板紙・段ボールから印刷紙器までを網羅した専門新聞社です

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有限会社
日刊板紙段ボール新聞社

東京都文京区湯島4-6-11
湯島ハイタウンA-509号
TEL.03-5689-0121
FAX.03-5689-0120
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板紙・段ボール産業の総合紙。
紙器・段ボール企業を中心に機械・資材メーカーなどの動向をはじめ、箱を使うユーザーの動きも網羅。各種統計の分析なども充実。

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日​刊​板​紙​段​ボ​ー​ル​新​聞​社​
 

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過去の記者ブログ

過去の記者ブログ
 
4月7日付
2016-04-08
▼春は人事異動のシーズンだ。知り合いが昇格して行くのは嬉しく、親しい人の転勤は複雑な心境になる。今年はA社とB社はべた凪(記者ベースで見てですが…)だった。その分、中堅段メーカーや関連企業で大胆な異動があった。当事者は単身赴任になる事も多く、苦労も重なるだろうが、新天地を切り開く意気込みで頑張って頂きたい。事務所のある上野の春と言えば、さくら『花見』である。年末年明けと暖かい日が続いたからなのか、いつもより早く色づいていた。公園の美化も進み、メイン通路を遠目に眺めると3月中旬には蕾が膨らみうっすらピンク色。カメラを構える外国人の顔も華やいでいる。しかもこのところ肌寒く花も長持ちしそうだ。(Y)
▼この新聞が届く頃、東京はちょうど桜が満開の時期。さっきお昼に上野公園を散歩したらチラチラ咲いているだけなのに、海外観光客の盛り上がりがすごい。みんな桜をバックにポーズを決めて写真を撮っている。今もいいけど、満開の桜をぜひ見て欲しいなあ。お花見に合わせて屋台も出揃った。今年初登場、紅ズワイ天600円。大きな紅ズワイガニの切り身を棒にさして1本、この値段でなぜ、と書いてある歌い文句を読むと<白身魚とコラボレーション>。なんだ蒲鉾か、コラボとはよく考えたもんだ。(A)
▼フットボール界の偉人、ヨハン・クライフ氏が亡くなった。細身で長髪をなびかせながらの俊敏な切替えし。オランダ代表のオレンジ、アヤックスの赤と白がよく似合う。背番号はあえて14番。フットボーラーとしては珍しい喫煙者だった。そしてなんと言っても戦術。攻撃、守備、右左といった定位置から、プレイヤーを解放するという危険な自由を取り入れ、選手の立場で統率した。危険な自由とは端的に言えば、子供の試合で放っておけば全員がボールに集まる団子状態に陥る野放図のこと。監督時代も攻撃サッカーを推し進め、『1-0で勝つなら4-5で負けたほうが美しい』との言葉は響く。(U)
▼小さな子をもつ多くの家庭で重宝しているであろうEテレ(NHK教育)の番組。歌や劇に視線が釘付けになることで動きが止まり、朝のお出かけ準備などが格段にはかどるのだ。特に「おかあさんといっしょ」の歴史は長く(放送開始1959年)、記者も当時見ていた記憶があるが、この4月から歌のお姉さんが代わり、キャラクターは5年ぶりのリニューアル。番組公式サイトなどで知ってはいたが、子どものショックは想像以上。以前の方が無難かも知れないが親しみやすかった。さっそく新グッズも発売され、親はダブルショック。(S)
▼とある小売チェーン店担当者の話。食品など商品の回転が速いので、陳列が簡易なSRP、開けやすいカットテープなど、開梱から回収まで少しでも手間を省いた段ボールで納品してほしいという。最近の人材難が大きく、そのような段ボールを採用した商品は優先的に仕入れたいとのこと。人材難と言えば、同店に納入する大手菓子メーカーも、工場ラインの人員が集まらず苦労したらしい。以前なら冬の最盛期だけ毎年来てくれたが、他社で正社員になったり、通年で働ける業種に就き、期間限定という不安定な雇用形態が忌避された。通年で業務量を平準化できない企業は、今後更に厳しいだろう。(M)
 
