板紙・段ボールから印刷紙器までを網羅した専門新聞社です

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有限会社
日刊板紙段ボール新聞社

東京都文京区湯島4-6-11
湯島ハイタウンA-509号
TEL.03-5689-0121
FAX.03-5689-0120
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板紙・段ボール産業の総合紙。
紙器・段ボール企業を中心に機械・資材メーカーなどの動向をはじめ、箱を使うユーザーの動きも網羅。各種統計の分析なども充実。

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日​刊​板​紙​段​ボ​ー​ル​新​聞​社​
 

過去のブログ

 

過去の記者ブログ

過去の記者ブログ
 
3月17日付
2013-03-21
▼段メーカーでも「設備投資する(出来る)会社と、しない(出来ない)がはっきりしてきた」と何人もの人が話している。製造業であり「きちんと設備を更新してより良い製品を、適正価格で納める事は当然」(Z社)。ユーザーの求める要求(精度)が厳しくなる一方では、最新の機械も必要だ。貴社にとって適正価格とは、と尋ねれば、「償却や福利厚生、納税含めてのもの」と言う。適正なる利益を出すためには、現在のケース価格の維持しかない。この設備投資や研究開発、日頃のメンテナンス費用、大手段メーカーでも総額から使い道まで色々らしい。親会社から抑えられるにしても、企業の将来を考えれば思い切った投資をしなくては…。これは新年早々にO社長から聞いた“日本の上場企業内部留保金”、約260兆円もあると言う。下請けでのコストダウン等などで蓄えたようだが、貯めてるばかりではしょうがない。(Y)
▼寝そべって新聞をめくっていると化粧品メーカーの広告のすみっこによくある<サンプルプレゼント>の三角マークを見つけた。ハサミで切り取りお財布に入れる。勇んでカウンターのお姉さんに渡すと、お掛け下さいと言われ商品説明が始まった。まあ仕方ない、ただで貰うのだからとがまんして聞いていた。やっと終わると現品サイズらしい商品ひと箱、その上にサンプルにしては大きめの1週間分入った小箱をひとつ載せ、ではお会計とピッと読み取り装置を当てた。えっ、ここはデパートなのに説明聞かせて買わせる商法なの?と焦って「サンプル貰える券じゃないんですか」と聞くと<限定品購入券>の文字が書かれた紙切れを見せてくれた。あとは謝ってそそくさと売り場を後にした。こういう思い込みタイプがオレオレ詐欺に騙されちゃうんだろうか。(A)
▼巷にあふれかえるマッサージ店。チェーン店系、個人経営系、中華系小規模チェーン店、タイ系等々、多岐にわたる。いくら雑居ビルの1フロアと言ってもそこは東京23区内。10分=千円が少し前までの標準単価と言って良かった。それが、ある時期から中国系がキャンペーン価格と称し半額程度まで値を下げた。これに対し個人経営系はその技術力と地域の顧客を囲むことで値下げはせず、タイ系は一部安値も出たが、元々特殊なマッサージで他とは一線を画していることからそれなりにやっている。一方で、国内チェーン店系も店舗数が多い所は同様の価格帯もあるが、ベッドではなく、専用の椅子など、満足感はかなり落ちる所が多かった。ただ、ここに来て、スペースと設備を絞りながらもマッサージの腕はなかなかのレベルで60分3千円以下のチェーン店が出現している。インフレへの期待が膨らむ春。この分野はまだまだデフレだ。そして今日もモミほぐされる。(U)
▼久しぶりに深夜バラエティー「アメトーーク」を見た。その回は?カメラかじり芸人?が集まり、所有するカメラや撮影方法、お気に入りの一枚などについて熱く語っていた。一緒に見ていた嫁は学生時代に、小規模だが個展を開くほどの腕前。笑うツボもどことなく専門的で、なんとなく自分だけ孤立感が。こっちだって日々取材でカメラを使っているし、構図や良い表情を引き出そうと、自分なりのこだわりは持っているのだが、「F値(露光、絞り)」やシャッタースピードも何となくという程度である。勉強になった…とはいえ、どこまで活かせるかは分からないが、意識は変わりそう。こだわり過ぎるのは、かえって仕事の障害になりそうだが。(S)
 
