板紙・段ボールから印刷紙器までを網羅した専門新聞社です

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有限会社
日刊板紙段ボール新聞社

東京都文京区湯島4-6-11
湯島ハイタウンA-509号
TEL.03-5689-0121
FAX.03-5689-0120
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板紙・段ボール産業の総合紙。
紙器・段ボール企業を中心に機械・資材メーカーなどの動向をはじめ、箱を使うユーザーの動きも網羅。各種統計の分析なども充実。

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日​刊​板​紙​段​ボ​ー​ル​新​聞​社​
 

過去のブログ

 

過去の記者ブログ

過去の記者ブログ
 
7月17日付
2016-07-21
▼辞めずに通っている三線教室。今、先生から受けるプレッシャーは年に一度、石垣島で開かれる『八重山古典音楽コンクール』への出場だ。『着物も借りなきゃね』とニコニコして話す。八重山民謡にはいくつか流派があるが、3つの会が一緒になり、新人賞、優秀賞、最優秀賞を審査する。新人賞と言っても、若い人や習い始めでは無く、初級である。課題曲が決められ、暗譜で弾いて唄い、本調子から二揚げへの調弦まで時間内(1分だったか)で行う、自分にはかなり厳しい審査だ。新人賞は本調子3曲、二揚げ3曲を絶えず練習し、この6曲の中から数週間前にくじで決まった2曲を審査員に披露するのだが、メロディーから歌詞まで頭に入らず、馴染まない曲がある。先生に『無理ですね』と、遠回しに断りを入れたつもりなのだが、なんと『その曲、出ないわよ』と言ったのだ。そんな訳ないだろ。(Y)
▼よくランチを食べに行くファミレス。隣に3歳くらいの孫を連れたおじいさんが座った。ものすごく面倒見のいい<イクジイ>で、子ども用の椅子にちんまり収まったばかりの女の子に「お水一緒に取りに行く?」と聞き抱っこし、ジュース飲む?とまた椅子から抱っこしてふたりして行く。料理が運ばれるとすかさず生ビール、と注文し、膝に孫を乗せながらピザをカッターで切り分けつつ、2口で飲み干した。しょっちゅうふたりでお出かけしているんだろうなあ。見事なコンビだった。(A)
▼岡本太郎の太陽の塔が大好きだ。高校時代は万博記念公園外周が通学路だったので、毎日見上げていたし、校舎の窓から後ろ姿が見えるので、退屈な授業をやり過ごすにはもってこいだった。ただ、あまりに身近な存在だったがゆえに真下から仰ぎ見た記憶がないことにこの歳になって気付いた。先日、出張の際、近隣に行く機会あったので寄ってみた。近くでみると長年の粗が白い素肌に感じられるものの、美しく且つ、その異様な迫力はビシビシと胸に突き刺さる。イタイイタイ。頭の顔か、腹の顔か、はたまた後ろの顔か、どれがお気に入りか、しばし自問してみる。そんな稀有な瞬間を与えてくれる塔に感謝。今度は太陽ギラギラの日に来よう。(U)
▼道場で撮影があった。商品名は忘れたが、ハワイの水らしきペットボトルを手渡された。スポーツと飲料、そういうイメージの広告らしい。集合写真では記者もボトルを手に取ってポーズ。その後は稽古の風景をずっと撮っていた。シャッター毎にカメラマンのiPadに写真が次々と映され、女子高生たちは歓声を上げる。どんな作品になるのか楽しみだ。稽古後、さっそくいただいたミネラルウォーターを試飲。意外と素朴でマイルド…、とても飲み易い!そこにディレクター「あっ、数合わせのため2本だけ水道水を…」。先に言ってくれ。(S)
▼家電がテーマのフリーペーパーに「昔のTVは5㍍離れて見るべきといわれていたが、今は画面の高さ×3倍離れれば十分」という記事を見る。昔のブラウン管は近づくと赤・黄・青のドットが目に厳しかったが、今の液晶は画質が向上し発光や反射が少なくなり、目に優しくなったためらしい。子供の頃から5メートル離れ、42歳の現在19インチを5㍍離れて見続け「画面小さいな」と思いつつ我慢していた。記事通りに見たら見え方が格段に向上。今までの苦労は何だったのか。フリーペーパー一つで、下手に大型テレビを買わずに済んだ。(M)
 
