板紙・段ボールから印刷紙器までを網羅した専門新聞社です

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有限会社
日刊板紙段ボール新聞社

東京都文京区湯島4-6-11
湯島ハイタウンA-509号
TEL.03-5689-0121
FAX.03-5689-0120
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板紙・段ボール産業の総合紙。
紙器・段ボール企業を中心に機械・資材メーカーなどの動向をはじめ、箱を使うユーザーの動きも網羅。各種統計の分析なども充実。

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日​刊​板​紙​段​ボ​ー​ル​新​聞​社​
 

過去のブログ

 

過去の記者ブログ

過去の記者ブログ
 
5月17日付
2012-05-14
▼行きつけの飲み屋が何軒か止めてしまった。周りを見れば、290円など低価格のチェーン店ばかり増えている。そのうち行く所が無くなってしまいそうで、何となく怖い。そこで新規開拓しようと、テリトリーとは違う駅の反対側まで足を延ばしてみた。目に付いたのは“創業昭和34年”と小さく書かれた看板にレトロな店づくりの小料理屋。まだ暖簾は出ていなかったが5時は過ぎている。「いいですか」と声をかければ、割烹着姿のおばさんが「座って待っていてください」。奥の座敷にも先客がおり、店の開店を静かに待っている。雰囲気はもろ昭和30年代、創業時のままなのだろうか。懐かしさを感じる人も多いのかけっこう繁盛しており、客筋も悪くない。ただ、つまみ、飲み物を頼む度に、「順番でー。少し待ってください」なのだが、みんなイライラする様子も無い。ゆったりとした時間が流れている不思議なお店だった。(Y)
▼コンビニで紙パックのジュースを買い飲み終えた時、友人主婦Aの「紙パックは平らに潰せばゴミがかさ張らないよ」と言いながら捨てていたのが毎度、毎度頭をよぎり、上の左右、下の左右の糊付けをはがしてペタンコにすると、「たたんでくれてありがとう」の文字が飛び込んできた。潰さなければジュースからのお礼の言葉は受け取れない。買い手側をうれしくさせる控えめな演出が、胸にきゅんと来るパッケージデザイン。こういうのって大事だな。でも私のお腹とは残念ながら相性が悪かった。(A)
▼JRのホームなどにある最新の自動販売機は、全て画面操作になっていて、普段は映像なども放映している。近づくと話しかけてきそうな雰囲気が怖くて最近まで近くにも寄らなかったが、上部についたカメラで、前に立った人間の顔の輪郭、シワなどを認識し、お勧めの飲料を表示してくれるとのことで、最近は買いもしないのに一応前に立ってみることにしている。先日も友人と前を通るたびに何をお勧めされるか試していた所、友人はどこの自動販売機でも必ず、翼が生えるレッドブルをお勧めされていた。ほぼ週休1日、通勤時間も長く、日曜日は出掛けようと言う奥さんの声を布団の中でやり過ごしている彼。何を自販機に見抜かれてしまったのだろうか。(U)
▼連休中、嫁の大学時代の友人3名が我が家に。披露宴で「新居におじゃましたい」と言っていたが、本当に来るとは。以前ニトリで買ったプレートを使用した、簡単な焼肉パーティー。近所のスーパーで肉や野菜、お酒などを詰め込んだ買い物袋をぶら下げ、4階まで階段を上った(エレベーターがないため)。全員イラストレーターなので、はじめは仕事や展示、旅行の話題が中心だったが、お酒も入り、次第に全身脱毛や彼氏の話など、女性ならではの話題が続き、彼女らのエネルギーに圧倒されっぱなしだった。ピーマンを何度も裏返しながら、とりあえず頷いていた。狭い家だが、大勢で囲む食卓は楽しかった。(S)
▼最近、痛ましい交通事故が多いが、毎回「なぜ安全装置を義務化しないのか」と思う。アルコール入り呼気を感知すると起動しないキー、衝突寸前に自動停止する機能など世界をリードする技術があるのに、搭載するとコストが上がるとかいって普及させないのか?人命だけでなく、日本の製造業を救う成長分野たりえるのに。(M)
 
