板紙・段ボールから印刷紙器までを網羅した専門新聞社です

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有限会社
日刊板紙段ボール新聞社

東京都文京区湯島4-6-11
湯島ハイタウンA-509号
TEL.03-5689-0121
FAX.03-5689-0120
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板紙・段ボール産業の総合紙。
紙器・段ボール企業を中心に機械・資材メーカーなどの動向をはじめ、箱を使うユーザーの動きも網羅。各種統計の分析なども充実。

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日​刊​板​紙​段​ボ​ー​ル​新​聞​社​
 

過去のブログ

 

過去の記者ブログ

過去の記者ブログ
 
12月7日付
2012-12-10
▼「えーー」、近くの医院の先生がカルテを開くなり言った。台湾人で日頃から色々お喋りする関係だからなのか、待合室に聞こえるぐらい大きな声で。ここには甲状腺のホルモン剤を処方してもらうために通っており定期的に血液検査する。その結果を見て冒頭の「えーー」なのだが、なんと尿酸値が8・5もあったのだ。「足は痛くないですか。もう薬を飲むレベルですよ」。数年前から若干高めなのは知っていたが、「何で急に」との思いもある。「お酒好きですもんね」「飲み過ぎだ」と散々言われて帰って来たが、もらった資料を見れば、好きな食べ物はみんな尿酸を高めるもの。「レバー」「白子」「干物」「干し椎茸」など等あげたらきりが無い。痛風で友人Eも足を引きずったことがあるし、相当痛いらしい。気を付けなければ、と思いながらも気付けに一杯やった。(Y)
▼応接室の窓の向こう、ビルの非常階段に黒い塊がみえる。カラスだ。何か企んでいるなとじっと窺っていると、つんつんつんと一段ずつ階段を上がっていく。途中疲れると休憩し、またつんつんつんと着実に上がる。ひょっとして1階からああやって上って来たのだろうか。手すりを上から滑っては、また飛んで戻って何度も繰り返し遊ぶカラスは見たことがあるが、羽を使って飛ばないで足だけで階段を上るなんて初めてみた。休む時は少し先の階段を見つめ、まるで「疲れた、でもあと少し」とポーズをとっているようで案外かわいい。(A)
▼出身校である大阪府立K高校は、千里丘陵の上の方、教室の窓から大きな公園や少し遠方に万博公園の「太陽の塔」の後ろ姿が見える、緑に囲まれた環境の良い学校だった。大阪市長の出身校Kとは伝統、実績ともに大きな差はあるが、何でもそこそこな感じが、それなりに嫌いではなかった。地理担当のおじいさん先生は、クラスに大学受験の地理選択が記者を含め2名しかいないからか、ほぼ全時間、若かりし日の日教組での武勇伝を語り尽くした。生物のボサボサ頭の兄ちゃんは、インドの素敵な葉っぱについてボソボソ話していた。担任は前職がテキヤで、雪駄に長髪、教師の雰囲気が皆無だった。もちろん、入学式、卒業式は生徒よりも先生の方が?色んな意味?で自由だった。20年程前の話だ。特にここ数年で随分と変わってしまったのだろうな。(U) 
▼入浴剤にハマっている。年の瀬も迫り、すっかり寒くなった。刀傷を癒す戦国武将の「湯治」じゃないけど、疲れを流し、体の芯まで温まる・・・憩いの時間である。まぁ温泉めぐりでもできれば良いのだろうが、そこまでの身分でもないし、むしろ自宅で楽しめる気軽さが良い。種類も多いから、何となくB級グルメみたいだ。北海道に行ったら、もちろん洞爺をはじめ各温泉地のセットを買う。ご当地ものではなかったが、先日使った?ゆず?シリーズは香りも良く、想像以上に良かった。おかげで少々のぼせてしまった。慌ただしい師走、こんなお手軽な癒しも悪くない。(S)
▼東北の抜型メーカー社長の話。無料で作らされたサンプルが経営を圧迫。サンプル機の過稼働でヘッドが壊れ修理代300万円。残業代は大幅に増加。サンプルを海外他社に見せ相見積りを取る顧客。「図面もあるでしょ?」と暗に要求する顧客。あまりに非道な顧客には、社長自ら顧客先に乗り込み、交通費や時間の大幅ロス。現在は努力し有料の顧客も増えたというが、企業に注文して無料というのは、色々間違っていると実感した。(M)
 