3月27日付
2016-03-30
▼小紙ホームページはA社から基本ソフトを購入し、自社で加工、アレンジしたものだ。月に1万円程度の7年間リースだった。既にリース期間を終了したが、壊れるものでは無くそのまま使っていた。先日、A社のサービス部署から『古いソフトなので、画面が崩れる恐れがあります』といきなり電話があった。『話の意味がよく分からない』と返事をすると『グーグルマップでも常に更新されているので対応できなくなった』『一度、営業が説明にあがりたい』と言う。後日、営業マンが来たが、ようは新しいソフトに切り替えて欲しいのだ。対応できなくなった等など『売らんが為の言い訳か』、と言えば『確かにその一面はあります』と正直なお兄さん。HPには書籍の問い合わせや購読申し込みもある。納得いかない部分もあったが、文句も言わずに近く切り替える事にした。(Y)
▼習っているスロージョギングの生徒5人で20キロのリレーマラソンに参加した。2手のグループに分かれ10キロ走ることに。この中では2番目に若いので、もうひとりの年下女子とふたりで20キロのペアを組むことになった。最高距離は5キロだけど走れるのか心配で、週末は10キロ走の自主練を2カ月間した結果、やり過ぎがたたり身体がガタガタに。「もう走れないかも」とブルーに過ごしつつ、でも直前の天気の良い日、不忍池を散歩していたら吹っ切れてしまった。コースはアップダウンできつかったが「楽しい〜」の一言。最高齢71歳の男女職業バラバラな仲間と過ごすのはなんだか懐かしい日々を思い出させる楽しいひと時だった。(A)
▼米国映画「マネー・ショート」を観た。リーマン・ショックに至る数年前、サブプライム向けの劣悪な住宅ローンを混ぜ込んだ債権をパッケージ化した商品が高い価値なことに疑問を持った偏屈な機関投資家が主人公。いずれ大暴落すると予測し複数の銀行に空売りを持ち掛け、多額の保険金を払うことを条件に購買した。もちろん、販売側のエリートバンカーたちは彼を鼻で笑い、楽に儲かると鼻をふくらます。派生する形で主人公と同様の行動をとった人々の悲喜こもごもも描きながら、最後はご存知の結果に。人間は盤石だと広く言われるものに対して盲目になりやすく、実際はスカスカの軽石でもそうは見えない(信じない)性質なのだと強く思った。(U)
▼司馬遼太郎氏にハマっていることは以前書いたが、今年がちょうど没後20周年で、様々な特番が組まれ録画してもまだ見られていないものがだいぶ溜まってきた。同氏のエッセイを読んでいないためか、いわゆる「司馬史観」という言葉は知っていても正直よく分かっていなかったので、番組を通じて改めて「なるほど」と思うことが多い。そして数ある中で好きな作品が取り上げられると妙に嬉しい。先日は「花神」で、陸軍の祖である長州の巨魁、大村益次郎のリーダー像を分析するという何ともディープな内容。十分楽しませていただいた。(S)
▼昔マネー誌で、投資気質の国別比較記事を見た。欧米は主に、現在上昇中の金融商品を好んで買う「順張り」が多く、逆に日本は下がった時点で買って上昇を待つ「逆張り」が多いという。その理由は、狩猟民族と農耕民族、運用重視と貯蓄重視など様々な違いが諸説あるが、上記Uの書いたエリートバンカーの反応は、投資気質で言えばその通りだなと思った次第。先月マイナス金利が導入され、国が「貯蓄してもムダ」と宣言したと受け止めたが、気質も欧米化していくのだろうか?(M)
 
