板紙・段ボールから印刷紙器までを網羅した専門新聞社です

qrcode.png
http://itadan.com/
モバイル版はこちら!!
バーコードリーダーで読み取り
モバイルサイトにアクセス!


有限会社
日刊板紙段ボール新聞社

東京都文京区湯島4-6-11
湯島ハイタウンA-509号
TEL.03-5689-0121
FAX.03-5689-0120
----------------------------
板紙・段ボール産業の総合紙。
紙器・段ボール企業を中心に機械・資材メーカーなどの動向をはじめ、箱を使うユーザーの動きも網羅。各種統計の分析なども充実。

----------------------------

日​刊​板​紙​段​ボ​ー​ル​新​聞​社​
 

過去のブログ

 

過去の記者ブログ

過去の記者ブログ
 
9月7日付
2010-09-06
▼弊社は今年おかげ様で創刊50周年。だからなのか、何を見ても「創業○周年」と言うのが目に飛び込んでくる。今朝は通勤電車で東京・大田区を通り過ぎる際、窓から見えた小学校の横断幕に「開校50周年」、コンビニの棚では、好きなスナック菓子じゃがりこが「15周年」。同じ50だと、「あら、うちと一緒」と妙な親近感を抱く。毎年どこかで、ものごとを始めて○年を迎えている。それぞれの言葉で、感謝の気持ちを発信しているのを見つけるのはわくわくする。(A)
▼今年の大河ドラマ「龍馬伝」の人気は例年以上に思える。大抵は、武田信玄なら山梨県と湧き上がるのは御当地に限られるが、龍馬の行動範囲が広かったことから高知県はもとより、亀山社中を創業した長崎県、寺田屋のあった京都など広きにわたる。先日旅行した伊豆下田でも、改札を出てすぐに番組宣伝用のポスターや旗が目に入った。黒船やペリーで全国的に有名だが、「龍馬飛翔の地」として熱の入ったPRをしている。若干こじ付けのような気もするが、意外性もあって関心を惹かれるし、旅に味わいが加わるのも事実だ。(S)
▼会社近隣に「ドンレミー」がオープンした。主にコンビニ向けの賞味期限寸前や型崩れなど、「ワケあり」スイーツのアウトレット店で、以前にTVで見た時は、半額や7割引といった値札が散乱する中、主婦や子供が行列まで作り我先に商品を買っていた人気店。甘党として大混乱を覚悟し意気込んで行ったら、ワケありは全体の1〜2割ぐらいで、ほとんどは正規品で2割引き程度。オープン直後なのに行列も無い。TVの演出に騙されたのか、方針を変えたのかは分からない。だが、ワケありは正規品の中から一定数しか出ず、安定供給されるものではないと考えれば、これが本来の姿だったのだろう。度を超えた安売りは続かないし、そこら中にあるわけがない。スイーツも段ボールも、ビジネスの「根っこ」は皆同じだ。(M)
▼暑さ際立つ残暑。いつまで続くのかと少々夏バテ気味だが、南米・チリで、地中700?に閉じ込められている33名の不快指数と言ったら想像を絶するものがあるだろう。救出まで早くとも4カ月とのこと、先進国の掘削技術を使えば、もっと早く救いだせるのではと思ってもみるが、地下鉄などの穴で仕事をしている友人によると、真っすぐに掘るのはかなり難儀なことらしく、その程度はかかるのは致し方ないようだ。おまけに気圧が違うわけで、穴が貫通してもそれなりの気圧対応をしながら出てこなければならない。元々、閉所には慣れた人たちではあるのだろうが、4カ月ともなると、環境に順応しなければ、体力・気力ともかなり厳しい状況に追い込まれてしまう。これから夏を迎えるチリ、地球の裏側から全員の無事な救出を祈るばかりだ。(U)
 