11月27日付
2012-11-26
▼「御釜」、ご存じの方も多いと思うが、蔵王の名所である。山なんてほとんど縁がないものの10月中旬、誘われるまま行ってきた。それにしても寒かった。と言っても距離の割には高額な有料道路を通って極近くの駐車場までは車だ。記者よりだいぶ年長者が歩いて登っているのを「凄い」と思いつつ、内心ホッとして。麓の市内は18度あったが、御釜付近はなんと4度しかない。バスツアーの人達がダウンを着込んでいるのも納得する。風も強く粉雪も舞う。「山で死ぬ人がいるのもわかる。今度は重装備で」なんてこぼしてしまったが、やっぱり山登りはあわない。止めておこう。(Y)
▼大阪支社で10年ほど前まで働いていた、中村武さんが亡くなった。出張で行かれない社長の代理でお葬式に参列した。武さんとは、20年ほど前の入社時、東京の従業員7人で、段ボール機械の展示会「JCBM」に行ったとき、初めてお会いした。独特のゆったりムード漂う男性だったのを覚えている。その後は電話で話す程度、経理の男性の後を私が引き継いでからは電話やハガキでやりとりすることが多かったように思う。2月に亡くなった、創業時から在籍していた森山さんと同じく字がきれいで、趣味だったのか封筒やハガキにはいつも変わった切手をよく貼って寄こした。7月に亡くなった父とは生まれ年が同じ、電話、手紙で気にかけてくれた。身近な人が3人も亡くなると、そういう年齢とは言え寂しい。(A)
▼学生時代ほどではなくなったが、大の映画好きで、今でも映画館、DVDともども良く鑑賞する。映画のひとつの分類として、オリジナル脚本と既存小説やコミックらをもとにした作品とに分かれるが、原作有りは脚本次第で全く出来不出来が分かれてしまう。特に、原作への思い入れが強い場合、いや応無しに映画への評価ハードルは高くなるものだ。2時間程度の上映時間を鑑みて、原作の登場人物やエピソードの大幅な割愛が求められる一方、小説などで何文字も費やさなければならない所を映像だと、ほんの一瞬で表現できることもある。要はその取捨選択によってオリジナル性を発揮しながら原作の解釈を損なわないバランスが成立する。良い小説を元にした良い映画は、「要約」の勉強にもなる。(U)
▼山手線などでやたら宣伝を目にした「ビックロ」。一見ユニクロのロゴマークだが、少し違う。どうやら新宿にビックカメラとコラボレーションした新館がオープンしたようだ。先日、近くを通った折りに興味本位で覗いてみた。予想通り、衣服と家電が同じフロアーに飾られている。例えば、ジャケットを着たマネキンが(集団で)掃除機を持ってポーズをとったり、何となくおもしろい感じ。いや、むしろ滑稽な感じか。一通り回ったが、さほどビックロ・・・ビックリはしなかったかな。コラボすれば良いものではないようだ。(S)
▼大手菓子メーカー担当者の話。近年コンビニの弁当売り場が増え、菓子の大ヒット商品でも店頭に並ばないという。少人数の世帯が増えたこと、コンビニ各社が自社製造し利益率が高いといった理由で弁当に注力。特に菓子は量の割に袋や容器が大きく嵩張るため、常に売り場縮小のターゲットとなりやすく、こうなるとライバルは菓子の同業他社でなく、弁当など他ジャンルという。もう11年近くコンビニ弁当は食べていないが、見ると明らかに貧相な昔風のコンビニ弁当は減ったような。(M)
 