5月7日付
2012-05-07
▼ここ何年も体調はすこぶる良く、風邪もひかなかった。喘息もちで風邪が治りかけるとゼロゼロ苦しくなるので、人より注意していた時期もあったが、最近はそんな事もすっかり忘れていた。先日、朝起きると喉がチリチリ痛かった。直ぐに治るだろう、と普段同様、飲みに行ったりしていたらあっという間に酷くなった。良い予防薬が発売され昔みたいに悪くならなくなった事に慢心があったのかも。やっぱり日頃の心掛けが大切、と反省。(Y)
▼地元から4つ隣の駅に温水プールがある。30年近く前にできたが何度か改修工事している割に、つくりが全く変わらない。もっと使い勝手良く変身しても良さそうだが、今回は天井や壁のペンキ塗替えと、採暖室のベンチを作り変えたようだ。料金は安く、ポイントがたまると1回おまけになる。周りを見渡せば、のんびり水中ウォーキングする数が断然多い。泳ぐ人の中では「ここでは私がイチバン」と妙な自信が持てるくらい、うまくない人が大半だ。公共のプールは、場所によって泳ぎのレベルや雰囲気がずいぶんと違っておもしろい。(A)
▼?何でもやってみる?友人が今度は日本語教師養成学校に通い始めた。外国人が経営する馴染みのバーで日本語教室をやっていると聞き、興味を持ったとのこと。外国人(労働者、留学生)が他の先進国と比べ少ないと言っても近年、中国などを中心に多くの人々が長期間滞在するようになったことに伴い、日本語教師の需要も増しているようだ。一時、仕事を休業し、超短期集中講座を受講中である。母国語を体系だって知る機会は少なく、話せているつもりでも知識は意外と抜け落ちていたり、知らなかったりするもので、テキストを見てもかなり難しそう。40歳目前にしてクラス名「さくら組」に入学した友人から、日本語を教えてもらう日も近そう。(U)
▼約一年ぶりに、マルイのバザー(池袋サンシャインシティ文化会館)に参加した。相変わらずの熱気。ちょうど最終の日曜だったこともあり、会場内はごったがえしていた。水着やスーツ、かばん、靴など多くのブースで人をかき分けるようにして、ようやく商品棚の前へ。嫁いわく、どれもマルイの店舗で売っているもの、ブランドものらしい。とりあえず聞いたことあるようなメーカーのネクタイとベルトを買い物袋に放り込んだ。神経と体力を擦り減らしながら、ようやくレジへ進んだが、ここでもだいぶ待たされた。マンガのような商品の取り合い、引っ張り合いを初めて見た。休日なのに休んだ気がしなかった。(S)
▼土産物メーカー社長の話。同社はようかんなど、他社製品のパッケージデザイン作成も多いが、簡易な包装を求める顧客の理由が変わってきたという。贈る人の関係によっては「何か面倒なことを頼まれるのでは?」などプレッシャーを与えてしまうので、「気軽に渡せる程度の包装で、手抜きや安っぽく見えないように」など難しい依頼が増えたらしい。贈り物を贈られても素直に喜べない人間が増えているなら、何か寂しい。(M)
 
4月27日付
2012-04-24
▼上野公園の花見客は4月7、8日の両日でなんと50万人、過去最高を記録した。桜の満開日が土曜日の晴天だった事、昨年が大震災の影響で自粛された事、等など重なり物凄い人出だった。月曜日の午前中も、公園はもちろん駅周辺までたくさんの観光客で溢れかえっている。デジカメを構える側を通れば、英語に中国・韓国・フランス語。昼飯を食べた定食屋さんもいつになく賑わっていた。花見と言えば新宿御苑も有名だが、ここは昨年からアルコールの持ち込みに非常に厳しくなった。元々、注意書きはあったが誰もが堂々と持ち込んでいた。今はゲートで制服を着たおじさんが手荷物検査。酒飲みからすれば“花見に酒は付き物”ではあるが、マナーの悪さ、まして連日ケンカがあると聞けば、持ち込み禁止もしょうがない。(Y)
▼台東区立黒門小学校が入学式を迎えた日。腹ごなしにぶらぶらしていると、どら焼きをほお張って歩く中年女性が目の前を横切った。今まさにお店で買ったばかりのうさぎ屋のどら焼きと見た。ほかほかの誘惑に勝てず食べ歩きしている人は案外と多い。うしろ姿に向かって「その調子、ダイエットなんか気にせずもっと太れ」とエールを送った。人が幸せそうに食べ歩きする姿はいいもんだ。(A)
▼真偽の程は定かではないが、ある商社がかなりのリストラを行うとの噂を耳にした(後の情報を鑑みると親会社への転籍?)。近年、製紙とコンバータをつなぐ代理店の影響力の低下を言う人もいるが、エンドユーザーとの資本関係など、総合商社としての強みを活かし量の拡大を図る動きは更に活発化している。流通各社も様々な包装材をユーザーに対して総合的に提案できる体制の強化を進めていかなければ取扱量が低下する中、今後生き残っていけないと口にする。また、「日本」「海外」という従来の枠組みにあまりにも捕らわれすぎていては取り残されるとも話していたのが印象的だ。(U)
▼友人宅のある浮間舟渡の公園でお花見。シートを敷いて、手作りの食べ物と、持ち寄ったお酒。通りすがりではなく、座って長時間居るのは初めてだった。いつも一緒に呑む音楽仲間の一部は、大学の軽音OBで井之頭公園に集まっていたり、あるいは仕事で来られなかったりと少人数の集いとなったが、しっかり春を満喫できた。園内には議員さんや、桜並木を背景に撮影するアイドルグループなど、意外な場面も。肌寒い中、よく素足を露出しながら踊れるなぁと感心。花より団子より、そちらに目が向いていた男性は多かった。井之頭よりも、浮間舟渡に来ればよかったのに。(S)
▼前回に続いて台湾の話。自分が好んで行った庶民向け飲食店に限れば、値段は日本の約3分の1程度でとにかく美味い。特に違うのは、店で無料の水やお茶が出ず、他店で買った飲み物を持ち込むのが一般的なこと。メニューはシンプルで料理と値段だけ、注意書きなど一切ない。日本で一般的な、注文していないのに有料のお通し、セットメニューで「○○にこれは付きません」「飲み物注文が条件です」、テーブル代など、こざかしく感じるルールが一切無く、料理そのものが全てのスタイルは、大変に心地良かった。こうして見ると、日本で手間をかけたり複雑化させてきたサービスの大半は、店側の単なる自己満足や、本来のメニューで勝負できずルールで縛ってお金を取っているだけではないかと思えてきた。今、外食がつまらなくなって本当に困っている。(M)
 
