板紙・段ボールから印刷紙器までを網羅した専門新聞社です

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有限会社
日刊板紙段ボール新聞社

東京都文京区湯島4-6-11
湯島ハイタウンA-509号
TEL.03-5689-0121
FAX.03-5689-0120
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板紙・段ボール産業の総合紙。
紙器・段ボール企業を中心に機械・資材メーカーなどの動向をはじめ、箱を使うユーザーの動きも網羅。各種統計の分析なども充実。

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日​刊​板​紙​段​ボ​ー​ル​新​聞​社​
 

過去のブログ

 

過去の記者ブログ

過去の記者ブログ
 
5月17日付
2017-05-23
▼地方のボックス経営者と話し込んだ。ここは地場でしっかり根を張る老舗企業、記者が入社当時に購読料の集金で通った思い出深い会社でもある。後継者難からオーナーが手放し現在は某傘下にあるが、従業員にすれば資本は変わったが働く場が安定して継続、なおかつ強力なバックも出来たのだから何よりだった。さて、いくつものM&A会社が段ボール業界にも出入りしているが、あるコンサルタントがこんな事を言っていた。『売る方が10とすれば、買う側は100あります』。それ程、段メーカーはボックスを吸収、傘下に収めたいわけだが、『ほとんどの会社は中身をよく見れば負債の方が大きく、買収話は成功しない』らしい。(Y)
▼スマホを買い替えて3カ月。前の機種は4年使っていたから、操作について行けるか心配で同じメーカーのものにしたが、すごく使いやすい。これなら短いサイクルで替えたくなる。先日、頻繁に来るアップデート後、いちいち問われるメッセージの意味がわからず、購入店に聞きに行くことに。番号札の脇に立つ案内の女性に自分のスマホを見せ、その場で操作を教えてもらっていたおばあさんを思い出したから。私もひとつ聞くだけ、何分も待ちたくない。まねをして聞くと親切に教えてくれた。だんだん図々しくなってくるけど、まあいいか。(A)
▼時に憲法記念日。数日前のN社長のレクチャーと、読み終えたばかりの『安倍三代』のほぼほぼ受け売り話を助手席に向かって眠気覚ましに吠えている時だった。中央道のもうすぐ大月ジャンクションという地点。午後とはいえGWの下りなのに、後続車が全く来ないなと思っていたら、ぶっといアンテナを何本も突き刺した覆面の一群が猛スピードで追い抜いていく。4、5台はいただろうか、中央の車を囲むように。そして富士吉田線に折れた。おいおい一緒じゃないか。面白いから少し追随してみようと思った瞬間、間隔をあけて行列の後方を走っていた2台のパトカーがこちらの前方に入り込み、電光掲示板から『車間をあけなさい』とのお達し。貴重な体験だった。(U)
▼昭和の日、ポール・マッカートニーのライブに行ってきた。東京ドーム公演は、この日でちょうど20回目らしい。記者は初だったが、やはり客は大半がシニア世代。中には世代を超えた親子参加も見られ微笑ましく、うらやましかった。セットリストはバラエティーに富み、およそ2時間半があっという間。ビートルズの曲も多く、ようやく生で聴けたLET IT BEに感動した。HEY JUDEは会場全体で合唱、夢のような時間だった。(S)
▼自宅の全面修繕で、連日リフォーム業者が見積りで訪問中。何かと詐欺や手抜きを聞く業界だが、「6社で相見積りしますが、良いですか?」と伝えても来る業者のしっかりさに感心。6社中「一式●●●万円」など紙1枚の見積りは皆無で、資材や工程を細かく記し、10枚くらいの冊子で予算別に3パターン持参の業者も。「施工途中で別のチェック業者入れますが?」「見積り、他業者に見せますが?」など聞いても全社OK。相見積りの効果か分からないが、クリーンな業者ばかりで、どこにするか迷う。(M)
 
