけ非正規社員が増えている現状で、正社員で35年しか組まない甘えたローン審査では、銀行はやっていけない。物件自体が安く、賃貸より支払いが少なかったり、リフォーム前提の物件でリフォームローンを別に組みローンを分散できる、といった条件があれば十分可能」と聞き、担当者の尽力もあり購入。以前の狭い賃貸では出来なかったフラフープを買うという浮かれよう。自分が買った10年前と比べて、本当に銀行は「やる気」になった。(M)
▼東レの「トレビーノ」は、いわゆる浄水器である。通販サイトにて半額以下で購入したが、思っていた以上に重宝している。届いてさっそく蛇口に取り付けようとしたところ、直径はあっているはずなのに、取り付け用の金属がハマらず、後日カスタマーセンターに問い合わせて別パーツを発送してもらうアクシデントもあったが。以来、2?PETボトルの水は買っていない。浄水器はカートリッジ式で、いずれは交換するが、それほど減少していく実感はない。何よりシャワーが使えるようになっただけでも嬉しい。あまりに古い型だったので。(S)
 
9月17日付
2013-09-24
▼上野松坂屋、本館と南館(新館)があり上野や御徒町ではシンボル的な存在である。老朽化から数年前に数10億円かけて大改装したが、2010年に大丸と合併し今回、新館が取り壊されて高層ビルに建て替えられる事になった。ここの最上階にデパートが直営するお好み食堂とファミリー食堂がある。昭和40年代を感じるレトロで広々とした作り。今風のお店にはない落ち着いた雰囲気も。新しい建物に入るのはやはりグループ化したパルコ、今までの客層(じじばば)を変えるつもりなのだろう。だから2店ともに戻ることは無いような気がする。顔馴染みのウエイトレスに話し掛けたら、「私達も何も聞かされていないんです」と寂しそうだった。(Y)
▼亡くなった伯母の手続きがやっと終わりそう(細かいことは置いておいて)。お世話になった不動産屋の営業さんは、親しみやすく、気配り上手、感じの良い人でよかった。以前、自分の家の売却で初めて不動産屋の営業マンと知り合ったが、彼もおっとりしていてテンポが合った。おもしろいのは、ふたりとも会社を辞め独立してしまったこと。さきの担当者は、私が「この先、相談したいことがあってKさんにお願いしますって指名したら、遠くても来てくれますか」と尋ねたら、ぽろっと独立の話をしだした。最後の明け渡しの日、まずは地元で修行しそれから独立、失敗しても早いほうがいいですから、なんて教えてくれたが、彼なら大丈夫と思う。少しぬけていたけれど。(A)
▼段ボールメーカーに伺った際、大手小売販売の29円のPB緑茶飲料が話題となった。輸入缶使用で、安さを実現したらしいが、中身は国産という。「缶だけ輸入って?そもそもそれでそんなに安くなるのか?」「29円のお茶を飲みたいか」「袋無しだと1本でも2円引き」等々、話をしていると、どんなものか気になり、帰路、購入した。確かに缶のど真ん中に「輸入缶を使用することで資材コストを下げました」とある。そして27円だった。味は急須で入れたかどうか迷うことはないが、飲めないこともない。でも記者も好んで買うことはないだろうなと思った。ついでに、いつもの癖で梱包段ボールの底面を除くと、見慣れたマークが付いていた。(U)
▼とある土曜日の代々木第2体育館。空手の全国大会が盛大に行われた。前日に館長から急きょ「少年部団体戦の監督をやってほしい」と依頼が。腕章をどこでいつ受け取るかなど、段取りが分からないまま過ごした。エントリーしている小学生3人を引き連れて会場の裾まで下りるが待たされ、子どもは常にチョロチョロ動き回り、会場の外では大音量の祭囃子や掛け声がうるさく、アナウンスが聞き取れないし苦労した。そして試合はストレート負け。稽古不足、力量不足は本人たちが一番感じたのだろうが、なんだか同じ気持ちだった。(S)