7月7日付
2016-07-12
▼コラムでも書いた舎人会研修会。86、83、81歳など俗に“後期高齢者”と言われる先輩達と丸二日間ともにしたが、彼らの行動や思考を感じ、見ていて気が付いた事がひとつある。全員が間違いなく『女性好き』。夕食時には年齢指定(25歳から35歳)したコンパニオンが付く。『よろしくお願いしま~す』の挨拶と同時にお姉さん達に『あれ、歳間違えた?』、『大きな膝小僧だね』と、ちょっかいが入る。飲料工場見学時のレストランでも、ウエイトレスには『これから温泉』など、必ず声を掛ける。船下りにしても、景色より相乗りした女性が気になり『コンパニオンより可愛かった』。これに趣味や仕事での生き甲斐、やり甲斐が加わるのだから、歳など感じている暇は無い。実際、『何歳から歳を感じ始めましたか』と聞いたら、『(感じていないと)首を傾げている』。普段接していても真似のしようもないが、このような歳の取り方をしてみたい。(Y)
▼世の中には似た顔の人が3人いると言う。家の近所を歩いていると前方から甥っ子がイヤホンをつけやって来る。過去にそっくりな人を何回か見かけたことがあるが、どう見ても本人。手を振り目が合ったのに、私を避けて通ろうとするが直前でやっとわかってくれた。後日、またもや自宅の外階段から甥っ子が降りてくる。上から下までじっと見てこれは本物だと確信し、今度も知らんぷりされたので、つい「あれー」っと声が出てしまったらなんと別人。コンニチハ…と彼はすれ違いざま小さく挨拶して去って行った。(A)
▼イギリス連邦のEU離脱。良し悪しは置くとして移民問題などが絡むとはいえ、ナショナリズムの高まりを、ある種の理想主義とみるならばその発露となったのか。一方、EUの理念もまた、各国の実利を理想主義の衣が覆っている。えてして理想の衝突は厄介だが、自国が同じ立場ならばどうするかと当てはめてみると、途端に現実として迫ってくる。そしてもう一つ、より現実味をもって捉えなければならないのは国民投票。これはある意味かなり怖いものなのだと、今回思い知らされた。(U)
▼初めての保育参加。いわゆる授業参観とは少し違い、先生方のサポートなど「参加」する。普段なかなか見られない保育園での様子が分かる貴重な機会と思っていたが、普段以上の甘えん坊ぶりを発揮。逆に園外での貴重な姿を晒す結果となった。重くなってきた愚息を抱っこしながら他の子にも接し、左右の二の腕はすぐパンパンになった。室内でも、元気に鼻水を垂らす面々を間近で相手していたら、案の定、うつされ翌日はしばらく動けず。それでも普段妻に任せきりの園とのやり取りを確認、つながりを実感できた。とても良い経験だった。(S)
▼激辛系調味料を数年おきに買う。よくバラエティーショップで売っている「おふざけ」的な商品と見られているが、これが家計を助けてくれる。例えば、唐辛子を10回振るぐらいなら、激辛を1滴垂らせば十分。辛すぎるせいか腐らず虫も湧かないため、賞味期限を3年過ぎても使える。チリやタバスコなど、小量でも高額な洋風の辛さと似ており、激辛の瓶一つあれば、冷蔵庫のスペースも大幅節約。これが普通のスーパーに置いていないのは、他の調味料が売れなくなることを恐れるメーカーの圧力かと思うほど。さて、今回の瓶は何年持つか。(M)
 