11月17日付
2012-11-15
▼20年前、小紙にも大阪支社があった。記者も入社当時は大阪・都島にアパートを借り取材や集金に回った。なぜか大阪弁に惹かれ、夜は遊びに連れて行ってもらう事も多く、今でも楽しい想い出として残っている。当時の支社長は中村武、話し好きな典型的な大阪のおじさんである(本当の叔父でもあるが)。その中村さんが10月29日に亡くなった。享年80歳。長年、ガンを患ったが心不全で静かに。お世話になりました、ありがとうございました。(Y)
▼最近、帰りの電車で寝過ごしひとつ先の駅まで乗ってしまうことがある。寝ていてもどういう訳か降りる駅で目は覚めるが、何となく違うような、ここでいいような、車内のモニターの「ここは○駅」の画面も、ほかの案内が表示されている。発車寸前で挟まれるのは恥ずかしい・・・動かないでいたら、やっぱり降りる駅だった。次のホームに着く少し前、ちょうど上りの電車がやって来たから、なんとしても乗りたい。チャイムがなる中ダッシュすると、少し離れた向こうのドアでも、下りから上りに乗り込む同士がいた。(A)
▼25年ぶりに山梨・清里に。当時は、駅前通りが華やかでファンシーショップなどが多く並び、若い女性が押し寄せ、多いに賑わっていた記憶がある(小学生から見たらお姉様方)。が、TV報道などで度々見聞きしたように、現在は「兵どもの夢の〜」状態。何年もそのままであろう店舗跡が駅前通りに何軒も続いているのだから、かなり深刻だ。もっとも、メインである清泉寮は歴史ある本館はそのままに、大きな新館が建ち、当時はなかったはずの温泉まであった。良心的な価格で野菜中心の食事も新鮮で美味。確固とした理念を持ち経営している、良い所は何年経っても良いのだなと感じた。(U)
▼ある晩、はたから見ても分かるくらい嫁がウキウキしながら翌日の服を選んでいる。気になって尋ねると「某党の政調会長に会う。大手広告代理店からマニフェストのデザインを依頼された」と満面の笑み。それはすごいとしばらく話を聞いていた。ただ、実際には政調会長のプレゼン資料用の図版を制作。もしかしたらマニフェストにも使われるかも・・・くらいのようだ。しかも超短納期。なおかつ党が実現できなかった公約は後半にやんわりと、なんとか実現できたことを前面に押し出す、あくまで未来志向で、など・・・やたら注文が多い。普段は参考書等をデザインしている会社なので(たまに雑誌の仕事も舞い込んで来るようではあるが)、四苦八苦している模様。プレッシャーは計り知れない。それでも本人は、「非常に良い経験」と前向きである。頭が下がる。がんばれ!(S)
▼先日、一度会社を傾けてしまったメーカー社長に会う。現在は元気に仕事をしているが、かつて会社絡みで気持ちが追い詰められ海外へ。日本での苦い経験を振り払うかのように、風光明媚な海岸でレジャーに没頭したり、日本より格段に安い物価で美味いものを食べているうちに、元気を取り戻し日本に戻ってきたというが、この気持ちは理解できる。イジメ、借金、人間関係、長時間労働など尊い命を自ら絶つ悲しい事例を各種報道で聞くが、狭い日本の、限られた範囲で一度つまずいただけ。その場から離れて解決することが大半なのだから、そういう避難場所は持っていて損はない。高校時代の担任はしきりに海外経験を勧めていたが、そういう意味もあったのかと20年以上経て思った。(M)
 
11月7日付
2012-11-06
▼地方出身である程度の年代の人に「上野駅近くのレストラン」と聞けば、多くの人が西郷さん真下にある『聚楽台』を上げる。ビルの外観は創業時のまま、古ぼけ、店内のだだっ広い座敷は中学生相手の旅館だったが、どこか親しみやすく、安いつまみも揃っており、仕事帰りにたまにだが使っていた。08年、惜しむ声をよそにビル全体が取り壊され、このほど完成したのが西郷会館(UENO3153=さいごうさん)である。瀟洒な建物に一新、鮨屋、焼き肉、牛タン、居酒屋、焼鳥、ビアホール等がオープンした。「聚楽台は」と尋ねれば、「入りませんでした」。なんと入店申し込みは200店以上あったそうだ。(Y)
▼毎年恒例、製紙連手前にあるお稲荷さんの賽銭箱に今回は100円玉で、「今月出る本が少しは売れますように」と、お願い初登場の「あること」を祈った。あともう一つくらいお願いしても良かったかな。2013年版の全国段ボール・製箱・紙器企業名簿(定価1万3650円)が今月中旬発刊します。お申込みお待ちしております。(A)
▼北陸地方の県庁に勤務する友人は、土地関係の部署に所属している。ここの所、海外からの投資目的での土地取得が目立っており、県としても何らかの対応が必要になってきているという。土地柄、水や山林が豊富。将来的にそれらが貴重な資源となった時、日本にあって日本でない状況はシビアだ。先日、20世紀初頭の戦争にまつわる歴史に精通する、N社長の講演に伺った。中国を中心としたアジア諸国との問題は、責任の有無を調査しそれに評価を下し、自ら裁き、国家として正式に謝罪、賠償し、次世代に対し教育し初めて前進すると述べていた。同様の状況にあった欧州諸国はすでにこの過程を経ているとも。隣国との関係は、現在と過去が同居し、難しさを増す。(U)
▼接着剤関連メーカー社長の話。紙おむつにも接着剤が多く使用されているが、東南アジアなど新興国の紙おむつは、日本のような大量パックでなく、1個から小分けで売られている場合が多いという。新興国はまだまだ所得が低く紙おむつは高級品で、簡単に大量購入できるものでない。そのため旅行など限定された時しか使えない。ライフスタイルの多様化が進んだ先進国=小分け・小ロットと思いこんでいたので、なかなか面白い話。そういえば、事故を起こした日本触媒姫路工場で作る、紙おむつ用高吸収樹脂は世界シェアの2割を占めるらしい。紙おむつの安定供給のため、育児の負担軽減のため、早く復旧してほしいもの。(M)
▼休日、浅草をふらり。完成してから初めて見上げたスカイツリーは圧巻だった。お膝元の「ソラマチ」は、ものすごい人だかり。絶好の秋晴れで、TOKYO・MXテレビの撮影も行なわれるなど大盛況。その活気は、どこか懐かしい感じ。おばあちゃんに手を引かれる子ども、いい思い出になるんだろうな〜。(S)
 