5月7日付
2017-05-15
▼還暦を過ぎ、学生時代の友達から『退職し第2の人生を歩み始めた』こんな手紙やメールを幾度となくもらう。たまたま自分で新聞を出しているから再就職や再雇用にはならないが、連絡がある度にあらためて今の年齢を感じる。かと思えば、親しい鮨屋の板前さんは4歳上だが、自分の店を開店するために勤めを辞めた。一度失敗しており、再チャレンジになる。年齢を感じさせる人そうでない人、人生いろいろだ。同世代のある経営者の話にもちょっと感激、勇気をもらった。『実年齢マイナス20歳』と言った段メーカー社長も。健康に気を付け、美味しいお酒が飲めるようにもうひと踏ん張り。(Y)
▼事務所のコピー機は長いこと使っていて、メンテの人からもう部品がないので検討するよう勧められていた。FAX機はインクの生産が終了したのは知っていたがヨドバシに在庫があるうちは考えないことにした。とうとう在庫が尽きたので重い腰を上げ複合機へ買い替えることに。メンテの人に連絡するとメーカーの営業マンとすぐやって来た。話はトントン進み、頭の中で複雑に考え過ぎていた部分が多々あったのがうそみたい。今度は最新型について行けるかまた不安になったけど、使う機能だけ覚えればいい訳だし、新しいスマホみたいに触っているうちになんとなく使えてきた。(A)
▼東京メトロといっても路線によって様々だ。この季節になると、そろそろ冷房の効き具合が気になってくる。強弱の良し悪しは個人的な好みや体調によるが、なぜ同じ日に、同じ会社なのにこれほどまで違うのか。会社最寄りの千代田線は『バリ強』。JRおよび小田急と連絡し、車両乗り入れも頻繁だからだろうか。一方、我が丸の内線は『バリ弱』。かなりの混みようなのに、全く冷房が感じられない。というか夏は暖房か!?とさえ思う。この件に関しては、メトロお客様センターに問い合わせるべきか否か、毎年定例で脳内議題にのぼる。どうやら出席者は、クレームを言いたいわけではないようだ。地球環境のためと言われたら拍手とお礼の言葉さえ伝えよう。ただ、丸の内線だけ、なぜにそれほどまでに頑張るのだ!(U)
▼久し振りに劇場で観た映画は、日本の人気アニメ「攻殻機動隊」が原作の「ゴースト・イン・ザ・シェル」。ゴースト(脳、人格など)がシェル(義体)に融合しているためネットを介した様々な通信・情報戦をエスパーのように脳内で行える一方、相手を乗っ取って操るハッキングやウイルスの危険など…無限の可能性を感じさせてくれるサイバー社会を描いた作品で、記者も昔から大ファン。今年ちょうど25周年らしい。当日は気合いを入れて早朝から並び、観やすい席をゲット。およそ2時間だから物足りなさもあったが十分楽しめた。映画館を出たその足で次に向かったのは池袋・西武デパートの攻殻機動隊の原画展。歩き回って疲れたが、ゴースト的には大満足だった。(S)
▼とある中堅印刷紙器メーカー社長の話。ブームになった健康グッズの箱をよく製造するが、中小にとって「美味しい」受注という。同業他社も一過性の瞬間風速と理解し、大ロットや安定受注が欲しい大手は手を出さない。一過性ゆえグレーな類似商品も多く、コンプライアンス面でもやりにくいため、同業に断られて持ち込まれた受注の利益率は悪くない。そのため同社では「今だけだ」「受けられる限り受けろ」とフル稼働し、ブームが去れば通常体制に戻るという。このような受注は、エロ関係も多いらしい。中小のたくましさを見た。(M)
 