3月17日付
2016-03-22
▼上野駅近くのファストフード店Mが閉店した。1階から3階まであり、ビルに掲げた大きなシンボルマークに看板、開店した31年前は上野のランドマーク的な存在だった。不祥事の関係からか赤字続きで多くの店舗を閉めている、とニュースに度々載ってはいたが、『まさかここが』、と思ったのは1人や2人では無いはずだ。学生時代、銀座のバイトと掛け持ちで御徒町駅前のMで閉店後のフライヤーなどの清掃作業をした。店長が『小さな店だが売上げは日本で3番』と自慢していた記憶がある。中央通りに移り、更に現在の上野公園前に変わった。もちろん、お店はどんどん大きくなっていた。出入りの激しい食べ物商売、色々目にしてきたが変われば変わる。金券ショップではここの優待券まで値下がりしているそうだ。(Y)
▼目覚まし時計1回目の音で目が覚めて朝ご飯を食べ、今日はちょっと早く家を出られたな、と電車に乗り込み窓を見つめていたら、化粧をし忘れているのに気付く。身支度が早かったのはそのせいだった。メイク前・後で劇的に変化するほどのものではないけれど、寝起きの顔で仕事をするのもどうかと思い、会社の手前にあるディスカウントストアで見本品のファンデーションを塗る。昼休みはドラッグストアでチークを適当にはたく。おしまい。そんな訳で化粧品はなかなか減らず、使い切る前に飽きてしまうが、この方法だと色んなブランドを試せて楽しい。(A)
▼週刊東洋経済「アマゾン12兆円の巨大経済圏」。米国を中心に各国で高いシェアを持ち、売上は半端ない。反面、営業利益は低く、儲けより技術革新などに投資し中長期的な視野に立った経営をジェフ・ベゾスCEOは志向しているという。ジャパンの実態にも迫り、ワインソムリエなど独自サービスの展開にも言及していた。あるライターは取次制度が盤石で、「書店での見つけ買い」が多い日本でアマゾンの台頭はないと予想したが、呆気なく外れたと記していた。絶版、古本を含め購入できる場を提供した点は強い。国内でも巨大拠点とともに、クイックデリバリーの小拠点を増やすが、過酷でノルマ主義の勤務実態も暴露されている。帝国の光と影か。(U)
▼春は出会いと別れの季節。そんな感覚もつい薄れがちな社会人だが、子どもが保育園に通いはじめて1年が経つ。入園式がついこの間のことのように思え、流れゆく月日の早さに改めて驚かされる。これまでは最年少クラスで、園に慣れることが最優先だったが、一つ上の学年からは2学年ごとに一緒に生活することになり、共同生活の色合いがより強くなる。この1年でようやく人見知りしなくなってきたところだが、一体どうなることやら。学年が上がると持ち物も増え、親も何かと大変になるが、一緒に成長するつもりで季節を感じてゆきたい。(S)
▼確定申告を提出し、毎年「なぜ、1カ月しか期間がない?」と疑問に思う。自分はネットで申告書を作るので「申告会場で3時間待ち」というのは過去の話だが、提出だけでも行列に並ぶ。3月でない企業決算があるなら、個人だって2〜3月以外でもいいだろう。ネットで申告書が作れるなら、領収書など入手時に入力し、1年経過したら自然に申告完了というシステムも可能だろう。年間業務を平準化し、出来るだけ現状人員で対処するのは組織の基本なのに、この時期の人員増は当然ながら税金負担。何かが間違っている気がしてならない。(M)
 
3月7日付
2016-03-10
▼寒い冬は鍋料理で温まりたい。水炊きに寄せ鍋、てっちり色々あるが、ふぐと耳にすると親しかった先輩達を想い出す(今も現役バリバリ、お元気な方もいらっしゃいます)。浅草の〇屋、田端の△、神田の□、これらのふぐ専門店は遊ぶ前の集合場所だった。当時はまだ白子が高く、『食べる、食べない』『焼け、いや鍋に入れろ』と言われ、最後はお決まりの雑炊。ここでも鍋をきれいにしてから、水が足りない、卵をといたら蓋を閉めろ、等など作り方を散々指導された。ふぐ料理店、事務所近辺では個人のお店が姿を消し、チェーン店が幅を利かせている。店の前では一年中、とらふぐが水槽でよたよた泳ぐ。活きとらふぐ〇〇〇〇円、ずい分リーズナブルになった。これを書いたらひれ酒でも飲みに行こう。そう言えば、『ひれは3回使える』と言われていた。(Y)
▼「ジョギング用のリュックを買えば上野駅から公園を回り不忍池を抜けて会社まで走れる」と言う構想が長いこと頭にあった。ただ買ったとたん気持ちが冷めるタイプなので悩みつづけ、それでも冬のバーゲンで即購入したが通勤ではまだ一度も使っていない。すでに購入済の先輩、「小さくて使いにくいよ」の助言通り。結局ふだんの手提げバッグ片手に小走りしだした朝、この状態で十分走れるから躊躇していたことに気づく。欲しかった理由その2。休みの日に走る際、毎回着いた先のコンビニでお菓子を買うよりも家から持って行けばピクニックみたいで楽しいかも、と思ったからだった。よし、通勤でもマラニックでも使い倒して次のを買うぞ。(A)
▼不動産情報が気になる今日この頃。特に新築物件。新聞や週末に入るチラシで周辺の物件に目を光らせている。それほど空き地はないエリアだが、公共団地や施設がなくなりぽっかり土地が空くケースも。そしてそこにまだまだ大型物件が建つ。隣駅から徒歩5分と絶好のロケーション、そして500戸を超える大型分譲。おそらく勤め人は×1.3で650人は固いだろう。これだけの人が一気に通勤ラッシュ時の○○線になだれ込めば、今でも狭い車内はどうなってしまうのか。ああッ〜!!なんて一人でやっている。しかしだ、引っ越して半年程度のやつが、自身は棚に上げて言っているのだから、なんとも人間が小さい小さい。(U)
▼親から急に「教員免許、更新が必要らしい」と連絡が。これを怠ると資格を消失するような切羽詰まった口ぶり。一先ず証書を確認しようとしたら、仕舞ったはずの専用ファイルに無い。これですっかり焦ってしまった。慌てて母校の教務課に訊いたが、消失は無いと分かり一安心。平成21年以前に取得した免許は、教壇に上がる前には更新(講習会)が必要で、記者もこれに含まれる。ただ急がずとも、採用試験でも更新の予定としておけば問題ないなど柔軟な印象もあるが、やっぱり煩わしい。教育の質を保つため致し方ないこと…なのか?(S)
▼上記のSと同じく教員免許を持っているが、更新が必要なら通知は来るだろうし、来ても更新に費用がかかるなら失効してしまえと考えていた。大学卒業以来、免許が役立ったのは教員採用試験の受験資格のみ。約20年前の塾講師バイトでさえ、「免許?ないけど何か?」という上司が多数。学校に次ぐ教育機関の塾でもこの程度だったのだから、教員免許の人生における役立たなさは特筆すべきものがある。そもそも免許とは、それにしか使えないものだから、文句を言うのは筋違いか。(M)
 