10月27日付
2012-10-29
▼神奈川県南部、相模湾にチョンと突き出た真鶴半島。昔から海と山、両方ある風景が好きで何度となく足を運んでいる。ひなびた漁港には小さな漁船が何隻か停泊しており、その側では猫や犬が日向ぼっこ。東京から1時間半ほどの場所とは思えない風情がある。200種類以上の魚が水揚げされる魚の宝庫でもあり、刺身は安くて旨い。夏には海水浴や磯遊び、寒くなっても釣りができる。半島先端にある景勝地「三ツ石」は、日の出の絶好なスポットとして有名だ。久し振りに出かけたが、魚屋で買ったさつま揚げをつまみに、海を見ながらワンカップを飲んだ。気分転換には最高だった。(Y)
▼うちの会社の長かったサマータイムも9月で終わり、毎朝20分は余分に眠れるようになった。時間がずれると駅まで歩く際に出会う顔ぶれも違ってくる。参道に出てきた男女あわせて10人弱の人生の先輩方(70代前後)が、境内で体操かウォーキングでもした帰りなのか、その中のある男性がハイタッチで女性達とさよならしている。同性にもしていた。明日もまたねって別れ方がからっとしていて、うらやましく、思わず人生の早送りボタンをピッと押して、仲間入りしたくなった。(A)
▼多くの製紙メーカーが段古紙の国内価格を10月11日以降、?2円引き下げ13円とした。7月末に2円下げたのに続いて今年2度目。ただ、計4円ではなく「2円」「2円」と捉える向きもなきにしもあらず。年初以来、輸出価格の弱含み、需要の伸び悩みを受けて、多くが国内価格の下方修正を念頭に置きながらの舵取りではあっただろうが、7月、10月それぞれ先頭を切った会社に対し、互いに「このタイミング?」との思いがよぎった可能性はある。昨年末からの原紙値上げの進捗とその揺り返しに大きな影響を与えた(る)だろう。(U)
▼家の蛍光灯が壊れたので、節電目当てで念願のLEDシーリングライトを購入。一定基準の明るさをクリアした中で、「最低価格帯」の国内メーカー品を選んだのに、機能の多さに飽きる。白色から暖色まで4色から選べる〓白だけでいい、照度の調整が自由自在〓薄暗い照明なんかどこで使う?リモコン操作可能〓電池代がかかるから部屋のスイッチしか使わない、など自分も家族も全員が「こんなに機能いらないから、安くしろ」と不満タラタラ。TVなど消費者ニーズと乖離した機能追求に走った国内メーカーは、海外勢に負け倒産寸前の会社も。LEDのような歴史が新しい商品なら、その失敗を活かしているだろうと思っていたが、本当に一度潰れないと分からないらしい。(M)
▼「紙わざ大賞」作品展および関連イベントを取材した。ちょうど有楽町でIMFなどの国際会議が開かれていたため、銀座・十字屋ホールの界隈も物々しい雰囲気だった。初日には、報道限定で会場および作品が紹介された。大賞は段ボール箱。『風景の宅配便』という作品で、箱の中に再現されたパリのセーヌ川周辺のジオラマは精細で美しく、射し込む光や空色を調節することで時間の経過まで表現するとは…お見事。個人的には、積み重ねた段ボールシートを彫刻のように加工した力士がお気に入り。同日の授賞式で、三澤特種東海製紙社長も段ボール力士について隣席の社長たちと話していた。確かにすごい迫力だ。今後、Pam東京(本社展示スペース)などでも作品が展示されるようなので、まだの方は是非見て感じていただきたい。…力士、置けるのかな?(S)
 