4月17日付
2012-04-16
▼事務所の周りでも桜が満開。今年は寒さの影響で花が長持ちするから地元商店にとってはありがたい。朝7時半前の上野公園は、花見の喧騒とは打って変わり、静けさの中に桜が咲き誇っている。仕事帰り、缶ビール片手に公園を通り抜けるのも良いが、朝露に濡れた桜は別物だ。それにしてもこの寒さの中での席取りは、いつ見ても大変そう。日本で一番早く咲くのは沖縄の緋寒桜。1月から2月にかけてソメイヨシノよりも色濃く満開になる。先日、取材で訪れた沖縄の糸満は、とっくに桜は通り過ぎ、日差しの中では夏の気配がした。(Y)
▼S君の披露宴でゲットした最新型の体組成計。うちにある旧式はどうしようか?。どうしようもなにも、処分に困ったものは会社にせっせと運ぶのがポリシー。さっそく翌々日持ってきた。みんなが仕事をしているのは南向きの部屋。最近なぜだか応接用に使う北向きの部屋が徐々に妙な雰囲気に。すくすく育って天井にまで葉が伸びた観葉植物、私が運んだワニと海亀の剥製、父親の友だちが描いた海の絵、沖縄のシーサー、毎年もらう干支の人形、蚤の市でぼったくられたロンパリな淡水パールのウサギ。昨年の地震でガラスが壊れたスチール製の棚を処分、そこへ、社長が持ち込んだテレビとテレビ台の登場。なんだか個人宅の居間みたいな感じに…。(A)
▼オープンが迫った東京スカイツリー。昇るのは当分先だろうし、毎日観ているので記者にとっては、もうオープンしたのも同然だ。それより気になるのが、こちらも間近に迫った京王線の調布市・3駅の地下化だ。随分長い間工事をしているが、何せ地下のことだから、タワーと違いどれだけ完成したか分からない。そうこうしているうちに今年中には完成するようだ。ゴミゴミして、いまいちパッとしない調布駅周辺が、どのように変わるか楽しみだ。それに開かずの踏み切りが解消されるのも大きい。ただ、最寄り駅は関係なく、昔のまんまの小さな、小さな駅のまま。少し残念だが、ホームに沿って植えられた桜がきれいだから、やっぱりこのまま地味な駅でいてほしい。(U)
▼最近、Kさんと呑むことが多い。ちょうど中間地点である御徒町で待ち合わせて、上野界隈で。先日は「披露宴どうでした?」と気にかけていただき、ご馳走にまで。業界で数少ない同世代、そして人生の先輩、夫婦円満の秘訣なども教えてくれる大変有難い存在だ。抜型業界のことも色々と教えてもらっている。「昨年は同業界で亡くなった方が多かった…ショックだった」、「新事業をはじめる」など、話題は幅広い。呑んだ後、上野公園の桜を見ながら駅まで歩いた。夜空を覆い隠す満開の桜。Kさんはツイッター用に写真を撮っていた。以前2人で呑んだこともつぶやいていたらしい。今後ともよろしくお願いします。(S)
▼3月末から5日間、家族の用事で台湾へ。日本語で立ち話すれば「お困りですか?」と、5回も声を掛けられた親日国。物価は日本の約3分の1、人口2300万人の国が、東日本大震災で送ってくれた義援金は国別トップの200億円(昨年7月時点)。そのお礼を言うと、誰もが「気にしないで」と笑顔。そんな反応が嬉しくなり、少しでも話した店員など、誰かれ構わずお礼を言った人数約100人。自分を知る者がいない場所なら、恥ずかしくない。(M)
 