6月27日付
2016-07-01

▼二男は兄と姉とは7、6歳離れており、上の2人からは『〇には甘い』と指摘されていた。今から思えば、甘いのではなく叱るのも面倒になっていた気がする。中学時代は教師の言う事を聞かない子で、担任から『お前は高校には入れない』と脅され、『外国の高校へ入る』と卒業後、オーストラリアの語学専門学校へ入学、そのまま高校へ進学し4年間ホームステイした。どうにか無事に卒業、大学生活を楽しみこの春から勤め出した。就職時期に恵まれ、複数の会社から内定が出たが、選んだのは親が最も敬遠していた大手IT企業。『あいつには固い銀行や製造業よりいいよ』とは長男だが、どうなのだろう。先日、二男からご馳走になった。『多くの人が10年以内で転職している』と言う業種だけに、多少の心配は残るが、子育ては終了だ。(Y)
▼外反母趾がひどいので気張った靴は履かないが、そういう訳にもいかない時がある。冠婚葬祭だ。手持ちのコンフォートタイプの靴は足幅に合わせると踵が合わないからか、先日履いてみたら激痛で、今後も出番はあるから思い切って新調してみた。デパート内を試し履きでぐるぐる回ってみたところで実際歩道に出ないとわからない。レンタルがあったらいいのに。前の靴は姉にあげようと持って行くと、居合わせた姪が足を入れた瞬間、おばさん靴が瞬く間に<レトロでかわいい靴>に変身した。なんでなんだ、若いってこういうことなのだろうか。(A)
▼スマホゲーム。様々な問題が世間を騒がせるが、それだけ多くが遊んでいる裏返しなのだろう。記者もはまった。手玉を同形状のものに当てると消えるという、多くに共通するルールが基本となったものだが、シンプルゆえにバリエーションが豊富で面白い。ただし、あくまで無料で楽しみ、ゼロ課金と心に決めている。ある有名スマホゲームのクリエイターが「一切資産価値がないものに投資(課金)するなんて馬鹿げている」と話していたと、知り合いの不動産屋。開発者が言うか!とも思うが、不動産も時に、同様のことが言える。(U)
▼熊本地震でメンテに行った機械メーカーの話。熊本全域のメンテを覚悟していたら、激震と言われた地域も川一つ超えただけで被害が全然違った。段ボール機械は、据付けが外れたり、何か部品が折れたり曲がるなど変形さえなければ大半が問題なく動いた。そのため、多少揺れても稼働し続ける現場が多く「本当は止めた方がいいんだが」と複雑顔。東日本大震災のような水の被害がなかった、最大震度の直撃が夜だったなど幸運もあるが、段ボール機械は「思ったより強かった」らしい。もちろん、完全停止し緊急対応した機械もあったが、一通りのメンテは予定をかなり早めて終えた。唯一の苦労は、ホテルが取れず車中泊を強いられたことだったとか。(M)
▼動物に興味津々な子どものため、上野動物園へ。気合を入れて早起きしたが、動物は実にマイペースで人間の都合などお構いなし。目当てのライオンはなかなか姿を見せず、時間をおいてもメスが背中を向け寝ているだけ。トラは何とか模様が見える程度で、ゴリラは食事中。パンダは比較的見易かったが、その頃には飽きたか親の手を振りほどきターザンのように駆け回る。それでも「象さん大きかったね~」と嬉しそうで一安心。ただ、すっかり森の聖人ゴリラ=ただの食いしん坊とインプットされてしまったので、早く誤解を払拭せねば。(S)

 
6月17日付
2016-07-01
▼不忍池にホバーリングする雀がいる。小さな体でずいぶん体力を使いそうだが、人がおにぎりやパンを指先で持っていると、空中で羽ばたきながら啄ばむのだ。『雀は人間がいない所では生きていけない』、本当か嘘か分からないが、人が近づけば逃げるのが普通。ここまで慣れ親しんだ雀は滅多にいないように思う。昼休みに池の周りを散歩していると、あるお爺さんの側にたくさんの雀が群がっている。週に1、2度の散歩で見掛けるから毎日、餌をあげているのだろう。手のひらはもちろん、指や肩、頭、膝の上といたるところに何羽ものっかっている。実に優しそうな表情をしているお爺さんで、ホバーリング雀たちはきっとこの人と時間をかけて接触、人間が怖くなくなったのだろう。(Y)
▼今のエアコンは設置して10年を経過し、一番使う夏にはポタポタ水が落ちてくるので思い切って買い替えた(お母さん、ありがとう)。この際ガス台もグリル内がまっ黒なので新しいものが欲しくなり購入(こっちは私)。朝さっそくトーストを焼いたら網を外してプレートを置かなかったため焦げたが、魚しか焼いたことがないグリルで初めてパンを焼いたのでうれしい。どっちも最新すぎてやっぱり取扱説明書は読まないとダメみたいだ。エアコンは念願のD社、ガス台は分解できて掃除が楽そう。渋いピンクのガス台を見ていると気分がワクワクする。(A)
▼静岡西部や愛知などを担当している資材メーカーのOさんは、ここ数年、この地域がどんどんシュリンクしていることが身に染みると話す。定期的に出向き、あるものを段ボールメーカーから回収するのだが、以前は1週間もおくと箱いっぱいだったのが、今はちらほら。少し訪問する間隔をあけても良いかもしれないと最近感じている。元々、段ボール需要は旺盛な地域で、自動車、家電をはじめ有力メーカーも多いが、やはり国内外への製造拠点移転などが響く。それにともない社員が転勤していけば、家族も一緒だ。地元の一般消費も当然、鈍る。休憩で立ち寄ったショッピングセンターの閑散ぶりに思わずため息をついたOさんだった。(U)
▼とある休日、何気なく銀座方面へ足を延ばすと、中央通りを封鎖してパラリンピックをPRする東京都主催のイベント「NO LIMITS CHALLENGE」が行われていた。多くの人で溢れ、渦中の都知事をはじめ著名人の姿がチラホラ。車いすバスケなどを実際に体験でき、選手たちと直接触れ合える貴重な機会である。記者はパワーリフティングに挑戦。宇城選手(80㌔級日本記録186㌔)から「もっといけるんじゃない」と笑顔でプレッシャーをかけられながら満喫、アスリートの凄さを肌で感じた。(S)
▼世論に火を付けた「保育園落ちた日本死ね」のブログを今更見たが、文章で食う者として嫉妬。もし丁寧な言葉だったら世の中に多分届かない。特定対象を攻撃していたら、炎上し主旨は伝わらず、逆に何かを褒めてもヤラセ扱い。短い文面に要旨を詰め、結果と主張を先に出し、後は経過など説明に集中。業界用語を使用せず誰でも読める、など公の文章の基本を全て守り、それでいて周囲を巻き込む「熱」は十分。主張の是非や賛否はおいといて、自分はこのレベルに全然達していない。(M)
 