4月27日付
2017-04-27
▼一昨年暮れから続いたインプラント、1本だけ根付かずやり直しもあったが、3月に全ての新しいセラミック歯が入り治療が終わった。左右の奥歯など6本抜き、差し歯だった部分を加えて8本のインプラントを顎の骨に埋め込んだ。治療台のモニターにCT画像が大きく映し出されるが、骨に食い込む太いボルトが何本も見え、とても自分の口の中とは思えない。虫歯をほっておきダメにした骨(歯茎)の再生、歯周病の怖さ、一見きれいな歯に見えても根の膿袋などこの1年、すいぶん教えられた。“歯医者さん”、何となく内科や外科など他の先生達と区別していたが、これからは言われた通りきちんと定期健診にかかろう。新しい歯は舌で触った感覚は自分の歯と異なるが、違和感は無く噛めなかった固い食材も問題ない。“歯は大切”、60になってようやく実感した。(Y)
▼家の近くに北線と言う道路が一部開通した。そのおかげでベランダからベイブリッジの下半分が見えなくなってしまったが、悪いことばかりでもない。高架を走る道路から階段が伸びていて不思議に思っていたが母と買い物の帰り、上ってみると道路脇に歩道が出来ている。海側に降りるか、今まさにトンネルに入っていくおじさんに着いて行くか、迷ったが海側に降りた。トンネルの先はひょっとして数キロ先の新横浜かと思ったが、次の日見に行くと長いこと排気坑と信じて疑わなかったのはトンネル出入り口で、この道路は北線の関連街路と言うらしく、新横浜まで行ける訳がないのであった。真新しいトンネルに入ると散歩する人が案外いた。(A)
▼財布を自宅に置いたまま、出勤した。年に一度はあるだろうか。今の時代、定期にもある程度、現金チャージしてあるし、余程高級なランチを楽しまない限り、何とかなる。ただし、気分はすこぶる焦るし、今日の天気のごとく気持ちは晴れやかではない。カバンにも1枚くらいお札を忍ばせていれば良いのだが、どうにも喉元過ぎれば…なのでいけない。最低限の対策として、月末の交通費精算時、小銭を使用済みフリスクの缶ケースに貯金し、抽斗に入れてある。だから年に一度は、缶に入った小銭をチャリチャリ言わせながら昼に出る。なんか子供の頃を思い出す。(U)
▼雨天で寒い日が多く桜の開花が遅かったせいか、何となく長期間見られた気がする。出張と重なり、各地で見られたことも関係あるに相違ない。呼ばれた花見も多かった。最初は週末の王子・飛鳥山公園で、この頃はまだ5分咲き。それでも天気が良く、絶好の花見日和。当初見頃とされていたためか訪れる人も多く、トイレは長蛇の列、危機一髪だ。翌週は、日本橋・さくら通りで。ようやく満開。通行止めの路上にビニールシートを敷き、急ぐスーツ姿の人々を横目にちょっと優越感。ビルの谷間で、道路のど真ん中で、何とも不思議な風景だった。今年はじっくり花もだんごも楽しめた。(S)
▼大手格安旅行会社「てるみくらぶ」の破産は他人事ではない。今まで7回渡航し、UAE往復47000円など格安を突き詰めてきたが、「カード対応してないので、○日までに現金一括で」という中小を利用したこともある。各種報道では「入金を急かすのは怪しい」など伝えていたが、判断はまず無理だろう。それよりも、現地でキャッシング出来る複数ブランドのクレジットカード、大使館の連絡先や旅行保険の控えなど、自力で帰ってこれる基本対策を報じてほしかったが、見た限り1つもなかった。(M)
 