2月27日付
2016-03-02
▼シンガポール在住の友人Sさんに神楽坂『イカセンター』へ連れて行って頂いた。『2月に会いませんか、お店はどこがいいですか』と聞かれ、彼の東京の自宅近くにあるここを選んだ。何箇所かピックアップしてもらったお店の中から選んだのは、変わった店名に惹かれたから。期待通り、2年ほど前に函館でイカ刺を食べて以来の美味しさだった。刺身、天ぷら、焼き料理などあるが、一番好きなのは軟骨。生でも揚げても、あの柔らかなコリコリ感がたまらない。ここでは魚雑炊が絶品だった。ご馳走様でした。昨年、2度も手術するなど体調を崩し大変だったが、還暦直前に厄を全部落とし、折り返しは健康間違いなし。次回会う時は二次会で入れなかった熱燗のみの料理屋「〇〇藤」で貴兄のお祝いを。(Y)
▼1月に始まったNHKの大河ドラマ『真田丸』が面白い。歴史が全く理解できない私でも引き込まれる展開と、あっという間に死んでいくのに旬な上手い俳優をどんどん使っていくのが贅沢だ。毎回「ええー、もう死んじゃうの」と残念だが、主役は真田だから、と解説役の友人には言われている。徳川家康、豊臣秀吉、織田信長の名前は知っているだけで細部とどう結びつくのか観ていて全く分からず、学校の授業中やテストの有り余る時間、いったい何をしていたのだろう。これじゃ成績が悪かったのもうなずける。短い人生で色んな立場の人がくどくど考える暇もなく、でも楽しい時間もあり、生きていたのだろうか。興味があるのは密書を運ぶ忍者だ。忍者なくしては話が進まない。(A)
▼四国新聞トップ記事は、アインシュタインを差し置き、かけうどんの価格動向だなんて、さすが蛇口をひねると出汁が出てくる県は性根が違う。ちなみに消費増税の際に価格を据え置いた店ほど、後々原料高などが響き、結局は値上げせざるを得なかったとのこと。今回の帰省時は、NHK『プロフェッショナル』に登場したうどん屋で、エッヂの効いた麺を食した。なんでも良い麺は臼の断面のようらしい。1時間待つこともザラ。でも基本的にどの店でも旨いのがすごい所。内食用の乾麺店もなかなか。以前、グルメのT社長に褒めてもらった時は自分のことのように鼻高々になってしまった。(U)
▼特種東海製紙・島田工場を取材した際、受付で記者の名刺を見るなり初対面のスタッフから「あっ、紙わざの」と言われドキッ。無謀にも一昨年「紙わざ大賞」にエントリーした身の程知らずというだけだが。そう言われると沸々と湧き上がるものもある。先日、スーパーの通販でだいぶ大きい段ボール箱が手に入り、それで子どもが遊んでいるのを見て、窓を切り抜いたり一緒に色を塗ったり(シャレで屋根に太陽光パネルを描いたり)秘密基地を作ったが純粋に楽しい。これを作品とは到底呼べないだろうが、チャンスがあれば…また応募したい。(S)
▼前号に続き、ロシア・ハバロフスクのシベリア抑留者墓地を墓参した話。野犬に襲われかけ、迷って軽く遭難し、帰国5時間前にホテルのガードマン(警官?)に絡まれ(賄賂の要求?)日本大使館に通報するなど経て帰国。墓地の写真を携え義祖母宅へ急行し大歓迎を受ける。義祖母の兄は大本営発表で「勝ち戦だから、すぐ帰れる」と言われ出征しハバロフスクで抑留死したため、遺品を残せなかった。今回の写真が唯一の遺影代わりとして仏壇に飾られ、また号泣しながら礼を言われる。様々な偶然が重なり、思いがけない義祖母孝行が出来た。(M)
 