▼前々回から3回目だが、不正送金など最近止まらないネット犯罪について。現金を守るだけなら「証券口座」をおススメしたい。株を売買しないと使えないイメージがあるが、現金を入れておくだけの貯金箱代わりに無料で利用可能。入れた現金は、銀行より高金利のMRFで運用され元本割れのリスクはほぼゼロ。不正送金しようとしても、登録してある一つの銀行口座にしか引き出せず、引き出しは2〜3日後などタイムラグがあり、犯罪に気づく時間は十分。証券口座と引き落とし先の銀行口座、計2カ所をほぼ同時に突破できる悪党はそれほどいないと思われる。お金を引き出すハードルが高くなるので、無駄遣い防止にもいいかも。(M)
 
9月7日付
2013-09-11
▼暑い日が続いている。毎朝シャワーを浴びているが、ガスをつけずに水のまま、それでも少しの間は温かく、その後も生ぬるい。冷たい水でのさっぱり感はいくら蛇口をひねっても味わえない。朝、暑い中だらだら歩いていると、不忍池の植え込みにお婆さんが座っていた。歳の頃75歳ぐらい、髪の毛を後ろでぎゅっと縛り小奇麗にしている。側を通ると歌声がする。英語で歌っているのでよくわからなかったが、最後に「アーメン」と聞こえた。讃美歌のひとつなのだろうか、あまりにきれいな声なのでつい立ち止り聞いてしまったが、ジメジメした不快感が不思議とすっきりした。(Y)
▼毎日暑いということに甘えて過ごしてきたら8月はもう終わってしまって9月だ。残暑がどんなに厳しかろうが秋は突然やって来る。でもその前にM区の屋外プールの営業が終わる9月15日までにあと1回は行きたい。泳ぐわけでもなく、プールサイドで雑誌を読んだり、ぬるい水中をただ歩いているだけで楽しい。でも、もう水温は低くて入れないかもしれない。考えてみれば夏って以外と短い。さよなら夏、また来年。(A)
▼暑かった夏を更に印象付けるかのように鳴り響いた雷鳴。京王線は落雷で6時間以上止まり遠出した休日の帰り道、小田急線、東急世田谷線を乗り継いで、なんとか下高井戸まで辿りつき、仕方がないので飲み屋で時間を潰した。帰宅するとマンションのオートロックと宅配ボックスが落雷の影響でイカれていた。すごいものだと半ば雷に感心していたが、その後がお粗末だった。お盆で業者が休みとのことで、1週間以上、オートロック2カ所が開きっぱなし。通常より警備を強化しているといっても、いつものジイさん以外いるようにはみえない。セキュリティ、セキュリティとうわべの声ばかり大きくなっている昨今の警備保障の内実を見た気がする。(U)
▼なつかしい友人に会った。彼女は確か・・・うつ病だったか、病名は忘れてしまったが、それが原因で音楽活動も止めてしまっていた。以前、同じにステージに立ったこともあるし(サポートでギターを弾かせてもらった)、今も音楽は共通の趣味。先日は共通の知人のライブ会場で再会した。以前は結構飲む、体育会系の印象だったが、アルコールは控えているとのことで、温かいジャスミンティーを飲みながら互いの近況を報告。彼女は現在、一駅となりに住んでいた。アニメーション制作の仕事で、特殊効果を担当。超有名アニメのリメイク版に携わっており、スタッフロールには当然名前が。その回復ぶり、働きっぷりに心から拍手。駅近の美味しいイタリアンレストランも教えてもらった。(S)