4月17日付
2017-04-19
▼桜はいくらか散りかけているがそれでも多くの人が上野公園を訪れている。東京で花見の名所はいくつもあるが、記者にとってはやっぱりここ。と言っても朝晩、通勤で素通りしているのでゆっくり“花見”はしていない。園内東照宮参道の屋台でワンカップを飲んだのもずい分と前になる。大手段メーカー専務だったKさんご夫婦とばったり会った事もあった。西郷さん側の入口には早咲きの桜が2本あるが、2月後半から写真を撮る人が増える。ちょっと前までアジア系の人達がほとんどだったが、2年ほど前から欧米系の人達をよく見かけるようになった。撮影している8割は海外からの旅行者だ。ちなみに写真は不忍池の大きな銀杏の木に根付いた桜、3分咲き。(Y)
▼2時間で1.6㌔を何周走れるかチャレンジするイベントにジョギング仲間と参加した。自己最高で1時間20分しか走ったことがないのに不安だったが、途中でやめてもいいと注意書きがあったのでほっとする。2周目から毎回給水し、飴をなめ、途中から協賛品のありあけのハーバーを食べ、2個目はポケットにしまい、そのうち脇腹が痛くなり6周目で足が止まった。早めに歩いている人もいたし、上出来ということにしよう。暑い中、マントをひるがえしアンパンマン姿で走る人がいた。後ろの方だったけれど2時間ちゃんと走り、頭に被りものをして次の回の応援をしていた。タフだなあ。(A)
▼段原紙値上げを発表した日本東海インダストリアルペーパーサプライ。同時に日本製紙が白板紙値上げも発表した。ともに業界3位。トップの印刷・情報用紙ではやはり2月に、今月からの値上げを発表した。各分野で事情は異なるのだろうが、今回『全社的な動き』の中で、段原紙発表を捉える向きが多いのにも頷ける。そして紙分野での一連の値上げで最も目立つ存在となっている。段原紙、白板紙ともにトップは同一メーカー。日本としても印刷・情報用紙とは、当然ながら違う展開を想定しているはずだ。(U)
▼都内で秋田の郷土料理が食べられるお店に友人と行ったが、1名が当日キャンセル。きりたんぽ鍋を筆頭に海と山の幸に舌鼓を打ったが、2名で3人前は食べ過ぎた。突然、照明が消えて名物「なまはげ」のショータイム。大きな足音を立てながら「悪い子はいねが~」とあのセリフを叫び、店内を闊歩する。それも最初だけで、常連と乾杯!歓送会のテーブルではエールを送るなど、人も鬼も一緒に和気藹々と呑んでいた。ただ、いくら待てども記者の席にはなかなか来ない。家庭や育児などについて話していただけだったが、鬼の角が負のオーラ(?)を敏感に感知し、近寄り難かったのか何なのか…最後に「美味い料理いっぱい食べて、元気出してな」と励まされてしまった…。大人には優しいなまはげだった。(S)
▼確定申告を終えた。従来は国税庁のHPで作成、領収書を添え持参していたが、e―taxでの完全電子化に挑戦。カードリーダーはマイナンバー以外に電子マネーも認識出来て2800円、利権の匂いを感じない適正価格まで下がっていた。同一不可のパスワードが複数必要、内一つがマイナンバーと別に申請する必要があるのに気付かず、作業が完全ストップするなどあったが、なんとか成功。有給を取り持参するより何倍も楽。だがそれより、スギ花粉のピーク時期に自転車に乗る必要がないのが、一番助かる。(M)
 
4月7日付
2017-04-07
▼印刷・情報用紙で首位の日本製紙が4月からの値上げを打ち出し、3月中旬には大王製紙が家庭紙で1割引き上げる事を発表した。電力やガスなど燃料費、円安による輸入パルプ価格上昇がその理由だ。一方の板紙メーカー、燃料費の上昇は同じように堪えるし、異常に高騰した古紙を主原料とする。『作れば作るだけ赤字』(中堅営業幹部)に陥っているが、各社の対応はどうなっているのだろう。『チキンレースに突入』、『脱落を待っている』から、『いずれ動く』『値上げしないで済む訳が無い』まで色々な見方があるが、段ボール側は惑わされず、しっかりアンテナを張っておこう。(Y)
▼去年に引き続き、鹿児島県のある町にふるさと納税をした。他県も検討したが、鰻のかば焼きが癖になる味でおいしい。前回は発泡スチロール2箱だったが、今年は段ボール2箱でやって来た。同封のチラシにミネラルウオーターお試し券を見つけハガキサイズに切り取り投函する。こんなペラペラの紙で届くのか心配をよそに、B段ワンタッチ箱に2リットル2本のペットボトルがきっかり収まって届いた。送り状はビニールのポケットにチラシとともに入っていて封緘も兼ねている。底を見たら残念ながらうちの読者さんじゃないけれど、無駄なく、梱包作業も合理的で感心した。(A)
▼法事で四国の実家に帰省するのに、寝台特急「サンライズ瀬戸(出雲)」を利用した。22時東京駅発、東海道を夜通し走り、朝6時半に岡山で車両を二手に切り離す。ここで出雲行と高松行に分かれるのだ。一方は山陰に向けて、こちらは瀬戸大橋をわたり1時間弱で高松に到着する。今、続々登場している超豪華列車のように至れり尽くせりではないが、住設メーカーが内装設計を行っているようで、コンパクトながら合理的で快適。京都、大阪で降車できないというのも寝台ならでは(下りだとちょうど丑三刻なので)。東京駅地下で閉店前割引のつまみと酒をたんまり買いこみ、いつもより低めの位置から流れる車窓を堪能しつつ、部屋着でやる一杯もなかなか格別だった。(U)
▼寝台特急といえば、自分は高校まで住んでいた富山と上野を結ぶ「北陸」である。高速バスに客を取られ、全国的に寝台特急は相次いで廃止されたが、どうも復活するような気が。高速バスに個室など豪華車両が登場し、「車内で宿泊できるので、新幹線とホテル1泊より安い」「カプセルホテル並みの空間で快適移動」などPRしているが、「なら寝台列車で良かったのでは?」と思う次第。これだけホテル不足が騒がれている中なら、かなりの需要を見込める予感。バス酔いしやすいので、もっと電車で選択肢が増えてくれると嬉しい。(M)
▼履き続けた革靴は最後、いつも左足のかかとが割ける。それに靴底もそっちばかり切り取ったように大きく削れている。身体の歪みと関係しているに相違なく、腰痛、首や肩のコリが酷いのも決まって左半身。むしろ、歩き方が問題で土台からバランスが崩れている…気がしてならない。そこで、試しに今回は、軽量で靴底がスニーカーのようなクッション性の高い「走れる革靴」を購入した。価格も手ごろだったので。第一印象は、フェイクレザーが若干安っぽい気もしたが、徐々に馴染んできた。当然走っても快適で、早くも二足目を検討中。(S)
 