2月17日付
2016-02-19
▼血液検査で引っかかる数値にコレステロールと中性脂肪がある。ドロドロ血の元、血管を詰まらせる、両方ともに悪役イメージはあるが、漠然としているだけで違いがよく分からない。コレステロールには悪玉、善玉があり、これは文字の違いからはっきりするが、中性脂肪とは…、なんだろう。医者に聞いたら『お酒の影響もありますよ』、と藪へびになるだけなので、ご挨拶に伺ったついでにN社長に尋ねる事にした。医者からも病気について問い合わせが来るほど博学なNさん、さっそく紙に色々書いて説明してくれた。コレステロールは必要な物質?、若干高めがいい?、中性脂肪は油、悪い? 理解できたうちには入っていないが、何となくわかった(つもり)。次回は中性脂肪を下げる方法を教えて頂こう。(Y)
▼郵便局で順番待ちをしていたら80歳前後の老夫婦がまとまった額を窓口でおろす様子で、何に使うお金であるか局員に尋ねられている。奥さん「外国の、ほらあるでしょ、エルメスのバッグを買うの」。服装は質素、手にするバッグはそう高くない代物で、高級なブランド品を持ちそうな雰囲気はない。ここに来る前はふたりでATMから引き出そうとしたが、大金は引き出せなかった様子。バッグはご褒美なのか、だがご主人は、デパートじゃなくてもD店(有名な質屋)の通販で買えるよ、みたいなことを口にしている。違うとは思うけど、ひょっとして新手の詐欺に引っかかっていやしないか、すごく気になるふたりだった。(A)
▼子供の頃、ベランダにミカンを刺して置くと、鳥が集まってきて楽しかった。たとえ、良く見るスズメであっても、間近で果実を突く姿は愛らしいもの。それがメジロだとなお嬉しかったことを思い出す。もう数十年も前、それも信州・松本でのこと。今はどうか。もう食べるには古くなったリンゴやミカンをやはりベランダに置く。幹線道路もそう遠くない東京都内だが、それでも結構来る。休みの日にボケっとそんな光景をみているのも悪くない。まだ、メジロとは遭遇していない。春の訪れとともに来てくれるだろうか。(U)
▼前号に続き、ロシア・ハバロフスクのシベリア抑留者墓地を墓参した話。マイナス17度の広大な共同墓地内で迷い、大柄な中年ロシア人男性2人に大声で目的地を尋ね無言のまま10分ほど付いていくと、棺桶の保管センターみたいな場所に。強力な暖房で固まった指が動かせるようになり、スマホの翻訳アプリを起動し職員に改めて道を聞く。お礼を言うと2人はそのまま去って行ったが、どうやら自分が傍目に大変な状況だったらしく、とにかく暖かい所に連れてきてくれた模様。どこにでも(無愛想だったが)良い人はいる。次号に続く。(M)
▼保育園の生活発表会を観てきた。聞きなれないが要するに学芸会で、地元の公民館(ホール)を借りて、日頃取組んでいる歌や踊りを披露する。昨秋の運動会では、場所が取れず、ほぼ通路で観戦する羽目になった教訓を活かし、開場と同時に会場入りしたが、すでに満席。愕然としながら…仕方がなく後ろで立ち見…。たしかに、駐車場が満杯だったのを視界に捕らえつつ嫌な予感はしていたのだが。開場前に並ぶのが当然なのか!?またもや洗礼を受け、さらに少したくましくなった気がする。もっとも、子どもが最年少クラスのため早々に演目が終了し、すぐ帰れたから立ち見でも苦にならなかったが、次こそは…!(S)
 