8月27日付
2010-08-30
▼大手術をおえて先日、父親が退院した。前日はちょうど78回目の誕生日で、看護婦さんから「○さん、LOVE」「HAPPY BIRTHDAY」とカラフルに書かれたお手製の団扇と、歌を歌ってもらったようだ。一部の看護婦さんが父親と仲がよく、眼が合えば離れたところからでも手を振り、歩く時は手を繋いだりしてくれた。お別れの挨拶で「○さんといて楽しかったよ」と、父を見ていつもケラケラ笑う看護婦さんに言われた時は、ちょっとウルっとした。だが、同じ週末、救急車で運ばれることに。大事をとってしばらく入院、8階のナースステーションでは「○さん、おかえりなさい」と看護婦さん達に迎えられた。(A)
▼いたばし花火大会に行ってきた。いままで花火を間近で見たことがなかったので、数日前から興奮気味。せっかくなので2千円の指定席を事前に予約した。会場は土手に設置されているため駅からけっこう歩くのだが、夕日が染める雲の燃える色、カウントダウンのように深まってゆく夕闇は趣があり、眺めていると足の疲れも気にならない。会場に着く頃、ちょうど辺りは暗闇に沈んだ。次々に上がる花火は、音量も含めてその迫力に驚いた。英語でファイヤーワークというが、花のような火と書く日本のネーミングは本当に風情があって素晴らしいと思った。・・・時を忘れて見上げていたので、終了はあまり実感が沸かず。また来年の夏が待ち遠しくなった。(S)
▼先日取材した「PRIMEDEX」の話。オフセットやグラビア印刷企業を対象とした展示会だが、紙器段ボールなど他業界が中心の機材やサービスをよく目にした。担当者に聞くと、今まで外注だったパッケージや販促品を内製化することで、仕事を確保したり提案力の強化に繋げたいニーズがあるため、そこをターゲットにしたという。最近の小紙で印刷企業の倒産記事を何度も見ると理解は出来るが、外注を受ける側の紙器段ボール業界としてはたまったものではない。段ボール業界が低成長時代に順応し、仕事量を無理に追わず地位向上に努めてきたというのに、印刷企業が単純に「抱え込み」で生き残りを図ろうというなら、紙器段ボール企業は容赦なく迎え撃ってほしい。仕事量が大きく増えないのはどこも同じ。異業種進出は大いに結構だが、今まで手掛けてきたチラシやカタログの利益率を見直してからでも、遅くないと思うのだが?(M)           
▼自宅周辺に「迷い犬」の同じポスターが多く貼られている。かなり前からだが、最近になっても枚数が増えているので、残念ながら見つかっていないのだろう。パソコンで手軽に編集ができるせいか、写真入りの上等な仕上がりで、犬は見るからに「僕を見つけてください」って顔だ。「迷い犬」ポスターに触発されたのか、同様にきれいにレイアウトされた「迷い猫」や「迷いインコ」なども続々登場しはじめている。次は…なんて不謹慎なことも頭に浮かんできてしまうが、このご時世、探すだけでもマシなんて成りかねないから怖い。(U) 
 
8月17日付
2010-08-19
▼1901年生まれの祖母が生まれ育ったのは新潟県津川。福島県との県境に近い山の中、産業と言えば小さな造り酒屋があるぐらいの片田舎だ。今年は23回忌、母親を車に乗せ嫁いだ娘を介護役にして墓参りに出かけたが、当時立派だったお寺もすっかり寂れた様子。街道沿いはすぐ近くに高速が開通したため寂れ果て、祖母の実家だってもう10年以上誰も住んでおらず廃墟同然なのである。ぐるりと回ってみたが、朽ち果てかけた家は何とも侘しく、気弱な母親には見せられなかった。(Y)
▼決算が終わると、お礼を兼ねて会計士の先生へ暑中見舞いのハガキを書く。いつもなら通り一遍になるところが、今年はつい湿っぽいことを書いてしまったようで、先生からの暑中見舞いは2通も届いた。最初の1通はノーマルなもの、2通目には「また一年間頑張ってみましょう。きっと良いことがあるようにお祈りします」と手書きで添えてある。この言葉を支えに頑張ってみます。(A) 
▼球場で見るのとはまた違った感動があった。なにより距離が近い!!広島へ向かう羽田空港の待合ロビー、出発時刻が迫った頃に続々と現れたのが巨人軍だ。大の巨人ファンとして、興奮を抑えるのに、いっぱいいっぱい。小笠原選手がロビーのテレビで、巨人のニュースに見入っている。阿部選手はやたらでかくて派手な時計をしている。原監督は姿勢を崩すことなく仁王立ち。広島まで約1時間半、いつもとは違ったフライトだった。(U)
▼とある製版メーカー担当者の話。印版の価格は相変わらず安いままだが、デザイン確認のため何枚も印刷する「ゲラ出し」や、段ボール企業へ納入する印版の送料など、今まで大半がタダだったサービスに、代金が支払われるようになってきたという。段ボール側が利益率を考慮し再生産可能なケース価格を守ってきたことで、下請けの製版メーカーに正当な対価を支払う余裕が出てきたことは間違いない。とはいえ、今まで特集などで何度も指摘してきた問題が解決されてきたことは、本当に嬉しく思う。しっかりとケースユーザーに相対出来る段ボール企業は、下請けの製版や抜型メーカーに対しても正しく接することが出来るということか。企業でも人間でも、立場の上下に関係なく一貫した姿勢でいられることは、とても魅力的で素晴らしい。(M)
▼この時期よく見かける光景が、駅のスタンプラリー。山手線では毎年あるし、今年は地元の路線でも始めたようだ。一体何が目的なのか、ずっと解らないままでいた。各駅に設置されたスタンプ台を探し、次々と専門の用紙に捺していく。子供は元気に駆け回っているが、付き合う親はヘトヘトの様子・・・。子供のお目当てはキャラクターの限定グッズ。だが、活き活きする表情は、宝探しにも似た、夏の思い出にあるのだろう。幼い頃に、一人で電車に乗るのは相当の緊張感があったが、こういうキッカケがあると、確かに良いと思う。(S)
 