▼前回に続き、不正送金など最近止まらないネット犯罪について。システム防御関連に就く友人いわく「日本では、窃盗罪じゃないから」と断言。現在の法律では、現金や換金性のあるポイントなど、ネット上にあれば全て「電磁記録」扱いで、これらが盗まれても(改ざんも)窃盗罪が適用しにくい。そのため捜査・立件しようとしても、?不正アクセス禁止法など罰則が小さい未整備な法律しか頼れず、?同法で被害届を出せるのは被害者でなく侵入されたサービス運営会社で、?被害を受けてない運営会社は事実上何もせず、?被害者は泣き寝入り、?犯罪者高笑い、の流れが大半。ネットはもう生活に欠かせないインフラだ。現実世界と同じ法律を、全面的に適用できる日が1日も早く来ないといけない。(M)
 
8月27日付
2013-09-04
▼湯島の住宅街にある小さな鮨屋。老夫婦で仲良く営業しているが、ひと手間加えた鯵の握りが美味しく最近、頻繁に通っている。4年前に心筋梗塞で倒れてからは昼間だけの営業(握り寿司・刺身定食・煮物定食など一日3品のみ)、その前は若い衆を使い羽振りも良かったらしく、〇〇に別宅があるという。釣りや海遊びで有名な街で大きな料理屋が何軒もある。鮨屋の夫婦ものんびりしようとここらで食事を試みたが、大将の目には手抜き料理に見えるらしい。確かに『茄子と豚肉』にしても、豚肉は湯通し、茄子とは別々に味付けしてから合わせると言う。女将さん曰く「どんな料理でも一切、手を抜かない」。だからいくら新鮮な材料を使っていても手を抜いた料理には手を付けないそうだ。話を聞きながら酒でも飲みたいが、夜に営業していないのが残念極まりない。(Y)
▼電話が鳴ったので受話器を取って社名を名乗ると「雨降ってきたわよ、洗濯物ぬれちゃうよ」と見ず知らずのおばさんからいきなり言われた。いつもなら間違い電話には「こちらは○○ですが」ともう一度社名を伝えるが、繰り返したところでこの場合仕方ないから、違うところに掛けていますと告げると切られた。空は暗いがこっちはまだ降っていない。あの声は、なんとなく伯母の友だちのIさんの声に似ていたが、掛かって来るわけないしなあ。しばらくしたら、本当に夕立がやって来た。(A)
▼夏休み?「クラゲとの邂逅」。雨戸に引っ掛ったクワガタがゴキブリに見えたなんて30年前の純朴な自分が聞いたらさぞ悲しむと思い返し、再びの伊豆。今回は虫よけスプレーを全身に噴霧し、BBQがてら待った。そして来た来た来た。ミヤマクワガタだ。表から見たら、ゴキブリとは違う。そっと手に包むと小柄ながら力強さが伝わってくる。再会を互いに喜び合いつつ、記念撮影をし野山にはなった。翌日は中木のヒリゾ浜に。早朝から集落にすら入れない車が列を成す。年々、人気が増している。だが、その理由も海に入れば一目瞭然。特に今回は素晴らしく、15?以上の透明度、最高だった。しかし、タンクトップのラッシュガードに海パンといった露出度の高い格好でシュノーケリングしたので立秋を迎え増えはじめたクラゲは容赦してくれなかった。(U)
▼今年の夏休みは、初めての青森。ずっと、一生に一度は見たいと思っていた「ねぶた祭り」を見てきた。嫁の実家がある北海道へ帰る途中、一泊だけ寄ったのがちょうど祭りの最終日だった。ねぶたといえば夜のイメージが強かったが、最終日のみ昼間。東北地方はまだ梅雨と聞いていたが、この日はかんかん照りの猛暑で、沿道で見る人も大変だったが、山車の担ぎ手や太鼓、踊り手も大量の汗をかきながら「ラッセラ」の掛け声。パレードは約2時間にも及んだ。夜には、昼間に見た山車が神々しい明かりを放ちながら、なんと船に乗って海上を移動。花火も次々に上がる、なんとも幻想的な光景だ。(S)