3月7日付
2013-03-12
▼取材で利用する舎人ライナー、ひと月に1度は終点で乗り降りする。そのトイレ付近で女性から、「あら〜」と声を掛けられた。ここは間違いなく男性用だ。マジマジ顔を見れば、以前良く通った鮨屋のお姉さんだった。沖縄市出身で歳も同じぐらい、幾度となく話した気さくな人。「何度か見かけましたよ」と言われたが、まさか鮨屋を辞めて掃除のおばさんになっていたとは…。それにしても掃除とはいえ、白とブルーのユニフォームを着て、はつらつと頑張っている姿は格好良かった。(Y)
▼某大学の歯学部に通い始めて3カ月。若い先生方は一見すると草食系スリムでヘアスタイルもばっちり決め、穏やかに話す。患者さんのコートまでハンガーに掛けている先生もいて、何だかおしゃれな美容室みたいだ。話し掛けるときも、診察台の高さにあわせ居酒屋の注文取りくらいに腰を屈めてくる。ここが病院とはとても思えない。今はみんな一生懸命だけど、あと20年くらい経って中年になったらどうなるのかなあ。変わらず今の態度でいて下さい。(A)
▼今の家に越してから、毎月ダスキンがモップを交換しにくる。もちろん、無料サービスではなく有料で。担当はK君。K君といってもご存知ないかもしれない。正直、記者も水道メーターの中にお代と汚れたモップを入れておくだけなので、5年の間に1、2度しか顔を合わせたことがない。そんなK君、おそらく会社の方針だろうが、毎回、自分の身近で起きたこと、例えば、温泉行った。ディズニー行った。甥っ子にお年玉を上げた。社長賞もらった等々、日記風に書いたプリントを入れていく(本人の似顔絵入り)。自分のことを棚に上げていえば、本当に他愛もないことばかりなのだが、ついつい読んでしまう。そして「へ〜彼女と行ったのかな」とか「えらいじゃん」とか勝手に想像する。この欄もそうやって読んでもらえたら嬉しいです。(U)
▼先日、嫁の勤め先の方々と会食した。以前、直属の上司と3人で呑んだこともあったが(その時はYMOやクラフトワークなどテクノ音楽の話だけで終了)、今回はもっと大勢。会社がある早稲田の隣(東西線)神楽坂で、古民家を改築したオシャレな店に通された。参加者の半数以上は、昨年3月の披露宴に出席いただいた人。そのため特にアウェー感もなく、逆にあちらに気を使わせてしまった感じ。巨漢の課長さんをはじめ、同僚の方々と改めてゆっくり話ができた。お酒が回ってきたころには、どういう経緯か忘れたが、是非とも営業にと勧誘されていた。次回は夏、ビヤガーデンで。異種(業種)格闘技な感じで新鮮、おもしろかった。(S)
▼先日、従姉妹の結婚式に参加。新郎新婦が互いにケーキを食べさせ合う演出があり、そこで司会役が「このように、新郎は新婦に一生食べさせていくこと、新婦は新郎に一生手料理を食べさせていくことを誓いました!」という言葉で場内拍手・・・というものだが、共働きでないと食べていけない若年夫婦が大半の時代に、こんな演出が未だあることに驚愕。新郎が一部上場のエリート部門勤めなので、本気で今後そうするつもりなのか?それとも、旦那の収入のみで家庭を支えるのが一般的だった時代を生きてきた、年配の参加者を安心させるためか?単なる司会のアドリブか?真相は1年後落ち着いた頃に聞こうと思っているが、こんな些細な事に過敏に反応し、真剣に考える自分の器は小さい。(M)
 