8月7日付
2010-08-09
▼旧岩崎邸と事務所が入っているマンションの間に、同じ16階建てくらいのマンションが建設される予定だったが、解体中事故が発生したり、トラブルがあったりで、長らく廃墟のような味わいの空間が生まれていた。工事現場にある詰所の下の隙間には、野良猫が3匹仲良く暮らす姿を毎日5階の窓から確認していた。夕方になると、3匹揃って思い思いの方向を向きじっとしていた。だが平和な時間は永遠に続かず、どうやら跡地は旧岩崎邸に含まれることに。静かだった環境が作業の人や、ショベルカーなどで慌しくなり、3匹の姿を見かけなくなった。ご近所から餌を貰っていたのか、野良の割りに珍しく丸々太っていた3匹。どこへ移動しただろうか。(A)
▼自主的に音楽仲間達とCDを作っている。売って儲けるとかではなく、ただライブ前に聴いて知ってから来てくれれば、より盛り上がるだろうといった軽い狙いで。レコーディングのスタジオを貸しきり、エンジニア1人を付けて半日以上をかけて行なう。専用のパソコンソフトを使用し、音の波形を切り貼りして修正。まるで魔法だ。改めてパソコンの凄さを感じた。演奏して音を録った後は、基本的にエンジニア任せとなる。こちらでその都度注文を出すが、彼の腕によって仕上がりは大きく左右される。その日は、昼前から開始して翌朝に終了。作業が思っていた以上に伸び、延長したのだ。エンジニアいわく、こういうパターンも珍しくなく「新婚なのに帰れず、早くも少し関係に亀裂が走っている」らしい。パソコンを使う側である人間にも拍手!(S) 
▼取材で、久々に横浜・桜木町で下車したが、みなとみらい地区の風景が随分と変化しており驚いた。特に超高層マンションの乱立ぶりには目を見張った。学生時代に、よくあの辺りに繰り出したのだが、ランドマークタワーの裏手、横浜美術館の辺りは、オフィスビルが散見するだけで、あとは区画整理された野っぱらが広がっていたはずだ。そもそも、同地区の開発が本格化したのは、博覧会「みなとみらい21」以降だろう。小学校の修学旅行で、同展の目玉だったリニアーモーターカーに乗ったのが、20年程前。横浜という場所を考えると、かなり長い開発期間だったことになる。もっとも野っぱらの方が広々として気持ち良かったが。(U)
▼先日、JRで人身事故や車両故障が重なり、9年連続無遅刻の記録が途絶える寸前だった。こういう事故時の電車内では、一斉に携帯を開きメール送信・・・と思いきや、よく見ると半分は画面の大きいスマートフォンで、起動しているのはツイッター。その日帰宅してからツイッターで「JR」「人身事故」など検索すると、「品川駅人多すぎ」など、当日の膨大な時間ごとの「つぶやき」から状況が全て判明。事件を見た人がリアルタイムで、現場の情報を理論上最速で流すメディアが登場したわけだ。当然ながら、つぶやきが全て本当とは限らず、ニュースの代わりには現時点で全然なっていない。だが記者として、無視するには少々難しい出来事だった。(M)
 