10月17日付
2012-10-17
▼朝テレビをつけると『業界新聞』を特集していた。小紙も20年ほど前、久米宏の「ニュースステーション」で大きく取り上げられた事があった。当時の人気番組でその反響は凄く、自宅に電話がたくさんあり、事務所近くの全く知らない酒屋からも声を掛けられた。当時、業界新聞は全国に8千社存在すると言われ、紙器・段ボール関係の業界紙(誌)も、最盛期には15紙近くあったように思う。「現在は?」と聞かれれば、業界の勢いとともに「・・・」である。退職した記者の中には、ホスト業界の新聞社に勤めた若者もいる。「誰が新聞なんて読むのか」と思うが、全国津々浦々、ホストクラブを回って新人に一言二言インタビューするのだそうだ。もっともバカらしくなって直ぐに辞めていた。(Y)
▼金物屋裏口の前にきれいめの女性3人に囲まれたサラリーマンがいた。店の人とは違うから、軽く観察すると男性はシャツの前がはだけてふらついている。朝方まで飲まされて、今からATMでお金を引き出すよう要求されている(たぶん)。用事を済ませ再びそばを通ったら、案の定、ATMが見える位置に女性がひとり見張っている。美人でスタイルが良く、服のセンスから日本人ではないとわかるが、携帯で誰かに指示を仰いでいるようでちょっと恐い。最近は個室タイプのATMに連れ込みお金を下ろさせる光景も見なくなったけど(被害が多いのか閉鎖された)、久しぶりに遭遇すると人のこととは言え、あーあと思う。みんなどうやって会社に欠勤の電話を入れるのだろう。(A)
▼「…諸般の事情により閉店いたします…皆様方のご活躍を…」。台風一過の秋晴れの下、交差点を渡ると、この貼り紙だ。行きつけのそば屋が潰れた。先週は何事もなく開店していたし、繁盛していた。数カ月前お気に入りの居酒屋がランチを止めたことでローテーションは崩壊、在社時は毎日ここだった。もりそばと天ぷら1品。これも決まっていた。飲食店の入れ替わりが激しい地域だが、かなりのダメージ。そして路頭に迷う。(U)
▼最近、職場でスマホ普及率が上がっている。ほとんど受信通話しかせず、メールなどネット利用は全て自宅のPC(最安のADSL)限定のため、携帯料金は毎月1200円程度。バッテリーはほとんど減らず、充電は毎週1回。このような利用環境では、料金も充電回数も跳ね上がるスマホは割が合わず使えない。このまま使い続けられれば嬉しいが、もうガラケーの新モデルは出ず、いずれスマホしか選択肢が無くなるのは必至。今使うガラケーのように競争が進み、機械本体無料、毎月1000円程度の料金で使えるスマホが出てくるのか、それまで耐えられるか不安。仕事で新製品を取材すると「これはスゴイ!」「高くても導入すべきだ!」など興奮するのだが、自分で金を出すサービスは安さ最優先という矛盾。(M)
▼先日、出版大手K社のグループ会社から電話が。身に覚えのない。聞くと、だいぶ前に応募した小説を出版しないかという誘い。もちろん自費出版、丁重に断った。以前、たまたま出版できた時は、巣鴨にある小さな出版社だったが編集長が気に入ったという幸運だけで決定。何百万円なんて、とても無理である。とにかく乗せようとする出版、もとい関連会社の厳しい現状を垣間見た気がした。それはそうと、昔の原稿をどこで入手したのだろう?何となくK社に送った気はするが・・・。(S)
 