3月27日付
2017-03-29
▼2カ月に一度、昼に会う〇さんとの待ち合わせは事務所近くのデパートの食堂。和食・洋食・中華と何でも揃い、店内も広くゆっくり話せるからだ。ここで行く度に会うお洒落なお婆さんがいる。〇さん以外の人と入っても12時を過ぎると必ずひとりで現れる。しかも座る場所が窓際の端っこと決まっている。先客がいた場合は近くに座って自分の指定席が空くのを待つ。食べるのは和食弁当でビールの小瓶も頼む。そばを通るウエイトレスに何度となく話し掛け、ひとり1人に小さな飴を配る。80歳は過ぎていると思うが矍鑠とした姿。こんな風に年を取れたら、とこのお婆さんを見る度に思う。(Y)
▼レディスデー且つファーストデーに話題の映画を友達と観に出掛けた。アカデミー賞発表直後だからか、地元隣町のローカルな映画館でもやはり座席は混んでいてスクリーン前方しか空いていない。せっかくのミュージカル映画なのに、冒頭からのダンスシーンが遠近法も何もなく、俳優のみなさんもっと後ろに下がって踊って!と言いたくなるくらい、しばらく目が辛かったが、そのうち何とか慣れてきた。映画はスカッと明るく、新聞の批評はハッピーエンドとあったけど、自分ではほろ苦さが残る。友達に感想を求めると、見方が違い、なるほどそう考えればハッピーエンドなのだった。(A)
▼良く飲みに行く地元の沖縄料理屋で、八重山民謡のライブがあった。教えてくれたのはもちろんY社長。「絶対良いから」との言葉を信じ家族と参加した。平日夜なのに普段でも狭い店内はさらにパンパン。立ち見の人も。伝統あるコンクールで優勝した3名が出演、聴いたことがあるようで、聴いたことがない歌声と三線の響き、詞は9割方理解できないが、泡盛で酔った脳天をウワァーと突き抜ける。伝統を受け継ぐ使命感、親から子への伝承、亡き父からの教え…そんな話を演奏の合間に話しているうちに演者さんは皆、泣きながら謡い、弾いている。こちらも色々思い出し泣けてくる。会場中も泣いている。陽気な曲になれば涙も収まると思ったら、逆にもっと泣けてきた。でも最後の最後はみんなが踊って笑顔が溢れた。(U)
▼東日本大震災から6年が経った。振り返ればあっという間だった気もするが、特番を見ながら当時のことを色々と思い出していた。その時、ふと備蓄してあった乾パンの賞味期限が気になった。やはり、ちょうど今月までだった。使うことがなかったことに感謝しつつ妻と試食会。「昔に比べだいぶ美味しくなった」なんてよく聞くけど…確かに薄味ながらも香ばしい…のだが食べ慣れていないため途中で飽きた。比較対象がないのが残念。一緒に入っていた氷砂糖は別個で保存しておこう。次の賞味期限までも、何の災害もないことを祈りながら。(S)
▼今号で報じた「旅行業界にアプローチ」、個人的に伸びると予測。旅行代理店に行くと、カタログがラックで「日焼け」している光景をたまに見る。日焼けがなくても、内容は年中ほとんど変化なし。1冊に詰め込み価格表が細かく見難く、いちいち店頭で「これは今いくらですか」と聞かないと使えなさそう。これが国際情勢、レート、目的など反映し、価格も明確に記載した、個人向けパンフレットが見れれば絶対に面白い。早く実現するといいな。(M)
 