▼不正アクセスによるネット犯罪が止まらない。システム防御関連に就く友人に聞くと「破れないパスワードはない」らしい。ランダムに文字や記号を総当たりするプログラムにかかれば、「どれだけ突破に時間がかかるか」という違いのみ。桁数が多いなど手こずる場合は、HP上の「パスワードを忘れた方はこちら」から侵入。そこでアドレスと「秘密の質問」の回答を一つ入れれば侵入成功というザルHPも。秘密の質問は、本人のフェイスブックやツイッターなど書き込みから名詞を抽出し分析。よくある質問の「母親の旧姓は?」「ペットの名前は?」などは、現実空間で足を使って調べる方法も多数。対策を聞くと、乱数表や時限トークンなど、手元に置いた世界で1個しかない「実物」をもとに入力するといった、ネットとアナログの2段構えが現時点で最強らしい。便利過ぎると、逆に不便になるものってあるな。(M)
 
8月17日付
2013-08-22
▼湯島の住宅街にある小さな鮨屋。老夫婦で仲良く営業しているが、ひと手間加えた鯵の握りが美味しく最近、頻繁に通っている。4年前に心筋梗塞で倒れてからは昼間だけの営業(握り寿司・刺身定食・煮物定食など一日3品のみ)、その前は若い衆を使い羽振りも良かったらしく、〇〇に別宅があるという。釣りや海遊びで有名な街で大きな料理屋が何軒もある。鮨屋の夫婦ものんびりしようとここらで食事を試みたが、大将の目には手抜き料理に見えるらしい。確かに『茄子と豚肉』にしても、豚肉は湯通し、茄子とは別々に味付けしてから合わせると言う。女将さん曰く「どんな料理でも一切、手を抜かない」。だからいくら新鮮な材料を使っていても手を抜いた料理には手を付けないそうだ。話を聞きながら酒でも飲みたいが、夜に営業していないのが残念極まりない。(Y)
▼電話が鳴ったので受話器を取って社名を名乗ると「雨降ってきたわよ、洗濯物ぬれちゃうよ」と見ず知らずのおばさんからいきなり言われた。いつもなら間違い電話には「こちらは○○ですが」ともう一度社名を伝えるが、繰り返したところでこの場合仕方ないから、違うところに掛けていますと告げると切られた。空は暗いがこっちはまだ降っていない。あの声は、なんとなく伯母の友だちのIさんの声に似ていたが、掛かって来るわけないしなあ。しばらくしたら、本当に夕立がやって来た。(A)
▼夏休み?「クラゲとの邂逅」。雨戸に引っ掛ったクワガタがゴキブリに見えたなんて30年前の純朴な自分が聞いたらさぞ悲しむと思い返し、再びの伊豆。今回は虫よけスプレーを全身に噴霧し、BBQがてら待った。そして来た来た来た。ミヤマクワガタだ。表から見たら、ゴキブリとは違う。そっと手に包むと小柄ながら力強さが伝わってくる。再会を互いに喜び合いつつ、記念撮影をし野山にはなった。翌日は中木のヒリゾ浜に。早朝から集落にすら入れない車が列を成す。年々、人気が増している。だが、その理由も海に入れば一目瞭然。特に今回は素晴らしく、15?以上の透明度、最高だった。しかし、タンクトップのラッシュガードに海パンといった露出度の高い格好でシュノーケリングしたので立秋を迎え増えはじめたクラゲは容赦してくれなかった。(U)
▼今年の夏休みは、初めての青森。ずっと、一生に一度は見たいと思っていた「ねぶた祭り」を見てきた。嫁の実家がある北海道へ帰る途中、一泊だけ寄ったのがちょうど祭りの最終日だった。ねぶたといえば夜のイメージが強かったが、最終日のみ昼間。東北地方はまだ梅雨と聞いていたが、この日はかんかん照りの猛暑で、沿道で見る人も大変だったが、山車の担ぎ手や太鼓、踊り手も大量の汗をかきながら「ラッセラ」の掛け声。パレードは約2時間にも及んだ。夜には、昼間に見た山車が神々しい明かりを放ちながら、なんと船に乗って海上を移動。花火も次々に上がる、なんとも幻想的な光景だ。(S)