2月27日付
2013-02-26
▼2月5日、成人の日に続いて雪が降った。朝、外に出れば歩道に積もるほどではないものの、横殴りに吹き付けてくる。駅前のデジタル温度計は1度、寒い日は嫌いだ。もう15年ぐらい前になるが、東京で大雪になった事がある。前日夜から降り続けて車道まで真っ白、走っている車も見かけない。当時、住んでいたマンション駐車場で子供達が雪だるまを作っていた。うちの子も混じって楽しそう。どこに作るかと思ったら記者の車の真ん前だった。高さ1?ほどの大きさだ。溶けて無くなるまで1週間もかかった。その間、車を使えなかった。(Y)
▼ここ数年鈍痛が続く歯があり、一度は設備の整った大学病院で見てもらうよう歯科医に勧められ地元の大学病院へ行き、大きなレントゲン写真を撮り歯科医に渡したが別に悪いところもないらしい。ただ痛みは治らない。神経もない歯で処置のしようがないらしいが、居心地がいいので通っていた。でもついに我慢できなくなり、他の大学病院宛てに紹介状を書いてもらった。2回にわたり別の種類の撮影をしたが悪い部分は見つからず、医師は困惑している。かすかに黒い箇所をレントゲンの技師が見つけたようで、次回はCT撮影とのこと。診察台のカウンターに紹介状がのっていて、何とか盗み見すると、先生の「〜12年も経ってしまい早くに紹介すれば良かったと反省しております・・・」と書かれた丸っこい文字がぼんやり見えた。(A)
▼東京マラソンが開催された。と言っても走っていないし、残念ながら手伝いもできなかったし、街が混み合うから外出も控えた。そして芸能人がうるさいのでテレビもつけなかった。結局何も関係なかった。昨年末から月に数度、友人とともに週末、新宿御苑外周を走っている。流行りのスタイルで決めたマジ・ランナーは御苑外周といったら、本当に外を走るようだが、寝巻きに毛が生えた程度の格好をした重い体には、200円払って苑内外周を走る方が楽で良い。第1次走り込みブーム(時期2010年1〜10月)は、いきなりガムシャラに走り膝を壊してしまったので今回はかなり慎重だ。そしてくどいようだが体が重いので当然遅い。ただ、朝10時。本来ならば寝ている時間に都会の森を走り抜けるなんて、いやー清々しい〜。(U)
▼十年以上ぶりに、空手をはじめた。以前は高校生の頃。黒帯をとってからは目的意識が薄れてしまい、何となくそれっきりだった。通っていた道場は、だいぶ前に工事の影響で立ち退き、今はもうない。そういうわけで、しばらく遠ざかり体重も増えてしまったが、偶然インターネットで、同じ剛柔流の道場を近所に発見。年が明けてすぐに見学、入門した。以前は「本部」道場、師範も熱心でありがたい反面、週3回もハードな稽古。よく続けられたと思う。今回はアットホームな雰囲気で、木曜日のみ。運動不足にはもってこいである。ケガに気を付けながら、楽しく頑張っています。(S)
 
2月17日付
2013-02-19
▼取材先からの帰り、後の仕事が詰まっていなければ、電車に乗らずに2、3駅ブラブラ歩く事がある。バブル全盛の頃、遊び過ぎが(仕事もしました)祟って身体を壊し、少しずつ歩き始めたのがきっかけで、以来、歩く事は好きである。先日も日本橋から堀留、人形町、小伝馬町、神田と歩いた。この辺りは30年前に小紙事務所があった懐かしい場所。大きな通りの両側は様変わりしているが、ちょっと横道に入れば昔のままの懐かしいお店も存在する。昼間から「山、飲みに来い」と呼び出された大先輩の小さな「○ビル」も、取り壊されずに存在した。歩数にして約1万歩、寒い中、連れのS記者には迷惑だったろうが、黙ってついてきてくれた。ちなみに業界の親しい知人に毎日のように2万歩近く歩く凄い人がいる。この人だけには、いつまで経っても敵わないなぁ。(Y)
▼「私には絶対無理」と思っていたスマートフォン。すでに持っている人に借りてメールの作成をしようにもまったく打てない。私の指が画面に反応してくれない。諦めかけたところ店頭でかわいい機種を発見、ついにスマホデビューした。薄くなったとはいえ端から説明書を読む気にはなれず、周りからスパルタで教わった。2日目は目が疲れて頭痛がし、薬を飲んだが、3日目、自力でキーボードは最大の大きさに、もとの携帯と同じ方式の画面でポツポツ押すボタン方式にしたら快適に入力できた(入力速度は相変わらず遅いが)。新しい事が覚えられてうれしい。替えて良かった!(A)
▼中国の大学で先生をやっている、この欄にもう5回くらい登場している友人A(彼しか友人がいないわけではないのです。あと2、3人はいるはず…)が1カ月超の春節休みで帰国した。先週末、大学時代の友人もう一人を加えて、久々にバカ呑みしながらバカ話に興じた。昨年末の騒動も一応収束したようで、素朴で勉強熱心な学生たちは学生寮に住んでいて、良く遊びに来てくれると楽しそうに話していた。元々、海外には慣れているので、特に臆する所はなかったというが、街の食堂の衛生状態などには少々びっくりしたとのこと。また、現地でも大型デパートの花形として有名化粧品の売り場が並んでいるが、販売員のお姉様方が昼時になると、なんとブース内で楽しくお弁当をひろげているんだとか。(U)
▼取材先、いつもお会いしているKさんが、開口一番「お父さんになりました」。突然でビックリしたが、心からおめでとうございます。左手のリングは見えていたが、これまであまりそういった話もしていなかったので、完全に不意を突かれた。それにしても、あの満面の笑顔が印象的。現在、夫婦で夜泣きに手を焼いているようで、「男の子の方がよく泣くみたい」と教えてもらった。そういえば、小学校から付き合いのある友人も昨年結婚し、今年の新年会で「嫁が妊娠、安定期に入った」と報告が。苦労も多いようだが、喜びの方が大きいようだ。力強い同世代のステップ、あやかりたい。(S)
▼前回に続きコーヒーの話。「明日からコーヒーが飲めなくなります!」という、アメリカのニュースを見た。気候変動で2080年、コーヒー豆の大半を占めるアラビカ種が栽培できなくなり、その来たる日を再現したもの。記者としては「こんな切り出し方が!」と驚き感心。それで「我々アメリカ人は、これから何を飲んで朝を迎えればいいのでしょうか?」と締めたが、ユーモアを貫き、問題提起で終えるセンス。何とも上手い。(M)
 