3月17日付
2017-03-22
▼小学6年から近視、眼鏡をかけている。50年近くかけ続け、眼鏡は顔の一部である。近視は老眼になりにくいのか、また歳を取り近視も進まず、長いあいだ作り変えなかった。と言うよりも若い頃より良く見え、目が良くなったような錯覚もあった。50歳を超えて近くの小さな文字が読み辛くなり、遠近両用メガネを初めて作った。奮発しデパートで形や色違い3本一度に購入した。小型でレンズは薄く気に入っていた。最近、新聞が全く読めなくなった。スマホも顔を下に向けメガネの上端からレンズを通さずに見ている。『老眼はどんどん進む』『数年に一度は作り替え』なのを全く知らなかったのだ。そう言えば知り合いのお婆さんは眼鏡をいくつも持っていた。悲しいかな、引き出しにあるお気に入りのメガネ2本は出番がなさそう…。(Y)
▼姪っ子は2月に、やっと内定をもらった。希望の職種は求人数も少なく狭き門だったのだろうが諦めないでよく頑張ったと思う。ラインで採用通知書を送信して来たが電話が掛かってきて、その声は弾んでいた。何社か受けた面接の経験から今度も「リップサービスかと思った」の言葉に、大変な思いをして来たんだなと胸がジーンとなる。いくら売り手市場とはいえ、採用側はシビアだろう。早くも新たな就活シーズン。体調を崩さず乗り越えて欲しい。(A)
▼正月明けにタイガープレコ(魚)が死んでしまい、プレロスに陥った。観葉植物の鉢に埋葬したが、今でも水槽に吸盤のような口で張りついている愛しい姿を思い出さない日はない。隠れてばかりの臆病ものだったが、帰宅してすぐに観ると好き放題泳いでいる姿を何度も目撃したので、結構メダカたちを仕切っていたのかもしれない。死ぬ数日前から珍しく水槽の前面の良く見える場所にいたのは今思うと…。そんなんでプレコを続けて飼う気にはなれず、先日から飼いはじめたのが、カマツカ2匹=写真=。どうしても『さん』付けで呼びたくなる名前で実際そうしている。水槽の掃除屋なので活発だ。ちなみに焼き魚にすると結構美味らしい。(U)
▼子どもの夜泣きが再発、安眠妨害が続いている。一時期はだいぶ楽になったと胸を撫で下ろしていたが、よく分からない。まったく無い日もある。ネットで調べたところ「夜驚症」という可能性もあったが、数分では収まらず。長い時で1時間以上も絶叫、収まったかと思えば再び泣き叫ぶ。先日、保育園の保護者会に出席したが、もっと苦労されている家庭も多いようで、早寝したら夜10時に目覚め朝までまったく寝てくれない話はなかなか壮絶だった。それに比べりゃまだマシか~…そう思う気持ちがなくもないが、でもやっぱり辛い。脳発達の一環だろうし、あんまり考え過ぎず、焦らず、眠くてもイラッとせず。(S)
▼食品小売チェーン担当者の話。小売や飲食は重労働イメージがつき人材確保に苦労しているが、最低賃金の上昇も厳しいという。同社の時給は最低賃金に近い額面も多いが、1日数時間でも働ける柔軟なシフトや、軽作業中心の勤務内容ゆえ。なので、最低賃金が10円でも上がると、店舗で主力のパート・アルバイト時給が一斉上昇。確保した人員も9~17時など、終日働ける立場になれば退職していく。最近は中央線沿線で特に人材確保が難しく、新規出店や既存店維持に支障が出ているとのこと。同沿線は20年ほど前に住んでいたが、なぜ今、中央線なのか?(M)
 