▼不正アクセスによるネット犯罪が止まらない。システム防御関連に就く友人に聞くと「破れないパスワードはない」らしい。ランダムに文字や記号を総当たりするプログラムにかかれば、「どれだけ突破に時間がかかるか」という違いのみ。桁数が多いなど手こずる場合は、HP上の「パスワードを忘れた方はこちら」から侵入。そこでアドレスと「秘密の質問」の回答を一つ入れれば侵入成功というザルHPも。秘密の質問は、本人のフェイスブックやツイッターなど書き込みから名詞を抽出し分析。よくある質問の「母親の旧姓は?」「ペットの名前は?」などは、現実空間で足を使って調べる方法も多数。対策を聞くと、乱数表や時限トークンなど、手元に置いた世界で1個しかない「実物」をもとに入力するといった、ネットとアナログの2段構えが現時点で最強らしい。便利過ぎると、逆に不便になるものってあるな。(M)
 
8月7日付
2013-08-12
▼6月下旬に沖縄の海で炎天下を遊び回り、東京でも7月初めから続いた35度オーバーの猛暑。暑さに耐性ができたと思ったら、7月後半はそれほどでも無かった。第23回参院選では自民党が圧勝、「アベノミクスと猛暑で段ボールも」と大手段メーカー営業マンは勢いづいたが、この先どうなるか。気温が28度以上で1度上がれば、ビールの販売量が大瓶換算で1日当たり900万本増えると言う。ビールの段ボール箱は大手だけにしても、夏はやっぱり暑くないと…。朝の天気予報で“戻り梅雨”なんて表現していたが、どんよりした曇り空では気分も滅入る。(Y)
▼先月父の一周忌をすませた。怒濤のごとく過ごした1年だった。伯母も亡くなりまだ4カ月なのにすごく昔の出来事のように感じる。子どもがいない伯母の手続きはほんとうに大変で疲れてきたが、そろそろ目処がたちそうだ。ある日、友人が私の顔をまじまじ見て「頭は白いし顔は日焼けして真っ黒で、服装も変だからどこの国の人かわからないね」と吹き出した。確かに見た目は変になってきた。全部終わったら、身なりに構う気になれるかもしれない。(A)
▼目黒区美術館は、限られた予算で多くの人に興味を持ってもらう展示会を行うために、他とは視点の異なる企画を目指しているそうだ。企業メセナや国立なら、有名芸術家の作品を所蔵したり、海外の大作を借りたり注目を集める展示会を開催できるだろうが、小規模美術館は全国どこでも似たような状況かもしれない。同美術館では絵の具や紙、木といった素材に着目し、それらを資料として常設している。一昨年に行なわれた「包む―日本の伝統パッケージ展」は、グラフィックデザイナー・岡秀行氏のコレクションを譲り受けたもので、日本の食の豊かさと、それを包むパッケージの多様性に改めて驚かされた。奇しくも「3・11」の際、同展を鑑賞中だったので、今でも余計、記憶に残っている。(U)
▼韓国の焼酎「チャミスル」は、冷やしてストレートで飲むのが一般的。口当たりが良く女性でも飲み易いが、アルコール度は20度前後。ボディーブローのように後々効いてくる怖いお酒である。先日の空手の飲み会では、館長顔なじみ地元の韓国料理店で、15名が参加。最終的にチャミスルの中瓶12本が空となった。酒豪と豪語していた若者が最初にダウン、目覚めないままタクシーで付き添われ帰宅、「翌日は仕事に出られなかった」という。帰宅途中で家族に迎えに来てもらった人もいたようだ。チャミスル恐るべし。記者も解散後の記憶が曖昧だった。・・・そういえばM工場長が携帯電話を失くした抜型関係の会食で開けたのも、このお酒だった。(S)