10月7日付
2012-10-09
▼反日デモによる破壊に略奪行為、テレビに映し出される映像は誰が見ても異常だ。民度の低さと言ってしまえばそれまでだが、あんな恥知らずな行為は日本では絶対に起こらない。事務所マンションに住む中国人家族だって、いつも通り平和に暮らしている。飲み屋街でも中国語が飛び交っている。あそこと同じ様に熱くなる事は無いにしても、中国は危ない国だ、と思う人は増えている。同時に依存度を下げる必要がある事も。普段、政治や経済に関心を示さない友人が言った。「中国から撤退、日本でモノ作りすればいい」、「売れなくても、給料を下げても、みんなで我慢すればいい」。そうだ、経済以外にもっと大切なものがある。(Y)
▼頭のMRIは撮ったことがあるが、今回はお腹のMRI。初めて造影剤を注射した。その副作用か知らないが、翌朝起きると両まぶたがだらんと垂れ下がり、下のまぶたも赤く腫れている。普段は両目とも二重だから、しわがないと別人だ。視界が狭いからモノが見えにくい。今日が土曜日で良かった。もともと二重まぶたではなく、中学のときに寝すぎたせいでしわが付いたと記憶しているから、午後は期待してずっと寝ていた。翌日、残念ながら治らず、でも一重まぶたの自分にも馴れ「あ、この顔でもいいかも」と思ったが、3日目、とりあえず二重には戻った。でも何となく以前の顔と違う気がする。(A)
▼この欄に何回も登場しているが、9月から中国の大学で日本語を教え初めた友人Aの話。反日デモの影響を聞いてみた所、学校側から休日の外出は控えてほしいと言われ、平日の通勤時も送迎付きに変わった、とのこと。ただ、普段行くコンビニでは、彼が日本人だと知っているおばさんが、有料のレジ袋を無料にしてくれたり、生徒が代わる代わる食事を持ってきてくれたりと、大変な中でも感謝すべき事は多いという。「反って気を使わせている」とも感じるようだ。先日はタイミング悪く、不注意で小石が目に入り、片目がちょうど殴られたみたいに腫れてしまったらしく、学校で同僚や生徒たちにどう言い訳しようかと悩んでいた。また、真剣に日本語を学ぶ生徒達の立場を考えると可哀そうだとも。(U)
▼先日、大物映画監督のインタビューを読み「選べることは豊かなこと」という意見に感銘。戦後、食料も家も全て足りない時代を生きてきた監督。食べ物が限られているなら我慢しかないが、選べるようになると「より美味しく」「より栄養を」など進化が始まり、映画など芸術や娯楽はそういう余裕があって発展したもの。人間の幸福は、自らに最適なものを最後に選べることに尽きるという意見に感動。これを包装に当てはめると、ケースユーザーは段ボールだけでなく、プラ段やシュリンクなど様々な素材の中から、コストなど最も有利なものを選べる自由があり、その中で段ボールを選んだはず。ならユーザーは幸せだということを、もう少し意識してほしいもの。(M)
▼先日は、音楽仲間でJAZZバーを貸し切って、アコースティックのライブイベントを開いた。昨年に続き第2回。会場との打ち合わせや集客、レンタル機材のセッティングなど、まだまだ不慣れなことも多かったが、そこはアットホームに、文化祭のような雰囲気でワイワイと盛り上がった。今回はトップバッターでの出演、演奏後は気兼ねなく呑めるぞ・・・というわけでもなく、主催者だから、タイムキーパーやお客さんへの対応など終始忙しかった。終演後には見送りや清算、全員にメールなどヘトヘトで、翌日はほぼ寝ていた。ただ、多くの人に喜んでもらえたことは本当に良かった。知り合いが増えたし、11月に入籍する2人にサプライズもできたし満足。開演するまでは本当に大変だったが、すっかり喉元を過ぎて、早くも次回の構想を描いている。(S)
 