6月7日付
2016-06-10
▼不忍池にホバーリングする雀がいる。小さな体でずいぶん体力を使いそうだが、人がおにぎりやパンを指先で持っていると、空中で羽ばたきながら啄ばむのだ。『雀は人間がいない所では生きていけない』、本当か嘘か分からないが、人が近づけば逃げるのが普通。ここまで慣れ親しんだ雀は滅多にいないように思う。昼休みに池の周りを散歩していると、あるお爺さんの側にたくさんの雀が群がっている。週に1、2度の散歩で見掛けるから毎日、餌をあげているのだろう。手のひらはもちろん、指や肩、頭、膝の上といたるところに何羽ものっかっている。実に優しそうな表情をしているお爺さんで、ホバーリング雀たちはきっとこの人と時間をかけて接触、人間が怖くなくなったのだろう。(Y)
▼今のエアコンは設置して10年を経過し、一番使う夏にはポタポタ水が落ちてくるので思い切って買い替えた(お母さん、ありがとう)。この際ガス台もグリル内がまっ黒なので新しいものが欲しくなり購入(こっちは私)。朝さっそくトーストを焼いたら網を外してプレートを置かなかったため焦げたが、魚しか焼いたことがないグリルで初めてパンを焼いたのでうれしい。どっちも最新すぎてやっぱり取扱説明書は読まないとダメみたいだ。エアコンは念願のD社、ガス台は分解できて掃除が楽そう。渋いピンクのガス台を見ていると気分がワクワクする。(A)
▼静岡西部や愛知などを担当している資材メーカーのOさんは、ここ数年、この地域がどんどんシュリンクしていることが身に染みると話す。定期的に出向き、あるものを段ボールメーカーから回収するのだが、以前は1週間もおくと箱いっぱいだったのが、今はちらほら。少し訪問する間隔をあけても良いかもしれないと最近感じている。元々、段ボール需要は旺盛な地域で、自動車、家電をはじめ有力メーカーも多いが、やはり国内外への製造拠点移転などが響く。それにともない社員が転勤していけば、家族も一緒だ。地元の一般消費も当然、鈍る。休憩で立ち寄ったショッピングセンターの閑散ぶりに思わずため息をついたOさんだった。(U)
▼とある休日、何気なく銀座方面へ足を延ばすと、中央通りを封鎖してパラリンピックをPRする東京都主催のイベント「NO LIMITS CHALLENGE」が行われていた。多くの人で溢れ、渦中の都知事をはじめ著名人の姿がチラホラ。車いすバスケなどを実際に体験でき、選手たちと直接触れ合える貴重な機会である。記者はパワーリフティングに挑戦。宇城選手(80㌔級日本記録186㌔)から「もっといけるんじゃない」と笑顔でプレッシャーをかけられながら満喫、アスリートの凄さを肌で感じた。(S)
▼世論に火を付けた「保育園落ちた日本死ね」のブログを今更見たが、文章で食う者として嫉妬。もし丁寧な言葉だったら世の中に多分届かない。特定対象を攻撃していたら、炎上し主旨は伝わらず、逆に何かを褒めてもヤラセ扱い。短い文面に要旨を詰め、結果と主張を先に出し、後は経過など説明に集中。業界用語を使用せず誰でも読める、など公の文章の基本を全て守り、それでいて周囲を巻き込む「熱」は十分。主張の是非や賛否はおいといて、自分はこのレベルに全然達していない。(M)
 