4月7日付
2012-04-09
▼昨日は菅原君の結婚披露宴。趣味のライブ活動で知り合っただけに、バンドやピアノの生演奏など盛り沢山、自分達の手作り感が溢れ実に素晴らしかった。始まる前からウィスキーを飲み、主賓のスピーチで思わず口にしてしまったのが、「○子さん、想像以上の美人です」。音楽一家に育ち美大を卒業した才媛、彼の同僚も「よく結婚できたね」だから記者だけがそう感じた訳では無い。これから子供を育て、りっぱな家庭を築いていくのだが、それを支える大きな部分は仕事である。“仕事が一人前に出来ない男に家庭は守れない”と、プレッシャーをかけ続けますので2人で頑張って下さい。(Y)
▼S君の披露宴に出席した。案内によると私は彼の上司にあたるらしい。しょっぱなの社長の挨拶は、ふだん社内で聞く短いセンテンスが信じられないような心に響くスピーチで、もう一度、あの愛にあふれたスピーチを聞いてみたい。U君、次はお願いします。終了間近、ウェディングケーキの中にアーモンドが入っているとプレゼントがもらえるというゲームがあり、カットされた自分のケーキをフォークでブスッと突き刺すと、確かな手応え。その場で体組成計を頂いた。思わず「持っています」とコメントしてしまったけど、最新型の体内年齢が表示されるタイプだった。最後は、新郎のギターと新婦のピアノによる荒井由美の「やさしさに包まれたなら」をデュエット。好きな曲なので小声で一緒に歌いました。これがふたりの世界観なのですね、なのに・・・バンドをやっているおふたりに向かって「オ○チ」なんてすぐにメールしてしまい、すみませんでした。私もオ○チなので、つい。でもこれは褒め言葉のつもり、体内年齢マイナス11歳の上司からお祝いの言葉に代えさせていただきます。(A)
▼S君の結婚披露宴。成人してから披露宴に参加したのは3回目。1度目は小学1年生以来の親友の式で、この時は代表スピーチを頼まれており、とてもじゃないが余裕を持って楽しめる状況ではなかった。2度目は親類の式で昨年の震災翌日、滞りなく行われたが、半数近くが出席できず、時々揺れるシャンデリアに気を取られもした。今回は音楽婚とのことで、冒頭の社長Yのスピーチの時は結構ドキドキしたが、以降はS君のバンド演奏など素敵な趣向を楽しむことができた。S君おめでと。(U)
▼3月24日に東京・大手町サンケイビルで結婚披露宴を行いました。直前まで降り続いていた雨も止み、一安心。Y社長をはじめ会社の皆に出席していただきました。「本当は嫌なんだよ」と言っていた主賓スピーチはとても素晴らしく、2人で感動。2時間半もあると思っていた披露宴はあっという間で、唯一後悔しているのが北海道ケーキを食べられなかったこと。やりたいことをやらせていただいたので、当日も忙しかったから。あとは、本当に満足しています。ありがとうございました!(S)
 