▼自分が通う格闘技ジムに現在、2カ月の夏休みで日本観光しているアメリカ人、A君(14歳)が出稽古中。「日本で記念に」ということで試合出場する予定だったが、体格が大きく同年齢の相手がおらず、年齢を上げ大人と戦う話に。すると「日本人は何でも真剣にやるから、怪我するかもしれないので止めた方がいい」と本国からフェイスブック経由で連絡が入り、参加辞退。だが実際の所アマチュアの試合は、対戦相手が同じ場所で待つことも多いため、「調子どうです?」など世間話するユルい面もあり、相手を怪我させても勝ちたいという人間は少ない(と思う)・・と説明しても、なかなか外国人には信じがたい様子。そういえば自分も「インド人は皆数字に強い」と、イメージで語ることがある。(M)
 
7月27日付
2013-08-02
▼低気圧の影響で、「渡嘉敷島に渡れても海で遊べるかはわかりません」、離島へのキップを買うお店で言われた。メインの計画なだけに少しショックだが、船は朝9時頃に出航し戻りは夕方の5時過ぎ、いくらなんでも海に入らず小さな島で7時間は過ごせない。予定を変更し、チービシ環礁のナガンヌ島を申し込んだ。こちらは泊港から20分程。船は揺れたが、それでも島一面、真っ白なビーチ。360度見渡せる海はコバルトブルー、別世界だ。ただ“熱い”この文字がピッタリの日照りで高温注意報も出ている。パラソルが多少役にはたつが、浅い海と砂浜だけだと、ちょっと辛い。(Y)
▼亡くなった伯母の謄本集めに都内の役所へ出掛ける。朝一の受付15分前で番号札を取り、椅子で少し寝て待とうとだらんとすると、すぐ呼んでくれた。事情を話すと新人らしい担当者の脇でみまもるベテラン職員がニコニコしながら補足してくれる。戸籍は死んだ時から遡って取寄せるとわかりやすいとか、入口と出口がある、とか。直前に籍があるM区役所に行かないと繋がらないと言う。ここからだとO線がいいよ!と奥の方から別の職員が朗らかに教えてくれる。なぜか子どもの頃テレビで観たてんぷく笑劇場を思い出した。別の部署では、あなたの住まいならS区が近い?ここまでわざわざ来なくても23区だったらどこでも取れるのよと教えてくれる。そんなこと知らない、ありがとう。今日は人の親切が身に沁みる。足取り軽くM区へ向かう。(A)
▼「暑い…暑い…暑い…」心の中で呟きながら、いやもしかしたら、上野・午後1時半、口から言葉が垂れ流しになっていたかもしれない。そんな状態でコンビニに入る。そして飲み物を買う。レジで会計を済ます。すると、定員のお姉さん?に、「暑い中ありがとうございます(澄まし声の語尾上がり)」と言われた。クーラーがガンガンにかかっているから立ち読みしに来たんですよ、との言葉が心の中あるいは口から漏れた。というかおばさん、冬には「寒い中ありがとうございます」と言っていた。わざわざ訪問してあげたみたい。でも接客以外の時は、いつも店中に響くでかい声で店長の悪口言ったり、バカ話している。暑い中、行ってあげたのに。(U)
▼沖縄から帰ってきて数日後、旅行会社に勤める友人から「行ってきたばかりなら沖縄のキャッチコピーを考えてほしい」とメールが。ツアーの宣伝用に使うという。そんな大役、しかも大至急(本日中)となかなか無茶な依頼。それでも無い知恵を絞り考えて、いくつか送ってみた。最初は?限りない海と太陽のサラウンド沖縄?これは格好付け過ぎか?ならば?太陽と海のチャンプルー、沖縄?だと訳が分からないか。?最高の思い出は、最も夏が似合う島で?ありがち?最後は?幸せ色の肌になる、沖縄で?(吉田拓郎の名曲「元気です」の歌詞を参考に)。結局採用されたのは、なんと?〜チャンプルー?だった。しかも、あらゆるプランで使われていた。何が誰にどう響くかなんて、まったく分からないものである。(S)