5月27日付
2016-05-31
▼地震など災害がある度に『想定外』と言う言葉を耳にする。地球が誕生して数10億年、いくら科学が発達しようが、これから先も自然災害は想定外だらけ。まして予知など不可能だと思っている。『〇%の確率で地震が起こる』、テレビでやる度に、娘や身近な人達が敏感に反応する。災害時持出しグッズも手回しラジオや懐中電灯だけだったが、最近はリュックまで揃えている。『お父さんは大丈夫か』こう聞かれ、『首都直下が来たら運命』と返事をした。それでも東日本大震災の揺れ、東京で震度5強だったが生まれて初めて恐怖を感じた。あれから5年、“喉元過ぎれば…”的になっていたが、発生しにくい九州で震度7クラスが多発した。周りに迷惑かけないようにせめて水ぐらい備蓄しようか、本気で考えている。(Y)
▼会社の取引銀行のひとつ関西系メガバンクM。先方の相次ぐミスでとても不愉快な思いをした。ひとりでも心から謝ってくれる人が現れたなら、ここまで立腹することもなかった。立ち尽くしわななく自分。10数年前、この支店のあまりにひどい応対にお客様の声へ投書したら翌日連絡があり、接客は改善されてきたのに。当時を思い出し、パソコンで書いていると落ち着きを取り戻したが、やっぱり腑に落ちず、でも一晩寝たらすっきりした。大人っぽく無理に平静を保つのは性に合わない。投書する気はないが、同じ中年女性として反面教師とする。(A)
▼海を眺めていると時々、魚が勢いよく跳ねて海面を突き抜ける一瞬に出くわす。海は広いので、よほど飛躍的なパフォーマンスでない限り、陸地に打ち上げられることはない。メダカの一生はそれほど、長くない。大体2年。3年を超えると十分、長寿だ。だから、たとえ17㍑の水槽であっても、元気に飛び回って充実した日々を送ってもらいたい。昨晩、水槽を置いたカウンターの真下に干からびたメダカが静かに横たわっていた。点呼するとどうも3日前にパウパウアクアガーデンから家に来た中の1匹だ。それ程、珍しいことではないらしいが、休みの日に何時間も無心で水槽を眺めているのに未だ、彼らが跳ねる瞬間に出くわしたことがない。(U)
▼憧れの司馬遼太郎記念館へ。毎回巻末に案内があり気になっていた。駅前のノスタルジックなアーケードを抜けると住宅街の一角に、こぢんまりと建つ。設計は現代建築家の安藤忠雄氏。シックな木造の本棚をモダンな建物に錬り上げたような館内、展示は6万冊におよぶ資料が壁を覆い尽くす迫力だ(地震で崩れたら大変そう)。終始圧倒され続け、司馬先生のような偉人でも地道に努力を積み重ね続けていたことを知り、感銘を受けた。書斎や庭園も見られて感激。売店では「竜馬がゆく」「坂の上の雲」関連が多く、その人気を再確認できた。土産はほとんど買わなかったが、大きな収穫を得た。(S)
▼4月から電力自由化されたが、我が家は東電から移れない。昼間の約3分の1の深夜料金プランで、深夜にエコキュート等で1日の7割近い電気を使う上に、太陽光パネルの特別値引きまで受けている。そもそも深夜料金が安いのは、停止・稼働が簡単に出来ない原発を持つ既存電力が、1日の使用電力を平準化したいため。一方、新電力は夜間を安くする必要が無く、我が家のような深夜ユーザー向けプランは事実上ゼロ。東電とモメ訴えて負けて以来「売電で少しでも取り返してやる」と思い導入した太陽光だが、逆に足かせになる皮肉。(M)
 