3月27日付
2012-03-26
▼昔から酒のつまみにトマトを頼む事が多い。人によってはビックリされるが、あのさっぱり感が好きで、焼鳥屋でも鮨屋でもあれば必ず注文する。このトマトが人気になっている。京都大学が、“トマトに中性脂肪の改善に有効な成分”と発表してから売場から姿を消す日もあるそうだ。もっとも肥満マウスでの話で、人間への効能となるとどうなのか…。こんな健康ブームは昔からの事。紅茶きのこに酢大豆、バナナダイエットなどあげたらきりが無い。少しでも身体に良い食べ物なのは嬉しい限りだけれど、トマト生産者が人よりも長生きするとは聞いていないし、データを出すならこのような数字の方が効き目はある。(Y)
▼湯島天神の梅が見ごろだ(3月中旬)。上旬は雨が多かったけれど、やっぱり天気のいい日が続くとうれしい。会社のホームページの表紙用に、カメラをぶら下げ撮影しに行った。小さな境内は梅見客でごった返している。会社に戻ってついでに自分のパソコンの壁紙も撮影した一枚に変えてみたらすっかり春らしくなった。一年前の今頃は、梅に気持ちは向いていなかったかも。半月後にはお花見の季節がやって来る。やっぱり春はいい。(A)
▼20年目のJリーグが開幕した。初年度、チケットセンターに何度かけても話中状態だった熱狂的ブームの時代ではないが、良い感じで定着しているのは、本場欧州をも凌ぐ熱い応援や、今や四国にもJ加入チームが複数あることからも窺える。「これではファン離れが加速する」と自社のスクープ記事をネタに大々的に論じ、ただの大手新聞同士の叩き合いの道具になっている感があるプロ野球よりも少なくとも将来性はある気が…。20年目の今年、ひいきのG大阪は例年に増して出足が悪い。新監督への期待度も低く心配だ。対照的に地元、FC東京は昨年の柏の再現も期待できる勢いがある。近年、低迷気味の赤い悪魔も今年はなかなか強そうだ。(U)
▼30年間使用していた二槽式洗濯機が、とうとう壊れた。幼少の頃から慣れ親しんだ機械で家電メーカーに勤める友人いわく、30年くらい前に作られた家電は頑丈で、今の設計ではそこまでもたないらしい。他にも「機能や機構が単純」「海外部品が少なく高品質」「当時の価格が高く、剛性にコストを掛けられた」「頑丈すぎると買い替えがなくなりメーカーが潰れる」などが理由というが、技術が進歩しているのに壊れやすくなるのは、消費者として納得できない。家電を使用してきて、全機能を使いこなしてきた製品はここ20年ほどなく、極力不要な機能を排除した最低価格帯の家電ばかり使ってきたが不満は全くなかった。高く売りたい気持ちは分かるが、日本の大手家電各社は、いまだに高機能一辺倒。それで新興国には、機能や価格を絞ったモデルを提供しているが、日本でも自分みたいな層に売るべき。安くて頑丈なものは、いつの時代も必ず売れる。(M)
▼休日の朝食はトーストが多い。焼いている時間で、寝ぼけ眼を徐々に覚まし、着替えなどを済ませてゆく。トーストによく塗るのが「蜂蜜」。丸ビルに出店している専門店がお気に入り。種類が豊富で、味見しながら購入できる。以前、嫁の母親が入院した際に、差し入れとして栄養の付くものをと考え、それ以来何度か足を運んでいる。先日は、荻窪にもあると知り、買い物の帰りに寄ってみた。丸の内よりも落ち着いた雰囲気で、ゆっくり試食、説明を聞きながら種類の異なる3つのビンを購入した。昔、刺されてトラウマな蜂だが、蜜は絶品だ。(S)
 