2月7日付
2016-02-09
▼新幹線から眺める富士山、さほど山に興味も無いのにあの雄姿には何故か魅かれてしまう。新富士辺りになると往路は右に復路は左に自然と首が傾く。年明け4日は毎年大阪出張だ。いつもの、一番富士山がきれいに見える場所(勝手に思っているだけ)で顔を向けると、うっすら雪化粧はしているものの、黒い山肌が目に付く。新年会で「あのように雪の無い富士山を見たのは初めて」と挨拶した人がいた。親しい段メーカーの〇さんも「静岡側からの富士山はもっと雪が無い」と言っていた。最近は冬らしく雪も降り、上野・不忍池は凍り始めているが、正月みたいな暖かさが続くと、『地球が壊れる』と本気で思う。段ボール需要に大きく影響する青果物も気候に左右される。暖かければ取れ過ぎ、取れ過ぎればその後が続かない…。(Y)
▼ずいぶん昔、動物占いと言うのが流行した。生年月日を表に照らし合わせ簡単な計算の結果は、ゾウ。性格をぴったり言い当てられた記憶がある。知り合いのひと回り上の先輩から「今、新型の動物占いがあるんだって」と教えてもらった。先輩、占おうとしたところ年齢の関係から換算表に生年月日が見当たらず(カットされていたらしい)、やっきになり図書館へ出向いたそうだ。スマホで検索すると私はギリギリ載っていて、もちろんゾウだが<まっしぐらに突き進むゾウ>と言うかわいげのない一言で済まされていた。女よりも男版の方がしっくりくる。性格をどうこう言われる占いはとうの昔に卒業していたから、あらためてみると新鮮だった。(A)
▼SMAP騒動は、マスコミ各々のスタンスによって一つの事象でも様々な表現があることが良くわかる。無論、全国紙などはそれを国際情勢、政治などなど、桁違いに重要な事柄について行っているのだから、新聞を読まないと言われる若者に、今回の騒動を例に教えてあげれば少しは興味をもってもらえる?もう一点、メンバーによる公開生謝罪が行われたテレビ番組。緊急で内容変更し対応したそうだが、冒頭の謝罪が終わった後の内容が、非常にお粗末だった。おそらく、大幅変更で、本来ならば編集でカットしていた部分も尺を稼ぐために使ったからだと推測する。やはり編集は重要だ。もっとも随分と久々に観たから単に面白くなくなっただけかも。(U)
▼すっかりハマっている司馬遼太郎氏の世界。「燃えよ剣」や「竜馬がゆく」に続き、昨年は西南戦争を舞台にした「翔ぶが如く」、日露戦争の「坂の上の雲」を読破。時系列に沿って次々と読んできたため、まるでずっとタイムスリップしていたような感覚に浸っている。同氏の作品といえば「国盗り物語」や「太閤記」、「功名が辻」など(映像化もした)代表作が多いが、幕末〜明治という潮目に魅せられ続け、今はちょっとマイナーだが「殉死」(乃木希典)や「花神」(大村益次郎)、短編集「人斬り以蔵」を漁り、まだ漂流している。個性豊かな登場人物の生き様に、生きる活力も沸いてくる。(S)
▼前号に続き、ロシア・ハバロフスクのシベリア抑留者墓地を墓参した話。野犬を避け友人と合流するため、広大な共同墓地内の近道を直進しようとしたら、道がどんどん雪で狭まり前に進めず、周囲はマイナス17度で雪に覆われ方向を見失い、日が落ちてきた。寒さと焦りからか吸う・吐くを意識しないと呼吸できない。幸い大柄な中年ロシア人男性2人を発見、大声で目的地を聞くと、無言で「付いてこい」的な手振り。次号に続く。(M)
 