5月17日付
2016-05-23
▼GW期間中、川崎で開かれた沖縄フェスティバル『はいさいFESTA』に参加した。県外最大規模を誇る大沖縄文化祭で音楽、芸能、食、酒なんでもあり。通っている八重山古典民謡保存会が毎年出ている関係から駆り出された。エイサーなど伝統芸能からガレッジセールやスリムクラブなど人気芸人も多数出演するだけあって開演前から大勢の人が詰めかけている。ステージ周辺には屋台がたち、昼前からスパムにソーキそばの匂いが立ち込める。泡盛の一升瓶数本を持ち込む若者グループや既に酔っぱらっているおじさんも。会の出番は一番最初だが、すぐさま口笛、合いの手が入る。フェスティバルは5日間、終わる頃には大きな会場全体が沖縄そのものに染まる。自宅に帰ってからも頭の中は暫くゆんたの歌詞や手拍子が響いていた。(Y)
▼熊本・大分の地震はいつまでも続く余震の中での不自由な避難生活、本当に大変だと思う。東日本大震災以降もう来て欲しくないと過ごしていたけどやっぱりそんなことはない。引出しにしまってある、東京都が配布した<東京防災>の本を久しぶりにめくり、まだ実行にうつしていない部分を読み返す。水だけは電車のモニターで流れる都水道局のコマーシャルに感化され、水道水を常温で(たったの1リットルを2本だけど)4日を目途に交換している。もちろん足りる量ではないけれど取り組みやすい。(A)
▼信繁の恋人や淀君の現代言葉がウザいと評判のNHK大河「真田丸」。それはさておき、史上の人物のキャラを再構築している(むしろ忠実に再現?)点に脚本の妙を感じるし、テンポも良いので好き。強いて言えば、草刈正雄の声が聞きにくいので、字幕有りでみなければならない点が困りものだが。録画して数話まとめ観をしている。こんなケースは少なくないはずで、視聴率なんぞ、今の時代、形骸化しているとは思うが、芸能マスコミにとっては褒めるにせよ貶すにせよ、最良の判断材料なのだろう。GWに真田のおひざ元、信州・上田に寄る機会があったのだが、松本、長野両市よりも賑わっていた。特に城址前は駐車場待ちの県外ナンバーが長蛇の列。視聴率よりも余程、説得力がある。(U)
▼大型連休後半は、妻の実家(北海道)に帰省。ちょうど桜が満開の大通公園~すすきのを散歩した。札幌テレビ塔前で名物の焼きとうきびを頬張っていると突然、地元HTB「イチオシ」の取材を受けた。「親世代との育児のジェネレーションギャップで困ったことは?」と質問されたが、急な展開にシドロモドロ。実際それほど感じないし。すると「逆に嬉しいことは?」と訊かれ、「いっぱい子どもに食べさせてくれること」と答えるのが精一杯だった。帰宅して両親に話すと有名な夕方の報道番組らしい。オンエアーされたら怖いが、両親は録画を連日セットし楽しみにしている…。(S)
▼上記Sのように、自分も取材を受けたことがある。あるテーマの夫婦を特集する番組で、謝礼目当てでOKしたら、取材の前に「この通り喋って下さい」的なシナリオを渡され、拘束時間も大幅に延長されていた。「この条件じゃ受けられない」と伝えたら、謝礼は1・5倍に。普段行ったことのない店で食事(タダ)する光景など演じた。送られた放映DVDを見ると、結構固めのドキュメント風番組。謝礼を頂いた以上文句は言わない。(M)
 
5月7日付
2016-05-11
▼事務所前の◎◎通り。この近辺では中央通りに次ぐメインストリートだ。人の流れだってそれなりにある。しかし中央通りは有名店が多く一度お店を構えたら長く続くのに対し、こちらは数か月単位で出入りする事がある。以前ブログでも書いたが、唐揚げ屋もモツ煮も寿司屋も出店しては撤退の繰り返しだ。最近、この一角へ有名な家系『〇〇家』がお店を構えた。記者はラーメンより蕎麦だから有名かどうかも知らなかったが、仲の良いAさんがこのお店のスタイルやこだわり、どれほど美味しいかを熱く語ったので、一度は食べてみようと思っていた矢先だった。ガラッとした店内、窓にはテナント募集の貼り紙、その日にAさんへメールした。『残念です』。(Y)
▼1カ月の間に3度も顎が外れて驚いた。最初は映画館で映画を観ている時。次は朝食にトーストを最後の一口折り曲げて口に入れて噛もうとしたら。3度目はインドカレーのナンをちぎって丸めて食べようとした時。どれも激痛だった。店では向かいに座っていた友人から「ガリっと音がしたから何か変なものでも入っていたのかと思った」とびっくりされた。何度か静かに口を閉じると元に戻ったからズレたと言うのか。昔から別々の歯医者で顎関節症を指摘されていたけど、今になって問題になって来たのだろうか。とりあえず大好きなうつぶせ寝とパンを食べるときは要注意だ。(A)
▼前年度の生産量が発表された後、それを踏まえ清涼飲料について関係者に取材するのがここ数年のルーティンになっている。毎日といって良いほど、コンビニや自販機で何らかの飲料を購入しているし、電車・TVで広告を頻繁に目にするのですごく実感を持ち、且つ興味深くトレンド分析を聞いている。当然、段ボールの最大ユーザー群のひとつでもある。これから最盛期を迎える飲料、そろそろ段ボールの準備も忙しくなる頃だ。夏場の天候如何でその年が決まると言っても過言ではない産業だが、近年、有名ブランドの派生商品投入、通年商品化など、より深化した戦略が毎年のように過去最高を更新する生産量の後押しとなっている。同業界も利益体質の強化は課題のようだが、願わくはもう少し段ボール価格もなんとかならないだろうか…。(U)
▼イラストレーターの妻をお手伝い。クライアントからの依頼は理科教材の挿絵で、博士と助手のペンギンが実験で勝負する。かつて流行った対戦格闘ゲームのようなVS画面、勝ち・負け顏をそれぞれ描いてほしいという。同ゲームは好きだが、まさか話半分で快諾したことが本当にやってこようとは。記者はパソコンで描けないため手描きのペン画をトレースしてもらう。作業は新鮮で楽しい、自然と筆が進む。意外と好評で鼻息を荒げたが「こういう仕事は滅多にない」と釘を刺された。(S)
▼今号で報じた「課長実態調査」。語学力に不安を持つ人はいつの時代も多いが、一度、英語圏でなく英語と日本語がほとんど通じない国へ行く事もお勧め。昨年末ロシア・ハバロフスクに行き、周囲の表示はキリル文字で読めず、日本語や英語を話せる人は希少。そんな中で一瞬でも現れる英語は「命綱」。それしかなければ、真剣に理解し書きも話もする。3日も滞在すれば、英語のメニュー、表示、会話など現れた瞬間「いける!」と思うほど。日本では英単語しか知らない底辺脳でも、行けば何とかなると実感。ただし、帰国後に元通り。(M)
 