9月27日付
2012-09-26
▼このところテレビや新聞を賑わしているのが、死者最悪32万人を想定する「南海トラフ地震」。津波からの迅速な避難や建物耐震化で、最悪ケースの死者は6万人ほどに減らせるという。この数字は内閣府の有識者検討会から出されたものであるが、機械メーカーの○社長が面白い話を教えてくれた。「このまま原発廃止の方向へ進めば原発マネーが消える。今からその代わりを見つけておかねばならず、その一つが地震に対しての巨大な公共事業」と言うのだ。博学で知られる社長だけに、じっくりと考えさせられた。ちなみに記者は地震大国の日本において地震は天災、個人で出来る備えはするが、巨大地震にあった時は「運命」だと思っている。(Y)
▼変な話だけれど、最近、立て続けに金縛りにあった。寝つきはすこぶる良いので、布団にはいり「そういえば今日こんなことがあったなあ」と思った途端すとんと眠りに落ちてしまうのだが、気がつくと足もとからどどどっと何かが入ってきて身体を通過し頭から出て行った。「恐い、今すごく恐い体験をした!今夜は寝られないかもしれない」と心臓がバクバクした次には寝入ってしまったから、金縛りにあったと言う夢だったかもしれない。翌日ふと思い出し、本当のことかあやふやで、別にこれは恐い体験でもなんでもないかも。(A)
▼10年程前に住んでいたボロアパートの最寄り駅は徒歩20分の中央線N駅。今でも数カ月に1度、同地の馴染みの美容室に行くのだが、最近、街並みの変化に少々驚いている。北口商店街を抜けて、T女子大方向に向かう交差点にあった、景気の良いオヤジの掛け声が印象に残る魚屋は、3カ月の間に立派な戸建住宅に変わっているし、その直ぐ近くの酒屋は跡形もなく、マンション建設の立て札が。骨董品屋やクラフトショップが多いエリアなので、同じような店が、これまた同じような店に変わっても特に気にならないが、生活に密着した店があんな風に変わっていくのは少し寂しさを感じる――と美容室のマスターに話したら「Uさん太ったね〜」と。やばい負けずに変化しちゃってる。(U) 
▼続く残暑。日傘を使用する女性は多いが、骨の先で頭を突かれそうになり「危ない」と感じた。眼にでも入ったら一大事である(男性のちょうど目線の高さだし)。実際、ケガするほどではないにせよ、通りすがりの通行人の頭に刺さるトラブルを目にする。見れば、むき出しの金属が360度、突き出し広がっているではないか。雨傘であれば、布地やビニールを張るために、骨の先にプラスチック等のキャップを引っかけることで先端は露出しないものだが。そして、直射日光を気にするあまり周囲に注意が行き届いていないような印象も。是非ともご注意いただきたい。細い道をすれ違う時はヒヤヒヤする。清涼感は一切ない、嫌な冷や冷やである。(S)
▼冷凍食品関係者の話。東日本大震災から1年半が過ぎ生産量はほぼ戻ったが、冷食会社の事業所減少は続いている。被災した工場は従来商品を他社へ代替生産させたが、工場の復旧や新設は過剰設備と化す恐れが。10年前から国内総生産量はほぼ横ばい、工場数は951から572に激減、なのに生産能力は過剰気味、そりゃ廃業や倒産は増える。国内で過剰気味という点では段ボールも似ており、記者として参考にする点は多そうだ。(M)
 
9月17日付
2012-09-18
▼今年の沖縄は台風の当たり年である。6月に上陸した4号を皮切りに、9号と10号のダブル、8月下旬の猛烈な15号に、翌日ぐるりと戻ってきた14号。8月の土日の多くが潰れたようで、海関係者の嘆きが聞こえてきそうだ。昨年までお世話になっていたダイブガイド「きじむなあ」の近くでも、市中心部を流れる川が氾濫して街が水浸しになってしまった。もっと大変なのが離島で、船が止まれば生活物資に影響する。よく行く伊計島は本島と海中道路でつながっているが、これも通行止めになる。宮古島で経験した台風ではホテルの窓ガラスが強風で膨らんだ。9月は台風本番、被害が出ない事を願っている。(Y)
▼晩ごはん後の腹ごなしに近所のホームセンターへサンダル履きで出掛けた。閉店の8時まであと1時間を切ったのに日曜日だからか、意外と買い物客が多い。小学生の女の子が「お兄ちゃん、トイレに行って来るね」「いってらっしゃい」「何かあったら、ななって呼んで」「うん、わかった」。ふいに飛び込んできた会話は、そばにいた母にも聞こえたらしく、ふたりして思わず和む。そう歳の離れていないきょうだいらしいが、妹の方がしっかりしているようだ。(A)
▼「よう見ちょけ」。ここにどうも引っ掛ったようだ。日経で連載された「大王製紙の乱」。当事者しか知らないであろう人間関係や業界再編の裏話が記されていて面白かったので、夏の帰郷の折、四国中央市が故郷である母に読ませた所、内容以上に冒頭の言葉には違和感があったようで「変だ、変だ」とうるさい。顧問が、創業者の父・伊勢吉氏に会社が危機に瀕した際の取締役会を「良く見ておけ」と言われた回想シーンでのセリフだが、母はあの辺りの方言では文字にすると「よう見とけ」で、?ちょ?ではないという。井川一族は伊予三島で、母は宇摩郡で昔の区分では隣町なので、もしかしたら違うのかも知れないし、伊勢吉氏独特の言い回しかもしれないが、得てして言葉は地元の人間ほど敏感なものだ。ちなみに「見ちょけ」は、九州にある言い回しのようで、担当記者の方はそっち出身だったのかな。(U)
▼8月最後の週末。昨年に続き、「としまえん」のプールへ行ってきた。家族連れやカップルは比較的多かったが、学生の姿は少なく感じた。夏休みの宿題、ラストスパートをかけているのだろうか。何はともあれ、午前中から気温は30度を超えて絶好のプール日和となった。昨年、長時間並んだ割に、鼻から水を飲んでしまっただけのウォータースライダーは今回避けて、ビールを飲みながらプールサイドで横になるなど、水遊びを楽しむ程度。夕陽が沈む中、園内のビアガーデンでもう一杯。偶然にもフラ&タヒチアンダンスのステージが始まった。そして帰りに寿司屋で一杯。すっかり夏の疲れも吹き飛んだ。(S)
▼空き家増加の報道を聞く。理由は様々だが、一方で家を求める人は変わらず多く、このミスマッチは何とかならないものか。毎年、豪雨の崖崩れで潰れる家、雪下ろしの転落事故など報道を聞くたびに(近年は原発事故も…)、状況に応じ家を住み替える習慣があっていいと思う。ロシアのダーチャみたいに、季節で家を使い分ける習慣はある。日本でも賃貸なら可能。仕事はITを駆使し、自宅で可能なら自宅で。引退したお年寄りなら更に問題なし。人間や不動産の流動化で発生する経済効果のオマケつき。検討する時代がそろそろ来たのでは?(M)
 