1月27日付
2016-02-01
▼?失敗の無い人生は失敗?、喜寿を超えてもなお研究開発に没頭する〇会長が、『こんな良い言葉は初めてだ』と年末の忘年会で話していた。昨年春にみんなで旅行した時に寄った房総半島のお寺の境内に書かれていたのを見つけたのだ。歴史ある建物や本堂の大きさ、周りの景色ばかりに気を取られていたが、出来る人は見るところも凡人とは違う。『何にでもチャレンジしろ』、『失敗したら振り出しに戻ればいいだけ』、会長はこう言いたいのだろう。今年は申年。同級生は還暦を迎える(記者は早生まれの酉年)。周りの先輩達からすれば鼻たれ小僧の域を抜けていないが、海に潜り始めた30年前から、いつかは欲しい、と思っていた〇〇免許を取ろうと計画している。実現するかは・・・であるが、チャレンジ精神、時間を作って挑みたい。(Y)
▼電車内で化粧はよくある光景、毛抜きで口髭抜きを目にしたときは、こいつほんとに女か、と驚いたがもっと凄い人がいた。それは<前髪にカーラー>だ。左側の視界に何となく引っかかるものがあるなと視線をずらすと、黄色いカーラーが前髪にしっかり巻かれている。マスクをした30代前後のきれいなOLで、取り忘れか、確信犯か悩むうち電車が新橋駅に到着、何事もなかったかのようにポケットへしまい下車した。つり革を握り窓に顔を向けているからわからないだろうと思っているのかもしれないけれど、私ははっきり見た。子どもの頃、頭にびっしりカーラーを巻き、ネグリジェ姿でゴミ出しをしていたおばさんが脳裏に浮かんだ。(A)
▼目的もなしにブラブラ散歩するのも思わぬ発見があって良い。かっちり決まった行動がなかなか得意ではないので、仕事以外ではそんな感じ。先日は近所の店を冷かしながらブラブラしていたら、良いものに出会えた。ひとつはナマケモノの絵が大きく描かれた絵皿。現代作家によるものだろうが、愛嬌があって良い。続いて花屋の店先に並んだボケ。盆栽風で赤い花が咲いている。今の季節に合う暖かい雰囲気だ。気分よく最後はお決まりの一杯飲み屋でしめた。後日、良い買い物ができたと家族が親に写メをしたところ、「私もボケないように、ナマケモノにならず毎日頑張ります」との返信が。(U)
▼昨年の大晦日は、おそらく初めて(成人してから)ノンアルコールで過ごした。病み上がりで飲めなかっただけだが。数日前、深夜に子どもが嘔吐して、ノロの疑いもあり救急外来で受診。ただの風邪(胃腸炎)と診断されて一安心したが、すぐ親に感染。記者は最後で、大晦日の前日に回復してきたが、念のため。元日は実家で集まるので直前まで我慢した。その数日間はほとんど食べられず結果的に減量でき喜んでいたが、年が明けると同時に餅やおせち、お酒によってリバウンドしたことは言うまでもない。今年こそ○?を切りたいものだ。(S)
▼前号に続き、ロシア・ハバロフスクのシベリア抑留者墓地を墓参した話。黒い中型の野犬が唸り、こちらが前に出ても引いても約10?の距離を保ち逃がしてくれない。追い払おうにも武器らしい所持品はなく、マイナス17度で凍りついた雪に覆われ、棒きれ一本拾えない。弱みを見せたら噛まれると思い、虚勢でファイティングポーズを取ると、野犬は振り返りゆっくり去っていき安堵。仲間が来る前に早く去ろう。次号に続く。(M)
 
1月17日付
2016-01-21
▼『暫く三線のコラムがないが、辞めたのか』、と聞かれたが、成長したかは別にして、懲りずに続けており、丸2年、皆勤賞である。三線教室は合同練習が多いようだが、ここは個人レッスン。他の生徒と一緒になる事もあるが基本はマンツーマン、自分のやりたい曲が教われる。その分習い易いと思うのだが、昨年の秋口からレッスン前後の人を見掛けなくなった。先生から、『真面目に通ってくれるから嬉しい』、こんなお世辞を言われるが、生徒が減れば減るほど、色んなお誘いは集中する。練習前に手帳を見ながら『〇〇があるのよ』と話し始める先生。11月初めに言われたのが、クリスマスコンサート、沖縄県人会〇支部での演奏、安室流保存会の合同忘年会。コンサートはカワイ楽器全体のごく一部だが、県人会は荷が重すぎる、等など思い浮かべ練習に励んでいたが、歯の悪さから急きょ決まったインプラント手術。どう考えても奥歯を抜き4本分歯茎を切り、顎の骨にボルトを埋め込んだ2日後に大きな口で唄うのはきつい。だから今回はパスにした。(Y)
▼会社のボードを何度も見直したのに仕事始めは絶対1月4日、と最終日まで思い込んでいた。スケジュールを作り直し、間違えて新聞販売店に流していた日経の取り置きFAXを再送する。ドアにかれこれ10年近く使用しているエコなお飾りを付けるのを忘れ、今年はまあいいかと外に出たが、やっぱりまずいかもと戻って飾る。元旦は姪っ子のおかげで高速道路から初日の出を拝め、御朱印も本人自筆で書いてもらえた。仕事始めは毎年字が書けなかったけど、年末からの日記再開でボールペンを握ることができ仕事モードに乗れた。1月5日仕事始めの朝に、段メーカーO社さんから新聞購読の電話を頂き、Y様、どうもありがとうございます。今年は幸先のいいスタートが切れました。(A)     
▼ドラマ「下町ロケット」を全話観た。直木賞の原作は既に読んでいたが、そのロケット部品開発は前篇で終了。後篇は、人工心臓の重要部位開発が中心。そしてその原作にあたる「下町ロケット2」はドラマ開始後に発売し、一般紙の全面広告枠でも週2回連載していた。「小説を読んだからドラマも」「ドラマを観たから小説を」。これを個人レベルではなく、あらゆるメディアを駆使し躍起する。現に単行本もなかなかの売れ行きのようだ。本が売れない時代、ドラマが観られない時代、新聞が読まれない時代、今まで通りではダメなのだ。(U)
▼昨年の稽古納めは、ちょうどクリスマス・イブだったが、少年部の保護者を含め過去最多の約100名が参加。当初「恒例の余興(一発芸)は子ども達だけで十分。大人は時間が無い」と聞いていたが、恐ろしいもので当日の進行状況および雰囲気で「じゃあ大人も」。しかし、まったくノープラン。しかもだいぶ出来上がっている。偶然ギターとアンプを持ってきた子がいたため保護者の許可を得て借り、即興のブルースを熱演。本当は、久しぶりで少し練習していたら手拍子がはじまり、そのまま弾き続けただけ。盛り上がったので結果オーライ。(S)
▼前号に続き、ロシア・ハバロフスクのシベリア抑留者墓地に行った話。雪に埋もれた広大な共同墓地の一角に発見。マイナス17度で手を震わせながら、義祖母に見せる写真を撮影し、「あなたの家族は妹さん(義祖母)だけになりましたが、幸せにしています」などメモを読み上げ報告し合掌。帰ろうと振り向いたら、首輪のない黒い中型犬が低く尻尾を振り、唸り声を上げこちらを見つめている。まさか野犬か。続きは次号で。(M)
 