4月27日付
2016-04-27
▼4月14日夜9時過ぎ、熊本を大きな地震が襲った。東日本大震災以後で最も強い震度7、聞いただけでぞっとする。新幹線で関西から帰る途中、ヤフーニュースで第一報、数分感覚で余震が発生し被害の甚大さを想像した。熊本県、益城町、と聞き、親しいYさんを思った。工場所在地に益城とあるからだ。心配していた矢先、メールが入った。『機械も建屋もかなりのダメージだろうと思ったら、シート在庫が崩れたくらい』との事。この時はほっとしたが、地震は16日未明が本震で震度6強が相次ぎ、被害は更に拡大した。観測史上、例がない事象と言われ、Yさんも『ここ数日をやり過ごすしかない』。またあの熊本城の櫓も倒壊した。近くにはOさん経営の〇の湯がある。こちらは大丈夫だろうか。気になって仕方がない。早く普通の生活に戻れることを願うばかりだ。(Y)
▼昼に外食する際、ここ最近は行く店が固定化されてきた。特別おいしいものが食べたいわけでもなく、でも下手なものには手を出したくないから結果3店に絞られた。その中のファミレスS。店内は広く、メニューは安く、長居できるからか下は小学生のグループ、上は昼間から飲んでいる高齢の人達でたいへん賑わっている。春休み中は満席で頼んだメニューもなかなか来ずハラハラしたが、やっと運ばれたグラタンはほうれん草とベーコンが炭になって散らばっている。この値段で文句は言えないから黙々と口に運ぶ。隣には純朴な修学旅行生達が座っていて、心が和む。上野ってほんとにおもしろいところだ。(A)
▼「影の権力者 内閣官房長官菅義偉」を読んだ。菅官房長官のサクセスストーリー、裏を返せばどのような過酷な道を歩んできたのかに興味があったから。特に高卒後、頼るものなく上京し、段ボール工場で働いたというエピソードが気になっていた。実際、同書もこれに触れていたが、かなりの違和感。工場があった板橋の町を著者が訪れ、『段ボール工場は場所柄から言って、新聞・段ボールなどの古紙を回収し、溶鉱炉に入れる前のビスを抜くなどの仕分け作業をしていた工場とみられる』と記しているのだ。これは明らかに古紙業者ではないか。著者がこちら方面に明るくないからかもしれないが、どうなのか。政治の裏話などは面白いが、記者にとってはこの本自体の信用度が落ちてしまった。(U)
▼満開のシーズンとはだいぶズレたが、久しぶりに王子の飛鳥山公園を訪れた。教員時代、遠足で児童を引率したこともある懐かしい場所。自分の子どもが遊び回っていると、ふと当時の情景と重なり感慨深い。園内には、お城の滑り台や動物の形をした遊具、そして実際に走っていた都電やSLも並び、大人も楽しめる(そっちばかり撮るパパも)。すぐ隣には紙の博物館もある。まだ少し肌寒かったが、夏には水遊びもできる。もうすぐ2歳、ようやく電車での移動も慣れてきたようなので、今年は色んな場所に足を運ぼう。(S)
▼2月7日号に掲載した、関西空港の段ボール製チェックイン端末がWBSでも取り上げられたが、私見でかなり期待出来る製品。LCCは安さ重視の乗客が中心で、利用した経験上、利便性と安全性が確保されれば華美な設備や装飾は不要。繁閑に応じ手軽に設置や撤去できるのだから、待ち時間削減に最適。他業界でも現金を収納するATMとかでなければ、大規模な据え付け工事が必要な筺体型から、全て段ボールに替えてもいいのでは。同端末、早く成田や羽田でも操作したいもの。(M)
 