7月27日付
2010-07-30
▼試験前なのか女子高生がふたり、朝の電車の中で交互に問題を出し合っている。大きな声でヒント満載、ゼスチャー付きで隣で立っている私にはかなり迷惑だ。「今更そんなことしたって無駄だよ〜」といじわるおばさん風になりかけるが、暇なので一緒に考えることに。でも問題自体も、ヒントを聞いてもわからない。そのうち途中からヒントなしで答えられなければすぐ正解を言っている。「わかんないよ」とひとりが文句を言うと、「ここまでやらなきゃいけないのに」とノルマ達成できず電車を降りていった。どうやらヒントに時間を取りすぎてしまった様子。友達想いだな。(A)
▼とあるボックスメーカー社長の話。楽天が2年後を目途に、社内では英語を共通語とすることが話題になり「遅すぎる」と断言。この社長、若い頃に小さい国を転々とした。小さくても、ある程度経済がしっかりしている国の企業経営者や幹部は「英語は常識、他に数か国語」というくらいの語学力を持っており、子供の頃から「小さい国内だけでは稼げない」と肝に銘じ、世界を相手に商売することを教え込まれてきたという。今まで日本は、先人の尊い犠牲や努力のおかげで、狭い国土以上の経済規模を築き上げてきたが、この狭さで1億2千万人が食ってこれたのは、極めて恵まれていたことを教えられた。将来も食べていけるよう、我々業界紙、段ボール業界は何をすべきなのか?と考えたが、とりあえず英語が話せてからなんだろう・・・ああ、学生時代の苦手意識が蘇る。(M)
▼突然エアコンの調子が悪くなった。昨年末に買ったばかりだし、この炎天下で稼動しないのはあまりに辛いと、不信感を抱きながらも慌てて電話。メーカーのメンテ担当者が来て、「ガス漏れですね。室外機とつながっているパイプに穴が開いています。工事不良です」らしい。池袋に華々しく新店舗をオープンさせ話題にもなったY電気。この手のトラブルが近頃多い、とメンテ担当者は呆れ顔だ。低価格はありがたいが、こういう所に歪みが生じているのか。どの業界もコスト削減に苦労しているが、こういうことがあると二度と買いたいとは思わない。(S)                      
▼日本製紙Gと業務提携したリー&マン。中国板紙産業の2大メーカーのひとつだ。同社板紙工場は中国全土に4カ所、今年稼働予定のマシン2台を含めれば、生産量は年間400万?を超すと言われている。今回の提携については、各方面から様々な意見が聞かれる。ある人は、板紙メーカーから総合製紙メーカーへ飛躍を図る同社にとって最も必要なのは洋紙生産技術だと。また、ある人は、2社ともに、板紙分野の更なる強化という共通した方向性は変わらない。その枠組みだと見る。またまた、最大手ナインドラゴンが資金面も含め、中国政府の後ろ盾で勢いを増す中、異なった戦略によって追随するためとも。世界規模の提携の今後に注視したい。(U)
 
7月17日付
2010-07-20
▼持病で通う病院は頻繁に担当医が変わる。近くの中堅病院に押され、患者が少なくなった結果、ほとんどが非常勤の先生になってしまった。引き継ぎなど全く無いようで、罹っている病気の状態などよく知らない。先日はお菓子の匂いプンプンの診察室でいきなり「今日は何?」と聞かれ、さすがにムッとし「定期健診」とだけ答え、後は返事もしなかった。呆れたのは、机の上に食べ残しの袋と500mlのピーチティーの紙パックがあったこと。しかも血圧を測りながら、げっぷまでしたのだ。(Y)
▼すっかり暗くなった帰り道を行くとインターホン越しに「終わりました、今日はこれで上がらせてもらいます」と作業服を着た男性が中の住人に報告している。それから3階建ての家に自分達が組んだ足場を見上げ、「やばいよな〜」を連発した。私から言わせるとやばい、に続く言葉は「逃げろ」であり、やばいに至った原因は、何か「マズイ」事をしたからで、じゃあ足場は危険な状態じゃないの?とストレートに思うが、感慨深げな表情からは「俺たちいい仕事したよな?」系の満足を意味するようだった。相方は、相槌も打たず淡々と帰り支度をしているのに、マズイ、マズイを連発している。もう一周してこの続きを見ていたい気がした。(A)
▼会社帰りに寄る神田駅前のゲーセンは、いつも盛況だ。もちろんロケーションの良さが大きいが、それだけではない様子。常に新しいゲーム機を導入しており、今年からはダーツマシンまで加わり、合わせてノンアルコールビールを販売し会社帰りの集団で盛り上がっている。場所柄、各種マージャンゲームが最も充実し、年配のサラリーマンもしっかり抑えている。スタッフは常に挨拶を欠かさないし、飴のサービスまでしている。そしてゲーセンといえば、トイレはあまり期待できないが、ここは古いながらもいつも清潔に保っている。やはり流行る店はそれなりの理由があるようだ。(U)
▼先日、フリーペーパーに「国債を買う男性はモテる」という広告が掲載されたが、久し振りに大笑い。内容は、「国債を買う男性は経済観念がしっかりして、結婚相手としても魅力的」など、褒め言葉が美人の顔写真付きでズラッと。だが世界一の借金大国、日本が発行する国債。将来紙キレになる可能性は他の先進国より高く、それでいて最低クラスの1%少々の金利しか付かない。もっと安全で利回りが高く、流動性にも優れる金融商品はいくらでもある。というか、「○○すればモテる」という広告センスは久しぶりに見た。国債を買うだけでモテるなら、どうぞご自分達だけで独り占めしてればいい。頭の良い人達が考えることは高度すぎて、自分みたいな凡人には理解できない。(M)
▼先日、ラーメン愛好家の友人と会った。相変わらず食べ歩いているようだ。聞くと、現在は人気の対象が二極化しており、女性にも好まれるソフトで健康志向な系統と、超コッテリ系、なかでも黄色い看板が特徴的な店「二郎」が大人気という。その友人と以前食べに行ったが、麺と具の量に打ちのめされた。たしかに中毒性はありそうだ。ファンの間では「あれはラーメンではなく、二郎という食べ物」らしいが、まったく別次元のスケールなので、それもわかる。大量のニンニクとキャベツがいただけるとはいえ、やはり健康には良くないと思うが。しかし、似たような店が増えている。そして女性も食べている。彼らを駆り立てるものは?ストレス解消?(S)
 