2月7日付
2013-02-11
▼アメ横と中央通りの間にある上野中通り商店会、通称『上中(うえちゅん)』。上野駅前から松坂屋まで1?ほどの両側に商店(立派なビルです)が並ぶ。昔は蕎麦屋、鰻屋、鳥料理、釜飯、日本料理、トンカツなどの名店も多かったが、この10年間で様変わりした。「とうとう昔からのお店はうちだけ」とは、あるお店の女将さん(推定80歳)。斜め前にあった○屋もビルごと売りとばしたらしく、「13億円よ。でも軽井沢の別荘から豪邸までなくしちゃったから大変」だとか。話を聞いていると商売を続ける難しさをしみじみ感じる。この通りの入り口付近に40年前、上野唯一のディスコがあった。アルバイト後、夜な夜な通った懐かしいお店だったが、30年前にはビルごと壊されている。(Y)
▼よその区になるが、近くて便利なので年金事務所へ書類を取りに行くと隣りの窓口へ「会社を暮れに閉じた」と言って70前くらいの経営者であるおじさんが相談しにやって来た。もう歳だし、引き継ぐのもいないし、まだ株主には話していない、などつい右の耳が反応してしまう。先日社内で紙面の校正中、ある新年会の挨拶で「企業の平均寿命は約40年・・・」と読んだが思わず「うちは40周年記念号を2000年に発行、3年前に50周年をやり、あと2年したら55周年だ。すごい」と唸った。(A)
▼1月25日、昼休みと同時に会社の前に鎮座する湯島天神に猛ダッシュした。初天神の日に販売となる「鷽替え神事」の木鷽(きうそ)を求めて。これは、平素知らず知らずのうちについてしまう『嘘』を木彫りの鷽に託し、天神様の『誠』のこころに替えてもらう除災招福・開運の神事(さも知っている風に書いているが、包みの説明を写しているだけです)。ちなみに鷽は、雀よりも一回り大きい鳥で、首から頬にかけて美しい紅色、背や腹はねずみ色、頭と尾が黒くきれいな声で鳴く鳥だ(これも包みの説明)。そのなんとも愛らしい木彫りは人気で、すぐになくなってしまう。それがどうしてもほしくなったのだ。実際、売店には行列ができており、木鷽・大(700円)は記者の次の人で最後だった。ご利益を祈りつつ、なるべく嘘はつかないように。(U)
▼池袋・東武デパートで開催されていた「食の大北海道展」。デパートのレストラン街を目指していたところ偶然発見。じゃがバターやイカ飯の香ばしい香り。当然、当初のプランを変更して会場を巡る。ホタテやカニ、山盛りになったイクラやウニなど目移りしっぱなし。唯一のイートインである寿司屋に並ぶ長蛇の列を余所目に、海鮮弁当を買って屋上で広げた。北海道で食べるより贅沢に感じるのは歩き回って苦労した分?(S)
▼前回の続き。年始、東証に大発会を見に行った帰り、日本橋の「赤木屋珈琲」で一休み。証券業から撤退する赤木屋証券が、自社ビルに開いた期間限定店。日本に数台しかないという大型焙煎機を客の目の前で動かし、挽き立てのコーヒーを提供するのだが、豊潤な香りで大変美味い。ネットが普及し、対面方式で売買手数料を得る旧来のビジネスモデルが崩壊。同業の廃業や倒産が相次ぐ中で始めた異業種展開というが、品揃えも味もスタバを上回ると個人的に評価。苦し紛れや片手間でなく、生き残りのため本気でコーヒーに向かい合う姿勢、思い切った手を打つ経営方針など応援したい。好評なら継続するらしいが、さてどうなるか。(M)
 