3月17日付
2012-03-19
▼2月末、浅草のおでん屋に仲間と行った。創業大正4年、ビルの谷間にたたずむ老舗で、業界に入りたての頃によく連れて行かれたお店だ。当時は独特の雰囲気から種類の多さに圧倒(値段にも)され、カウンターでは酒を3杯しか飲ませないのにも驚かされた。冬はとにかく混むそうで、「5時に入らないとカウンターに座れない」ときつく言われ、会社を早めに抜け出した事をよく覚えている。今回は座敷を予約したのだが、「待つ人がいるので2時間まで」なのがちょっと物足りない。ちなみにお土産のおでんもあるが陶器製の壺入りだ。これが結構重たいので、買った人は真っ直ぐに帰宅するしかないのかも…、と最初は思っていたが結局、3次会まで付き合わせてしまった。(Y)
▼スポーツセンターのプリペイドカードを失くした。いつも定期入れにしまうが、一緒に入っているテレカはある。と言うことは出口で落としたかも、あと3回くらいは使えるのに誰かに使われたかもしれない。ダメもとで一週間後、スタッフに落とした日、場所、残数など伝え、利用した時間は思い出せなくて、ウーンとうなっていると「そこまではいいですよ」。なんとカードは届けられていた。条件が合うからとあっさり渡してくれる。届けてくれた人への感謝より、新たな出費をしなくて済んだことの喜びが大きい。よかった、と興奮していると、男性スタッフにも「よかったです」と共感されて、私は仕事でよくその言葉を言ってしまい、おばさんぽかったかなと反省するけど、そう変な響きでもなかった。(A)
▼毎日乗車している通勤快速は、桜上水駅に1分程停車し7時5分、再び新宿に向け発車する。その1分間、気になることがある。多くの乗客は降りずにいるのだが、一人の女子高生が降りるのだ。といっても下車するわけではなく、同じ車両に乗ろうと待ち合わせしている友達が来るのを待つためだ。後方車両なのでホームの先を見ているが、なかなか来ない。そして1分後、電車は発車する。でも来ない。去り行く電車を横目に、何とも言えない表情で佇む姿が印象的だ。その2人、体格などが何とも対象的で、待っている子が如何にも待たされそうな感じで一方がその逆の感じなので余計そう思ってしまう。(U)
▼ソニーのテレビ事業が、同社の赤字決算の最大要因だったらしい。それで調べてみると、テレビ事業は8年間連続の営業赤字。この大企業で中核事業なら、配属されるのは文系でも理系でも極めて優秀、いや日本トップクラスの人材のはず。それが決算上で1円も利益を上げていない。中には新卒もいるだろうが、そういう人は日本の産業をけん引できるくらいの人。斜陽気味の衰退産業と化したテレビ事業で、人間的に伸びる時期を潰すのは、国家レベルの大問題と思うのは大げさだろうか。こういう人々次第で、雇用だって増減する。エルピーダメモリより、よほどこっちが重要だ。(M)
▼東日本大震災から1年。間近に迫った先日、取材で宮城県を訪れた。仙台市内では所々で復興のスローガンが飛び込んでくる。被災地を訪れたわけではなかったが、余震は今でも起きており、緊張感のようなものを強く感じた。東北地方では、現在も自粛ムードが続いているとのこと。一日も早い復興を願っている。父が山形の出身なので、昔から東北の良さはたくさん聞いてきた。実際に訪れると、本当に良いところ。会う人はみんな親切で温かく、強い精神力を持っている。雄大な山と海、美味しい食べ物。頂いた「浦霞」は、大切に呑みます。(S)
 
3月7日付
2012-03-07
▼入社時から親しかったMさんが急死した。鬼籍に入っているKさんと3人で仕事帰りはほぼ毎日、酒屋で缶詰さかなに飲んでいた。ある日、Kさんの奥さんから電話があった。「Oさんは若いんだから立ち飲みなんて止めなさい」。以来、3人ともに酒屋には行かなくなったが、神田駅周辺で寄り道した。記者が結婚してからはうちにも何回となく泊まったし、歳が離れていても友達みたいな関係だった。30年近く昔の話である。バブル全盛の頃、Mさん銀座にはまった。稼いでいたにしても分不相応なお店なのだが、ママから手紙が来るといそいそ出掛けた。人の好さは相変わらず、頼まれると嫌とは言えない性格だった。小紙を退職してからも地元の蕎麦屋で飲む事を楽しみにしていた。息子さんから電話がかかってきた時、ピンと来た。てっきり酒が原因だと思ったら心不全だった。安らかな顔をしていた。棺に大好きだったミカンと小紙の名刺が入っているのを見た時は、少し涙が出た。合掌。(Y)
▼ほぼ創業時から5年前に退職するまで働いていたMさんが急死した。うちの父と同じ79歳。お酒が大好きな割に特に大きな病気もなかったそうで、自宅で亡くなったと息子さんから社長に連絡が来た。Mさんとの思い出はたくさんある。私が入社当時のこと。ショックな出来事があり沈んでいたら、休日にデートに誘ってくれた。上野公園で友達の似顔絵描きに描いてもらい(ブスに描いてくれたので、すぐに捨てた)、そのあと浅草で飲んだと思う。ある時は、友達の二科展を上野の美術館へ観に行ったし、新宿コマ劇場の歌謡ショーにも誘われた。友達が関係している人形劇を観に行ったこともある。いろんな友達がいたようだ。湯島に事務所を移転した当時、「不忍池でボートに乗りたい」と軽く頼んだら、後日、本気で誘ってきたことに照れくさくなり、昼の時間が足りないよ、と邪険に断った。ボート池の真ん中の道を昼に散歩していたら、ベンチに腰掛け俳句をひねるMさんがいた。退職後、奥さんと歩いている所にばったり出会い挨拶すると、湯島天神の梅を見に来たと言っていた。字がとてもきれいで、案外と女心のわかる人だった。ご冥福をお祈りします。(A)
▼急死したMさんの話。11年前に入社してから、仕事のノウハウだけでなく、楽しさも教えてくれた大先輩。当時の自分には比較的年の近い先輩2人がいたが、この2人は任された仕事に没頭する職人タイプで仕事のレベルは凄く、今でも敵う自信がない。だが、後輩に教えることはあまり得意ではなかったようで、それで40歳近く年上のMさんに、何か困るたびに色々教えてもらった。教え方も「記者ってものは」など大上段からでなく、本当に後輩のことを考えて教えてくれた。大袈裟だが、前職でやや人間不信に陥っていた自分が、今まで何とかやってこれたのもMさんのおかげ。どうもありがとうございました。ご冥福をお祈りします。(M)
▼記者が入社時には常勤ではなかったので、Mさんとは先輩たちと比べ一緒に仕事をした時間は少ないですが、一番最初の仕事はMさんが新聞用原稿用紙に書いた記事をワードで打ち直すことだったことを思い出します。退職される前に、担当の引き継ぎで東京・金町まで同行した帰り、「帝釈天行ったことある?」と聞かれ、行ったことがなかったので柴又まで移動して帝釈天に参った。近くのそば屋で昼食をとりながら一杯やっているMさんから、少しご相伴にあずかり、昼からほろ酔いになってしまい、会社に帰ってばれないだろうかと後で少し緊張したこともありました。安らかにお休みください。(U)
▼先日は取材の帰り道、すぐ近くの稲荷神社にお参り。取材先の社長いわく何百年もの歴史を持ち、願いが必ず叶うという。披露宴の成功を祈願するため、試しに寄ってみた。丘の上の古い小さな社。階段は樹々の根っこで、雰囲気からも歴史を感じる。賽銭しようと社の前に立つと…不思議なことに…静かに神前の扉が開いた。もちろん電気は通っていないし、もしかしたら風が吹いたのかも。ただ、左右同時にである。こういう不思議なことって時々ある。どうか願いが叶いますように!(S)
 