7月7日付
2010-07-09
▼訪日外国人旅行者が前年に比べ落ちていると新聞には書いてあったが、実感としては増えている気がする。上野公園や御徒町周辺には幸せそうなゆったりした表情の観光客を多く見かけるからだ。昼休みが終わって会社へ戻る途中、一緒に信号待ちしていた男性が地図から顔もあげずに私の隣へ平行移動してきて「湯島ステーション」と尋ねてきた。その前はどうせ通るから、胸をたたいて右手で方向を指し一緒に歩く。通りを救急車がサイレン鳴らして走り去った。彼が物珍しそうに目を向けたので「キュウキュシャ」(日本語)と伝えると「○○○」と笑いながらつぶやいた。「ビョウニンガノル」(同)と教えたら「台湾から来た」と日本語で言われた・・・。ここです、と教えたのに通り過ぎてしまうので「お兄さん、お兄さん」と呼ぶと、こんな所が地下鉄の入口とは信じ難いと言う表情を浮かべながらも「アリガトウ」を連発された。(A) 
▼銀座での取材後、アップルストアで、話題のiPadに触れた。確かに薄いし、操作も簡単そう。ついついミーハー心に灯がともる。そういえば、有名作家の全集が通常は何十万円の所、電子書籍では数万円だと新聞が報じていた。全集だとコレクションとしての意味合いも加わるから、電子書籍で持っていても…と思う人もいるだろうし、物理的に膨大な量の全集が、薄い板に収まって、尚且つ安価で良い、と思う人もいるだろう。文章を紙の書籍以外で読める時代にはiPadの登場を待たずに、既に突入している。裏を返せばページのめくり具合など、電子書籍が紙の書籍の良さを追い求めているうちは、まだまだ紙の書籍が必要であるとも言える。それが良さだと過半数が思わなくなった時、知らなくなった時、本当になくなってしまうのかも。(U)
▼自分が通う格闘技ジムでの話。4月から、ハワイ出身のアメリカ人E君が入会したのだが、その直後に英会話学校ジオスが倒産し、そこの講師職で得た就労ビザが切れて、緊急帰国の瀬戸際に陥った。このE君、英語は母国語、日本語は難しい漢字以外なら全てOK、中国語も聞くだけなら可能、性格は穏やか、日本文化を理解し、ルックスも悪くない24歳。ここまで優秀な人間が、自分に原因の無いトラブルで仕事を失い四苦八苦する光景を見て「彼でもこうなのに、今後のグローバル化で、人より文章を書くのに慣れているだけの自分がやっていけるのか」と少々不安に襲われた。結局E君は無事に仕事を得て現在もジムに通っているが、国内だけを意識して出来る仕事は今後どんどん減ってくることに、大袈裟だが危機感を感じた出来事だった。(M)
▼不忍池から東京スカイツリーが見えた。以前、東京タワーを超えたと聞いたが、ついにここまできたか。妙に親近感も沸く。東天紅側の池のほとりから京成上野駅を望むように視線を投げると、作業中の数台の赤いクレーンとともに頭が見える。蓮の咲く池と、近未来的な塔のコラボレーションは、なかなかの絶景である。(S)
<<有限会社 日刊板紙段ボール新聞社>> 〒113-0034 東京都文京区湯島4-6-11 湯島ハイタウンA-509号 TEL:03-5689-0121 FAX:03-5689-0120