有限会社
日刊板紙段ボール新聞社
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板紙・段ボール産業の総合紙。
紙器・段ボール企業を中心に機械・資材メーカーなどの動向をはじめ、箱を使うユーザーの動きも網羅。各種統計の分析なども充実。
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▼日経市況、担当記者の見方ひとつで動いている。昔と違い『あてにしている人もいないから気にするほどでも』と言う段メーカーも多いが、ユーザーの中にはこれ幸いに利用する会社だってある。元々実勢価格と大きく離れ、市況の意味なんて無かった。大手板紙メーカーに『早く(乖離を)あわせたい』と話していたらしいが、無理に近づけるより、いっそ5年、10年掲載しなければいいのだ。
▼3月31日のシート市況で2円下げたが、ロット数も取引量も異なる中で『何を基準にしているのか。不透明過ぎる』とは段メーカー営業幹部。大手と小さなボックスでは2桁の価格差だってあるのだ。I記者は大手ボックスにも探りを入れていた。シート価格について、ボックスも段メーカーも事細かく言う訳が無い。市況を下げたい時にはボックス寄り、上げたい時には段メーカー側に立って掲載できる。まして今回は下げた背景、理由も記事で書いていない。
▼担当を変わったIさんは、業界内でも知られた存在だった。それなりに勉強もしていたのだと思う。市況が『記者の一存で決まるなんてあまりにもバカバカしい』(大手段メーカー)のであり『この産業で生計を立てる多くの人が影響受けるのは悲劇』でもある。親しい△さんが『もっとも、もっと心配なのは次に引き継いだ人、無謀な行動に出ないか』としたが、そうならない事を願う。(山)