2月27日付
2012-02-27
▼事務所マンションは築40年ほど。当初は都内でも立派な建物だったが、今は見る影もない。外観はともかく配管や見えない部分の傷みがひどいのだ。上からの水漏れも何回かあり、その度に天井部材や壁紙を張替えている。加えて昨年の大震災で大きな窓ガラスがひび割れ、200枚近く入れ替えた。この時の職人さん達の素晴らしさ。身体、行動で示すまさにプロ中のプロだった。今、マンション全体で室内の壁を壊して水道管を取り替えている。色々な業者が立ち入っているが、無駄口は多いし仕事が雑。同じ様な仕事をしていて、これだけ差が開くのはどうしてだろう。そう言えば、同じ機械を使っても使う会社によって、出来上がる段ボール製品に違いはある。(Y)
▼高校へは住んでいる町の隣のK市に通っていた。当時駅前には2つのデパートがあったけれど、今はひとつになっている。そのデパートの脇の道を通り抜け、父が入院する施設へ向かう。通りに面した1階ではコーヒーの試飲を毎日しており、味を占めた私は飲みたくなくても立ち寄る。たまには買ってあげようと、一番安いワインを買う。ついでに上の階で開催中の物産展でいかめしをお土産にしようとすると、おまけで1個くれた。婦人服フロアでは全く買うつもりはないのに、店員さんにコーディネイトの相談をすると、親切に答えてくれる。ゆっくり見てねといいながら、閉店前のモップ掛けの方が大事そう。最後におトイレを拝借。いい寄り道スポットを見つけてしまった。(A)
▼三浦しをん著「船を編む」(光文社)を読んだ。辞書を編纂する編集者と取り巻く人々の悲喜こもごもが描かれ、読みやすいながら目の付け所がユニークな三浦しをんさんらしい作品だった。恐らく綿密に取材しているのであろうから大よそ事実なのだと思うが、大型の辞書を出版するまでの膨大な時間と手間には驚かされた。一語・一語に対する執念とも言うべき追求と、書物として限りなく完璧な完成度を求める編集・校正作業。少しは見習わなければと読後の高揚感の中、思ったものだ。辞書に使用する紙の開発にも話が及んでいる。協力の欄に王子特殊紙とあったからこれまた事実に即した話なのだろう。限りなく軽くて裏写りせず、ページをめくる際の吸い付き離れる微妙な「ぬめり」感が必要だとのこと。思わず、本棚で埃を被った「広辞苑」を開いてみた。(U)
▼東北地方ボックスメーカー役員の話。原発事故は、やはり大きな悩み。昨年夏、東北の製版メーカーから「福島産を印刷すると売れないので、郡山や会津産などに差し替える仕事が増えた」という話を聞き、今回も大体想像通りで暗い気持ちに。ボックスメーカーには風向きなどの影響で、福島県内でも放射線等は、東京とほぼ同じ地域の顧客も。それが福島と付くだけで売れない。役員は「検査してダメなら仕方ないが、そうでないなら売るために全力を尽くさなければいけない。だからこそ、消費者が真っ先に手に取る箱には、風評を跳ね返せるデザイン性や品質が必要だ」と力強く話す。一刻も早く事故が収束しますように。(M)
▼池袋サンシャインシティで今月開かれたpage2012、嫁の会社の方々も見に行っていた。以前、呑んだことのある上司や、ライブイベントに来てくれた方など顔見知りは割と多いが、取材当日に会うことはなかった。教材の図版等を製作しているため、DTPやフォント、校正ソフトなどがメイン。業務内容を詳しく知っているわけではないが、チーフミーティングで社長が直々に開催に触れるのだから、注目度は低くないのだろう。嫁は「行きたかったが、忙しくて…」と言っていた。(S)
 