1月27日付
2013-01-28
▼1月14日・成人の日。爆弾低気圧で東京都内に7?も雪が積もった。うっすらと雪化粧した街路樹、真っ白な公園は不思議な魅力があるようで、こんな記者でもぼんやり見とれてしまう。とは言うものの、当日は地下のお店で昼から飲んでいた。入る前から降ってはいたが、酒の魅力に勝るものは無い。良い気分で外に出てびっくり、まさか電車が動かなくなるまで積もるとは…。慌てて駅に駆け込んだが、停まっていた電車は人が溢れて乗れはしない。幸い別路線が直ぐに動きだし、そう遅くならずに帰れたが、やっぱ酒に意地汚いか。(Y)
▼今年は冬のバーゲン当たり年。しばらく洋服には興味が向かなかったが、秋口から店を覗くとめずらしく「欲しい!」と思えるセーターを発見、でも気持ちをなだめて後日見てもやっぱりかわいいので速購入。買ったことがなかったブランドだけど、初売り&バーゲン開始で再度立ち寄ると暮れに試着して断念した上着もOFFなっている。そのまま好みのパンツも、とハンガーに手を伸ばしかけた途端、友人からいい加減にしたらと無言の圧力が。でもやっぱり気になって仕事始めの帰りに試着して購入。服に一生物はあり得ないし、好きだった服も突然嫌になるので衝動買いは年齢とともに控えつつあったが、やっぱり買い物は楽しい。抑えてばかりいても、楽しくない。今の買いたい気持ちは久しぶり。もう少ししたら、打ち止めしよう。(A)
▼NHK大河「八重の桜」を観た。昨年の「平清盛」は、話題になった?凝った汚さ?はさて置き、古典が苦手なので、どうも平安時代に引け目を感じ観なかったが、今回は幕末、それも主役が山本(新島)八重というより、「綾瀬はるか」なので注目していた。まだ数話だが面白そう。東日本大震災を受けて急遽、東北地方を舞台とした企画に変更したとのことで、その意気込みも感じる。特に響いたのが、やはり、会津地方の教え「ならぬものはならぬ」。儒教精神に根ざした、一見すると柔軟性を欠く前時代的な思想のようだが、東北出身者の静かな粘り強さに通ずる言葉だろう。そして、時代・社会・政治が変わっても「ならぬものはならぬ」ことがある。(U)
▼特種東海製紙、本社の一角にある喫煙ルームが、年明けからリニューアルした。夕方5時以降、飲酒が可能となったのだ(同社員は就業時間が終了してから)。三澤社長のアイデアということだが、とてもユニークで、社員想いの(そして信頼している)社長らしい。従来の喫煙スペースを半減させ、ゆったり落ち着いた空間に。テーブルや壁など白を基調とした清楚な雰囲気で、憩いの場として親しまれている。オシャレなカウンター席は窓と面して、開放的な気分。リニューアルして間もないが、仕事始めの日には、年始の挨拶に訪れた取引先と酌み交わす一幕もあったとか。うらやましい限りである。(S)
▼正月、家族と東証へ。正月ニュースでよく映る、「着物女性と偉い人が並び、鐘鳴らし手拍子するアレ。誰でも見学無料」と説明し「見たい」というので連れて行くと、TVに出ない光景に興味津々。回る電光掲示板には株価でなく「おめでとうございます」の文字。着物女性がエスカレーターから続々送られる様子は、上から見ると何かの工場。5人で各1回ずつ鳴らす鐘は、1、2回目が「仏壇?」と見まごうか細い打音で、場内ざわつく。3回目以降はまともな打音で、会場内はホッとした空気が流れ大拍手。タダで色々楽しんだ年始だった。(M)
 