▼以前話した自転車保険の話。ジム仲間の息子が自転車で撥ねた人は障害が残り、多大な慰謝料を支払う見込み。それで恐ろしくなり、掛け金毎月300円の自転車保険に加入。これで事故を起こしていいわけではないが、毎週自転車で行く買い物が気分的に少々楽に。約款を調べてみると、歩行時の事故も保証範囲。保険会社の取り分が多いゆえ営業マンが必死で売ってくる、生命保険や医療保険に毎月何万円も使うくらいなら、その1割でも身近な事故に備えてみてはいかがだろうか。費用対効果を考えれば、絶対に悪い選択ではないと思う。(M)
 
7月17日付
2013-07-25
▼那覇空港に到着、ゆいれーるに乗り県庁前で下車、「三笠」へ向かった。那覇港や市場近くの食堂など色々と回ったが、ここは店員さんが働き者のおばさんばかりの食堂である。頼んだのはチャンプルなど定食類と冷えたオリオンビール。一人1000円以下でお腹いっぱいになる。夕食も食堂、と決めており、泊港船員会館内の「いかり屋」に3日間通ってスモークチラガーをつまみに泡盛を飲んだ。このお店の直ぐ近くに「パラダイス幼稚園」と大きな看板が出ている。沖縄は「波止場食堂」「仲良し食堂」「くじら保育園」「かもめ幼稚園」などわかりやすい名前が多く、パラダイス幼稚園も繁華街のど真ん中で、しかもピンクの看板に24時間営業とあるので、ちょっと間違えそう。(Y)
▼ランチの新規開拓をした。いつものテリトリーから外れてさ迷っているうちに、今まで入るのを躊躇していたお寿司屋を思い出した。時間もないし勇気を振り絞って入ると、老夫婦がやっている普通のお店だった。やや衛生面に難点があるけれど、頼んだ刺身定食は、大きめに切ってあり味もいい。「最初のお客さんだから」と茹で始めていたとうもろこしを出してくれた。中身と値段が釣り合っていて、ここならまた来られる。いいとこ見つけた。(A)
▼社員旅行で沖縄に行き始めてから、海遊びが好きになった。ちょうど友人が海の仕事をはじめたこともあり、夏は伊豆にシュノーケリングへ行くなど楽しんでいる。学生の頃からスポーツは得意だったが、水泳だけは大の苦手だった。今でもそれはあまり変わらないが、ウェットスーツやフィンが補ってくれている。今年も美しい海で大いに楽しんだ。また、琉球王国の拝所である斎場御嶽(せーふぁうたき)を訪れた。神聖なる場所、今風にいうば?パワースポット?らしい。すれ違った女性ふたり組みは、「感じた?」「うん、うん」なんて真剣な顔で確認していた。記者も一緒に感じたいものだが、残念ながら特段何もなかった。ただ、歴史に触れられて良い思い出になった。(U)
▼少々古いが、台湾でフォークやスプーン以外、全て段ボール製のレストランがオープンした。ネットで見てみると、製紙会社OBが設計し内装、テーブル、イス、蒸し器、皿など徹底しており、その完成度に驚愕。日本なら「紙粉が」「安全性が」など横槍が来そうで実現は厳しいだろうが、もし出来たら、段ボールのイメージ向上は凄いだろう。自分が好んで行った大衆向け飲食店や屋台は、ベタ付いたテーブル、その足もとで昼寝する放し飼いの犬、テーブルの30センチ後方に満員列車レベルの人ごみなど、日本より衛生管理に無頓着な店が大半で(だが、それがいい)、それと比べると段ボールレストランが清潔に見えてくるから不思議。自分が次回行くまで、営業していると嬉しいのだが。(M)
▼抜型業界の友人Kさんと、御徒町でラーメンを食べてから、「いつもの」お店で飲み放題。業界の動きはもちろん、家庭や仕事の相談などもできる頼もしい先輩だ。前回からだいぶ間が空いてしまい、4月にご夫婦でライブを聴きに来ていただいたことや、借りっぱなしだった漫画(しかも全巻)を返却するなど改めてお礼を述べることができた。野球や空手、競馬などスポーツの話で盛り上がった。後日ご自宅を訪問させていただく予定、競馬についてもご教授願えれば。Kさん、翌日早朝から野球で、選手と主審の一人二役をこなすという。(S)
 