1月7日付
2016-01-12
▼段ボール製品を打抜いた後のトリム等を部材にして、リアルなサッカーボールやラグビーボールを作るのがさくら折紙(千葉県)の上地政己さん。2020年東京オリンピックが開かれるが、応援グッズやノベルティー商品として活用できる技術であり、社名やロゴなどの印刷も自由自在。『紙器・段ボール産業にとっても絶好の商機』と目を輝かせる。部材を三角形や多角形に打抜き、これにU字の楔を用いて強固に連結、子供が蹴飛ばしても壊れないボールが完成する。もちろんすべて段ボールのトリムで。今回は更に進化させ楕円形が完成した。大手に無い売りや価値、それを徹底的に考えるところに生き残りのヒントはある。上地さんは提携メーカーを探しており、興味があれば山口(yamaguchi@itadan.com)まで。
▼家から通勤で利用する駅までの道程は2通りある。どっちもある宗教の総本山前は必ず通ることになるが、参道の前を通過するか、広大な敷地の一部を通り抜けるかその日の気分に合わせて行く。今朝はお寺に入る階段を下りていたらちょうどお坊さんと鉢合せ、間髪を容れず「おはようございます」と手にした数珠でにこやかに合掌された。朝からありがたい気持ち。後日通ると、また同じお坊さんにばったり。きれいな立ち姿、穏やかな表情は、年季が入っていて常日頃漠然と抱いているネガティブなイメージを覆すものだった。(A)
▼やはり気になる原紙在庫。11月末は更に増え49万?を軽く超えた。最近、自社消費を急激に増やした大手製紙のトップは全く影響がない、と話しているようだが、イマイチ説得力にかける。同社からカウンターパンチを食らった競合大手、輸出はあるとは言え、当然在庫水準は高く、払い出しも9割を切った状態だ。この在庫、米坪の増加や、輸出、指定紙の絡みなど、様々な理由が上がっている。一要因ではあるのだろうが、いずれも弱い。結局、各社のベクトル違いが一番大きいのでは。(U)
▼お腹の中でもよく蹴って、生まれてすぐに(偶然だが)寝返りできてしまった息子は、どこでも元気に駆け回り、間違いなく体育系だと勝手に決めつけていたが、最近はすっかり絵本にハマっている。今は保育園のクリスマス会でもらった本を熱読。絵を指差して、バナナを「ば〜にゃ!」と言ったり楽しそう。歯が生え揃い出して少しずつ発音が鮮明に、成長も感じられて微笑ましい。ただ、これも度を過ぎれば考え物。寝る直前に5冊以上読破、引っ張り出して来ては親の膝の上に居座り続ける。こちらが先に眠りに落ちかけるが、1度読み終えた本を再びリクエストされる時は、寝たふりでもしようかと本気で思う。(S)
▼12月中旬、ロシア・ハバロフスクに行く。友人が同地の某イベントに招待されたこと、一度はシベリア抑留者の墓参をしたかったこと、アジア以外の食事を一度は食べたかったこと、通貨ルーブルや燃油サーチャージが激安だったことなどが理由。出発前日、妻が祖母(Mから見て義祖母)にこの件を話すと、祖母の兄が抑留で亡くなったことを知らされ、最近公表された抑留者名簿を妻がネットで調べたら、兄の死亡場所が同地と判明。祖母から電話が来て、ソ連で亡くなったとしか分からず、分かっても高齢で現地に行けず、諦めていた墓参が代理でも出来ることに、号泣しながら礼を言われる。妻がまとめた「兄の家族のその後について、墓前で報告するリスト」を手に羽田空港へ向かう。続きは次号で。(M)
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