1月17日付
2013-01-21
▼昔とはちょっと違った小洒落た立呑屋が増えた。上野界隈も同様で、美味しい純米酒が飲める2軒のお店に月に何度か立ち寄っている。1軒はリゾート地で知られる造り酒屋のアンテナショップ。もう1軒は洋風スタイルなのだが全国のワンカップが揃っている。どちらも捨て難いが、店長の態度が正反対で、最近はアンテナショップに行かなくなった。理由はとにかく無愛想。それが売りなのかもしれないが、つまみを頼んでも返事をしない。一度、忘れているのかと思い催促すると、「時間がかかります」とぶっきらぼうに言う。「返事が無いものだから…」と口まで出かけたが、酒が不味くなるので止めた。ワンカップのお店は坊主頭の青年、記者の顔を見るなりニコニコして「まいど、いつもありがとうございます」。態度もきびきびして気持ちがいい。当然、足はこっちに向く。(Y)
▼毎日お世話になっているJRの通勤電車。夏の間は強烈な朝日を避けて富士山や丹沢が見える西側の窓を向いていたが、最近は東の空を眺めている。多摩川の橋を通過するあたりから羽田に帰ってくる飛行機を見つけると思わず「おかえり」という気持ちになり、電車が2駅ほど進むと旅立つ飛行機が見えることを発見した。朝日の中を飛んでいく飛行機のシルエットはほんとうにきれいだ。ところがどっこい心身の状態が荒れていると夜空に向かって「悠長に飛んでるんじゃない」と思ってしまうのが仕方ないところ。(A)
▼点火したガスコンロに近づけたフライパンの中に野菜が入っていれば、ほぼ野菜炒めと思って差し支えないことは、これまでの経験および知識の有無によるところが大きい。自宅の近所に実業団のアメフット部のグラウンドがあるが、この競技が皆目分からない。となると記者にとっては「進んで止まって蹴って走って飛んで」と完全に意味が抜け落ちた、でかい兄ちゃんたちの動作と喜怒哀楽の世界として存ずる。好きな奴に聞くと、高等な戦術を要するスポーツらしいので兄ちゃんたちは頭脳明晰なのだろう。昨年末には東京ドームで試合するらしく、最寄り駅で「しょこたんがゲストです!」と笑顔の兄ちゃんが割引チラシをくれた。残念ながら中川翔子は知っていてもさほど興味ない。そしてアメフットはこれからも分からないままだろう。ただ、ディアーズには頑張って欲しい、と心から思っている。(U) 
▼赤羽に仮面ライダーおじさん現る!JR赤羽駅をイトーヨーカドー方面に降りた、駅前ロータリーの辺り。ライダー1号のような赤いマフラーで、ギターを掻き鳴らし熱唱する男だ。歴代ライダーの主題歌を、ノンストップ、次から次へと我武者羅に歌いまくる。もちろん通行人は唖然、茫然。どうやら完全に、自分の世界に入っているようだ。ある曲のサビで「かめ〜〜ん、ラ〜イダ〜・・・ブラーーーック!!」と叫んだ瞬間、一斉にハトが飛び立った(逃げ去った)光景は、腸がよじれるかと思った。危うく取材の直前に目撃してしまったが、おかげで自然と口角が上がり、その後は楽しく仕事できた。ありがとう仮面ライダー(←違う)。(S)
▼最近各種報道で「インターネット調査会社○○調べ」と付けられたアンケート結果を報じることが多いが、この結果は経済を委縮させる方向に向かうので、あまり表に出さない方が良いと思う。ネット調査の大半は1テーマの問題数に応じて1円から数百円程度の報酬がもらえるシステム。いわば1円でも欲しい人々が答えているわけで、当然だがそういう人達は基本的に財布の紐が固く、景気のいい回答は絶対に出ない。そういった積み重ねによる調査結果が大々的に報じられ、「やはりまだまだ不況だ」と思わせる波及効果は結構バカにできない。ネット調査は母体数の大きさ、低コスト性、速報性などメリットは多いが、こと経済的な質問に関しては一度疑った方がいい。(M)
 