7月7日付
2013-07-10
▼『CB』『マッハ』『W1』少しして『Z2』、セパハンにタンクの絞り、分かる人は記者と同年代である。16歳で単車の大型免許を取り、暴走族では無かったがアルバイト代を全額つぎ込み、手を加えた。車を買っても乗っていたのは『ダックス』や『モンキー』。先日、T社長とこんな話で盛り上がった。むかし覚えた名前は身体に染みついているのか、『セリカリフトバック』に『天国への階段』と、車でも曲名にしても忘れる事無く次から次へとポンポン出てくる。最近、取材先や人の名前が出てこないのと大違いだ。(Y)
▼ちょっとした手術をして1カ月以上が経ったが、今まで仕事の合間にしていたブリッジのポーズがまだできない。術後3週間で挑戦したらお腹が破けるかと思った。いつ出来るようになるだろうか。そういえばもう1つ、ついでに手術する予定だった箇所があったが、主治医は紹介状を見たはずなのにスルーした。別の治療で診てもらっている医師に「やらなかった」と報告すると、僕もできます、した方が良い、と言われ一挙に暗い気持ちになった。「じゃあ先生にお願いします」と答えたけれど、やっぱり恐いなあ。(A)
▼随分前だが、ある社長と話していて「確かにそうだな」と思ったこと。人間向き不向きがある。昔は製造業など、仮に単純作業であってもコツコツ続ける仕事がたくさんあった。でも今は、それらは海外に流出し、求人は接客などが伴うサービス業ばかり。これでは、そういった仕事が苦手な人は自ずと社会から弾かれてしまうと。そして仕方なしに適応しようとしてもやはり難しい状況に追い込まれることもあるだろう。「求人はあるんだから!」と未就労の若者に言えない現実がある気がする。サービス業と言えば、昔は良く行っていた、今何かと話題の大手居酒屋チェーンWに最近は行かなくなった。一連の報道云々以前に、昔は様々なタイプの店を出していてまぁまぁ良かったのだが、今は経費削減かブランドを最小限に集約。おまけにどこの店でも料理に工夫がなくなり単に不味くなったからだが。(U)
▼全長(大脚まで入れて)18?の「ダイオウイカ」。大昔から伝説上の生物として語られてきたが、NHKが初めて撮影に成功したことで話題となっている。上野の国立科学博物館(深海展)でも、今年の夏休みの目玉はダイオウイカ(こちらは5?の標本)だ。やはり海にはまだまだ未知の生物が存在するようで、中でも個人的に衝撃を受けたのは「ベニクラゲ」。5?ほどの小さなクラゲだが、なんと老化すると再び幼児期まで戻り、繰り返すことで永遠に生き続ける。これまで少なくとも日本の研究機関で9回の若返りが確認されている。詳しいメカニズムは解明されていないようだが・・・実に神秘的。大海の、生命の神秘に触れるため、とりあえず深海展には行こうと思っている。海の生物に囲まれて、視覚的にも涼めそう。(S)
▼先日、福岡など九州北部に出張。為替の動きが激しい時期に製造業の取材先を廻ると、やはり輸出など海外ビジネスの話は多い。そこで思ったのは、この地域にとって海外がすごく身近ということ。福岡なら東京に行くより韓国は近く、中国は同じくらい、台湾は少し遠い程度で、何かビジネスを考える際に「まずは東京」という固定観念が薄いのは、経営感覚として有利な面があるのでは。普段、東京を拠点にしているとなかなか味わえないこの感覚。とても新鮮で、話を聞いてて面白い。(M)
<<有限会社 日刊板紙段ボール新聞社>> 〒113-0034 東京都文京区湯島4-6-11 湯島ハイタウンA-509号 TEL:03-5689-0121 FAX:03-5689-0120