2月17日付
2012-02-14
▼東京もめっきりと冷え込む季節になった。窓の外の銀杏はすっかり葉を落とし、私は毛糸の帽子が手放せない。こうなると鍋に熱燗で一杯やりたくなる。香ばしい煙や料理の匂いに包まれながら、ひと口酒を含んだ時が幸せなのだ。毎年、酒量は落ち続けるが、それでも楽しい先輩や仲間と一緒になれば、ついつい飲み過ぎるのが悪い癖。今も昨日の深酒を反省してはいるものの、ブログを書き終わる頃にはその失敗もすっかり忘れ、「酒は飲めるうちに飲んでおこう」の気分になるのだから、困ったものである。(Y)
▼父はこの先も意識は戻らないと思うが、半分休んで半分動きだすというマイペースな呼吸で生きている。目を閉じていても、何となく表情はある。閉じた瞼がくるくる動く時は、声が届いているような気がする。病室に着くとまず「お父さん、○○が来たよ」と自分の名を告げる。昨夏、倒れる数日前、深夜になると「娘の名前はなんだっけ」と母に聞くのが離れた私の部屋まで届いてきたから。倒れたショックで名前をほんとに忘れたかも知れない。そういえば通院に付き添っていた時、診察が終わったあと何食わぬ顔で私のコートを羽織りソファに腰掛けていた父。その後もいろいろあったけど、めくじら立てることなかったなあ。(A)
▼ある大手エンドユーザーは、支給原紙の値上げについて「何度根拠を聞いても今回の値上げ理由は充分理解できないが、絶対に認めないということではない。ただ、6社の動きを見てから」。ケースについては「段メーカーは加工段階で発生する副資材の高騰等を理由に加工賃改定を言ってきているが…」とした。東日本のボックスは、ケース値上げについて、件数ベースで2割、量ベースで1割。工業系大手ユーザーは未決という。同時に段メーカーの値上げ圧力の弱さも口にした。流通によると、製薬メーカーは薬価改定に絡み、早く値上げ交渉せねば難しくなるという。全て1月末時点での話だ。「勝負の2月」といった所か。(U)
▼NHK「みんなのうた」が今年で50周年を迎える。子どもの頃、よく口ずさんでいた記憶もあり、先日放送していた1980年代総集編には、ちょっと感動した。若かりし日のタモリ氏が動物の鳴きマネなどを盛り込んで歌っていた「ミスターシンセサイザー」や、坂本龍一氏が編曲に携わった「コンピューターおばあちゃん」など、とても懐かしい楽曲が続く。当時はテクノ・ポップサウンド全盛期で、「ラジャ・マハラジャ」はインド風のエスニックな雰囲気の中にも電子音が散りばめられ、改めてクオリティーの高さに驚かされる。また、テクノではないが「メトロポリタン・ミュージアム」や「アップル・パップル・プリンセス」など、有名歌手やアニメイターが携わっていたことに気付くことも。当時の大人たちが本気で良いものを作ろうとしていた、その心意気が伝わって来る。今さらながら、感謝。(S)
▼先日、週刊誌で「昔は良かった」という昭和ノスタルジーを論破する特集を読んだ。「昔は自然が豊かだった」に対しては「公害がひどかった」、「仕事があった」には「あっても選ぶ自由はなかった」など、斬新な切り口が面白い。自分も同じような考えで、昔は良かったと口に出した瞬間に、何かを諦めて進化が止まるような危機感があるので言わないよう心がけている。経済も産業もまだまだ良くなる。楽観でなく確信だ。(M)
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