4月17日付
2016-04-19
▼出張の朝、早めに通勤電車に乗った。乗り換え駅に着くほんの少し手前で急停車、電源も落ち暗くなった。車内放送では『線路内に人が立ち入り』と流れており、何時ものことかと思っていたら、怒鳴り声が聞こえる。窓の外を見れば、初老の男性が線路を枕に寝ていた。見た感じは泥酔しているようだ。ホームからは何人もの人が指をさし何か言っているが、そのうち土方みたいな男性2人が線路に降り、おじさんのズボンを掴み引き上げた。たいした怪我も無く駅員に保護された。口だけ偉そうな男が多い中、パッと行動できる人は見掛けより100倍格好良い。お陰様で新幹線に飛び乗れ約束に間に合った。ちなみに翌日の朝刊には酔っ払いでは無く認知症、と書かれていた。(Y)
▼数年ぶりに箱根へ遊びに行くと大変な賑わいだった。箱根湯本駅もすっかり様変わりしている。年配の人もいるが、不思議と若い子のグループが多い。人の波をかき分け、目当ての日帰り温泉に入り、来た道とは別ルートで帰ろうと急勾配の狭いボコボコの道を下っていると、大きなお揃いのスーツケースをそれぞれ押しながら登って来る、東南アジア系カップルが。超イケメンな彼はこの状況が可笑しいのか人なつこい笑顔を見せるし、彼女は「コンニチー、コンニチー」とあいさつを連発しながら必死の形相がかわいい。がんばれーと思わず応援した。(A)
▼先日、自宅の東京・杉並から埼玉の取材先まで、先方から便が良いからとアドバイスをもらい車で出かけた。ナビで片道1時間あまり。その日は社には寄らずに終える予定ではあったが、取材時間を考えると、随分と早く終わって何だか申し訳ないな…(おい本当か?!)なんて思っていたら、そんなことはなかった。ナビの倍以上、往復で5時間あまりかかってしまった。確かに取材先にダイレクトで行けるので楽は楽なのだが、渋滞の時間が読めずハラハラ。随分と幹線道路も整備が進み、緩和されてはいるようだが。先日は私用で山梨まで行くのに永福ICと自宅間、行きの金曜日夕方は40分、帰りの日曜夜は10分。もう少し何とかならないものか。(U)
▼先月末、地元の埼玉県朝霞市でおよそ2年前から行方不明になっていた女生徒(当時中学1年生)が無事保護された。夕方のトップニュースで知り、思わず歓声。これまで朝霞市の掲示板やFacebookなどでしきりに情報提供を呼び掛け、ずっと気になっていたので本当に良かった。先日は卒業式を控え、ご両親をはじめ同級生や警察官が寒空の下、駅前で大規模なチラシ配りをしていたが、その苦労も報われた。むろん、この空白の月日は決して埋められるものじゃないし、心のケアは重要だが。気のせいか、昨年より春の訪れが心地良い。(S)
▼自治会の持ち回り班長職も、もうすぐ終了。外から見ると非効率的で、時代に合わないと思っていた各種行事も、運営側になるとやる意味を多少は理解した。例として子供祭などは毎年やれば「今年もよろしく」の一言で、協賛金や会場など様々な手配や許可が進む。これが1回でも途切れると、全部ゼロからやり直す手間やコストで、役員や班長は辞退必至。年配の役員いわく「地域の人が、少ない苦労で集まれば祭りでなくてもいいんだよ」とのこと。それだけで何かトラブル時に集まって、解決が図れる体制を維持できればいいらしい。そういう狙いはもっと普段から周知すれば、昔の「自治会=高圧的」イメージが払拭され、住民参加も多くなると思うのだが。(M)
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