1月7日付
2013-01-09
▼『詐欺』。新聞やテレビ等でよく取り上げられているが、記者の周りにも騙されかけた両親がいた。知り合いの青年は見かけも行動も「超」が付くほど真面目な男。税理士の資格を取るため日夜、勉強に励んでいる。そんな彼の自宅に電話がかかってきた。「息子さんが痴漢で逮捕され保釈金が必要です」。普通こんな話で騙される訳が無い、と誰もが思う。まして超真面目な子供が痴漢なんて。でも電話の向こうで泣きじゃくる声を聞くうちに、もしかして、と思い始めてしまった。偽警官が本人に代わるからと別の詐欺師が電話に出た時も、ただ泣いて聞き取れない声でごめんなさいと言うばかり。お母さんにはその泣き声が間違いなく息子のものに聞こえ、代わって電話に出た父親も信じてしまった。振り込む前に警察へ電話しようやく詐欺だとわかったが、完全に騙されていた。警察曰く、「自分は絶対騙されない」と思っている人ほど、コロッと騙されるという。実際お母さんはまだ50代、普段から「私は大丈夫」と話していたそうだ。(Y)
▼半年前に父が亡くなり日常生活も穏やかになりつつあったところへ、伯母が脳梗塞で倒れてしまった。範囲が広く容態もよくないが主治医がてきぱきと説明してくれ、まずはこれをして下さい、今後はこうなりますと、今まで関わったどの医師よりもわかりやすく要点をまとめ、箇条書きにし、話しながら大きな文字で入力した文書をプリントして私にくれた。文字数少なく、不安で頭がパンパンの家族にとっては大変にありがたい。父の過去の病気とだぶるところもあり、復習しているみたいと思わず口に出た。倒れた翌日曜日には4人もの脳梗塞患者が運び込まれたと言う。読者の皆様、どうぞお体に気を付けて、今年もよろしくお願いいたします。(A)
▼【巳】?十二支の第6番目に位すもの。動物では蛇に当たる。?南から東へ30度の方角?昔の時刻の名。今の午前10時ごろ。また、およそ午前9時から11時の間の時刻。【蛇】(ヘミの転)トカゲ目ヘビ亜目の爬虫類の総称。爬虫類のなかで最も特殊な体形をもつ。すなわち体は円筒形で細長く、小鱗で瓦状に覆われ、肢と肢帯がないが、原始的なメクラヘビやボア類には後肢の痕跡がある。舌は細長く、先端は二分。小動物や鳥、鳥の卵を食う。有毒のものと無毒のものとがある。世界の熱帯・亜熱帯を中心に〜略〜13科2700種類が分布……以下略。季語「夏」。広辞苑第六版より引用。今年は年男。殻を破り、皮を脱ぎ脱ぎ頑張ります。(U)
▼最近、振り込め詐欺への注意を求める、車内広告やチラシを多く見るが、「口座を分散しておく」という対策はどこにもない。仮に100万円あったとして、1回騙されたら100万全てを失うが、10万ずつ10口座に分ければ1回騙されても被害は10万、100万全部を振り込もうとしても、周囲が気づく時間は稼げる。ネットのフィッシング詐欺も、10個同時にやられる可能性は極めて低い。労働災害は、本人の注意力など不確定要素に頼らず、人が危険個所へ物理的に立ち入れないなど、事故が起こる状況を徹底的に無くす方向で改善が進んでいる。振り込め詐欺だって本質は同じだろう。昨年、家族に言ったら「大げさな」と無視されたが。(M)
▼今年は巳年。様々な解釈および由来もあるようだが、「巳」の原字は、頭と体が出来かけた胎児を描いたもの。十二支の中では、植物に種子が出来はじめる時期と考えられているようだ。また、「止む」を意味する「已」とし、草木の成長が極限に達して次の生命が作られ始める時期、という説も。何となく『蛇足』や『藪蛇』『竜頭蛇尾』などネガティブなイメージだが、一方で神聖で神秘的な生き物、多くの慣用句に登場する。今までにない新たな展開がありそう。昨年は、段ボール業界も様々なことがあったが、今年は「脱皮」を図り、今後もより息の「長い」産業でありますように。(S)
 
12月27日付
2012-12-25
▼今、泳いでいる○○プールは25?。ホームグランド(東京体育館)が来年の東京国体にあわせて改装しているから、仕方なく通っている。ここは水深が1・1mと浅く、コースも狭い。しかもお婆さんやお爺さん達が自分のペースで泳いでいる。と、愚痴ばかりこぼしていたが、少し前から気持ちを切り替え水中ウォーキングを始めた。以前は「歩いたってたいした運動にならない」と少しバカにしていたが、どうして結構疲れるのだ。ただ歩くだけでなく、色々な動きをつければそれもまた楽しい。しかも駅などの長い階段を上っても足は全く疲れない。単純な男だけに、当分これにはまりそう。(Y)
▼もうすぐ会社の入口、というところで道を尋ねられた。「この辺に朝湯をやっている銭湯があるらしいんだけど」。湯島近辺をプリントしたA4用紙を持っている作業員風のおじさん。朝湯なら松坂屋裏手の燕湯っていう名前だったか、今でもあるのかな、根津方面でも見かけたことあるな、でもあそこは朝湯やってるかな・・・。地図を見せてもらったが目的地のマークは見当たらないし、タイトルには湯島3丁目としかない。今から銭湯で仕事なのか、それとも一晩中働いていて、自分がお湯に浸かりに行くのか、案内の参考に聞きたいが、聞けない。燕湯を教えてしまった。会社に着くなりグーグルで検索したが(いつものパターン)、両方とも存在し朝湯は燕湯が今もやっている。よかった。(A)
▼中央道・笹子トンネル崩落事故には少なからず衝撃を受けた。仕事でも、プライベートでも、幾度となく通っており、自宅から調布ICもさほど遠くないことから、最も馴染み深い高速道路だ。先日も山梨県出身の友人の実家に遊びに行こうかなんて話していたばかり。実際、仕事で毎日利用している方も多いのではないだろうか。あまりに突然の不幸に見舞われた被害者の方々にはかける言葉が見つからないが、そもそも高速道路で絶対にあってはならない事故だと強い憤りを感じる。民営化に無料化、割引き、サービスエリアの集客などなど、見栄えが良い政治的な駆け引きばかりで大切なことがお座なりになっていたのではないですか?半国営企業さん。(U)
▼初めてのディズニーシー。半年前に友人の結婚パーティーで当たった1等賞のフリーパスを、結婚1周年に。当初あまり気乗りしていなかった嫁も(基本的に美大生は自分の描く絵やキャラクターが一番だと思いたいためか、かなり対抗意識があるようで)シーはお酒が飲めるなどランドよりも大人向け、などと口車に乗せてやっと納得。無邪気にはしゃぐ年齢でもないが、しょせんは作り物と斜に構えるのではなく、ここまで大舞台を築き上げた人間の技(業)に素直に感心。実際よりも遠くに見える(見せる)山の火口など技術やデザイン、心理学等に脱帽。ショータイムには水上パレードも行われたが、高速で隊列を成す水上バイク、サーカスの如く高所で笑顔を振りまくダンサーなど「人間ってすごい!」。いちいち小難しく考えずとも、純粋に楽しめた。(S)
 