9月7日付
2012-09-07
▼夏の終わりを感じるのはセミの声。マンション北側の通路に落ちているセミの亡骸もアブラゼミだけだったのが、今ではヒグラシが混じっている。今年の夏も暑かった。都心の体感温度は間違いなく気象庁の発表以上に高い。コンクリートだらけの地元駅前は西日がジリジリと照り付け、サウナ状態だ。周りからは「Yさんは夏が好きだから」と言われる事もあるが、夏が良いのは遊んでいる時で、取材で出歩く時はやっぱり涼しい方が断然良い。それにしても段ボール工場内は熱い。各社それぞれ対策を講じているものの、これといった決め手はまだ無いようだ。熱中症にならないまでも、注意力はぐっと落ちる。残暑厳しい折、事故の無い事を願っている。(Y)
▼今朝は10分くらい寝過ごして家を出たはずなのに、腕時計をみるといつもとあまり変わらない時刻。これなら同じ電車に乗れる、ラッキー、と思いながら角を曲がったら、化粧をし忘れたことに気が付いた。どうしよう、取りに戻ろうか、それとも昼休みにドラッグストアで適当に塗るか。もともと大した化粧をしていないし、したところで変化もないからこのままでもいいけれど、し忘れたショックが大きい。何で忘れたのだろう。(A)
▼小バエが湧いた。見る見るうちに湧いた。ちっとも怖くないが、油断するとこれだ。流し脇の排水口から次から次へと飛び出てくる。言い訳はしない。無精で掃除を怠った結果だ。早速、小バエが寄付かない甘い香りを放つ「なんとかコナーズ」1個と、甘い香りで引き寄せて閉じ込める尖がり帽の「ホイホイ系」2個という正反対の武器を置いた。尖がりのリンゴ酢のような香りが部屋中に立ち込める。ただ、じっと中を覗いていても易々と入ってはこない。起床時や外出先から帰ってくると、嘘のように大勢くっ付いている。嬉しいような悲しいような。何匹か数えるのは忍びなく感じたが、大台を超えた頃、ぱったりと姿を消した。夏休みは汗をかきかき水周りを大掃除した。(U)
▼嫁の実家があることから、恒例となった北海道旅行。今回、初めて大沼公園を訪れた。函館から特急・北斗で20分ほど。北国でも地域によって気温に差はあるが、自然豊かな大沼は涼しく快適である。レンタサイクルで大沼(湖)を2時間以上かけて一周した。ビューポイントで自転車を止め、素足で湖に入ったり絶景を写真に収めるなど、大自然を満喫。心地良い疲れと、充実感で満たされた。宿は地元経営のホテル。エントランスで巨大な鹿の剥製がお出迎え、開拓時代を思わせるような木造の風合いもたまらない。料理も美味しく、メインディッシュの肉料理をはじめ食材はオール地元産。スイーツの材料すら揃ってしまうところが、北海道の懐の広さだ。次回はどこへ行こう。(S)
▼先日、東日本大震災のボランティアに熱心な段ボール企業を取材。交通費など諸費用は会社が全額負担、その期間は特別休暇まで与え従業員を派遣した。社長いわく「毎日同じ工場内で仕事していては視野が狭くなり、部門が違う従業員同士の意思疎通も滞る。被災地のためになり、会社の将来を考えれば人材育成にもなった」というが、この意見には大賛成。どうもこの国は、ボランティアに無償の労働のみを求め、それ以外の目的を持つことに嫌悪感を持つ人間が多いようだが、目的があるからこそ物事は継続して取り組めるもの。こういう取り組みは、どんどん企業が真似すべき。新入社員研修代わりにも良いと思うのだが。(M)
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