12月17日付
2012-12-17
▼大手一貫段メーカーを退職したHさんやSさん達と定期的に開いているのが『旨い酒を飲もう会』。今年の納会は中小段メーカー○社長らが加わって7名だった。混沌とする段ボール業界だけど、こうして和気藹々と情報交換し、何かあった場合、お互いに協力できる関係はずっと続けられればいいと思う。ちなみにこの飲み会、4時から始まる。H先輩の起床時間と寝る時間にあわせるとこうなるらしいが、誰も文句を言わず、鮨屋だろうが焼鳥屋だろうが、毎回4時ピッタリにスタートする。これもHさんの人柄の良さによる。(Y)
▼NHKで月曜夜に放送している<サラメシ>という番組を風呂上りのヨガをやりつつ観ていた。働く人のお昼ご飯を紹介するだけなのだが、おもしろい。子どものころ教育テレビで<働くおじさん>だったか、様々な産業の現場を尋ねる番組があり、好きだったことを思い出した。その日は新宿の地下で冷暖房を供給する、指令センターの会社で働く人たちを紹介していた。思わず目が釘付けになったのは、この仕事が本当に好きで、愛妻弁当を熱く語った男性の人柄とおかず。彼のベスト1、2に入るらしい「ねぎとささみとジャガイモの味噌炒め」。切り方はお弁当を映したからわかるけど、どの順で炒めるのか・・・。作ってみたら、すごくおいしい。これが男性の言っていた、味噌が絶妙の味かな。(A)
▼永島・本並・礒貝・松浪・エンボマ・宮本・稲本・遠藤・加地・家長・宇佐美……。J開幕以来、多くの名選手が築き上げた伝統と実績が、ここで途切れてしまうとは。事実上のオーナー・パナソニック社長の決算会見での自社に対する「負け組み」発言とダブる。下位常連チームが、タイトルを複数獲り、名門とまで言われるようになり、素直に嬉しく誇りであった。でも今年は明らかに歯車が狂っていた。結局立て直せないままだった。1年で昇格というが、ファンにとっては長い。(U)
▼某大手スーパーのマーケティング担当者を取材。「いつも自宅近所の○○店で買い物してます」と挨拶すると、「○○店付近は昔の商店が多く残り、古い住民や年配者が商店の固定客になっている証拠。最近鉄道が通ったから、引っ越してくるのは鉄道で都心に通う、家を新しく買った夫婦や家族など若い人が中心。増えた鉄道利用者は車を持たないので、駐車場は狭くてもいい。それでMさんみたいな若い(?)人向けの商品が多い店でしょう」など出店戦略を説明されたが、ここまで自分を完璧にプロファイリングされた、マーケティングの精密性に驚愕する。よく経済誌で、コンビニや飲食店のマーケ戦略など書かれるが、あんなのはノウハウのごく一部。小売業界の競争は凄い。(M)
▼各党が揃って口にする脱原発だが、具体性が見えない。先日、取材で寺島実郎さんの講演を聴く機会があったが、現在の世界情勢と照らし合わせても将来的にも脱原発は困難、現実味はないという。まず電力が確実に不足。今夏は計画停電もなかったが、実は海外から高値でガス等を購入、「先人の蓄えを切り崩して一時的に凌いだだけ」と指摘する。また、原発の世界トップシェアが日本企業であること。そして「隣国の中国・台湾・韓国は今後、倍増する計画。いずれにせよ脅威からは逃げられない」とも加えた。「むしろ高い技術で世界的に貢献すべき」と強調、聴いているうちにそう思えてくる。ただ、東電の会見を思い返すと…やはり危なっかしいなぁ。(S)
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