3月7日付
2017-03-14
▼起きてから出掛けるまでにやる事が決まっている。格好よく言えば『朝のルーティン』だ。まず、ドイツの友人から教わったスクワット。『Yさん、太腿を鍛えましょうね。私は16キロのウエイトを持ってやっています』と言われ奮起した。彼の年齢は一回り上、翌日から毎朝30回やり始め、4カ月経った現在は朝夕100回ずつ、太腿は数センチ太くなり、地下鉄などの長い階段も平気になった。他にもルーティンはある。腰痛防止体操に簡単な筋トレ、時間にして30分ほど。運動と言えばこれに週一のプールぐらいで、ジムに通うSさんとは比較にならないが、自分的には“やっている感”はある。(Y)
▼義兄は勤め先の社長を先生、と呼びそうになると甥っ子から聞いたが、そういえば30年近く前に働いていた職場の先輩も、隣に座る次長を先生、と何度も口から出そうになると言っていたのを思い出した。確かに見た目サラリーマンぽくなく、性格は穏やか、桂歌丸さんに似ていて、なぜか孫の様に気にかけてくれた。私の場合は日曜の夜、布団に入ると「あーあ、明日は学校かぁ」と未だに思ってしまう。社会に出て30数年経つのに、どうしてなんだろう。(A)
▼「何度もすみません」。毎回言っている。新聞受けに入っている再配達通知票を見て電話をかける。当日再配達の連絡が18時までの某社では間に合わないが、ヤマト運輸は20時まで。エリアドライバーにかけるとすぐに持ってきてくれる。本当にありがたいな~と思う反面、その大変さは尋常じゃないだろうなと感じる。だから同社の荷物量抑制の検討は、仕方ないよなと素直に思った。少なくとも都市部で、ドローンが玄関をノックする日はまだ先のはず。通販の利便性向上と物流の負荷増大。通販ヘビーユーザーとしては何ともバツが悪いが、本来は消費者が負担して然るべきコストはもっとあるはず。(U)
▼どうもマンネリ、サボりがちなジョギングだが、先日テンションの上がる起爆剤を見つけた。イヤホンとプレイヤー一体型のスポーツ用ウォークマンだ。もう20年以上前…中学、高校時代からの夢で、当時はポータブルのカセットプレイヤーだったが、重くて運動には不向き。CDやMDは衝撃で音が飛ぶ。携帯プレイヤー(ワイヤレスのイヤホン)でも、走ると意外に耳から外れるし、本体も不安定だった。スポーツタイプはたった32g、防水(海水もOK)で泳いでも外れない。パソコンからの転送や充電も簡単。ディスプレイがないため操作に慣れるまで少々手こずったが、気分爽快。もう手放せない。(S)
▼千葉県の土地を買った友人に同行。現地付近の居酒屋チェーン店で昼食を取り絶句。案内された個室はクモの巣、窓にはゴミ散乱。注文するたび厨房に連絡を取り「ないです」を乱発、冷凍食品らしき簡単なメニューしか注文不可。ポスターには「飲み放題は3日前に予約必要」の店独自ルール!?を書いたシールが上貼り。運営会社は上場しており、他の系列店でこんな惨状は見たことがない。友人と協議し「本部とケンカして規約スレスレにボイコット」「多忙で、わざと客を減らしている」など判断。一人相手をしていた店員が「本当にすみません」と謝罪していたが、怒る気もなくなるほど退廃した空気に満ちた店だった。(M)
 
2月27日付
2017-03-06
▼お鮨屋さんと飲みに行った。Sさん、生まれも育ちも築地で『ガキの頃から場内が遊び場。悪戯しては手掛け(カギ棒)で首根っこをつかまえられた』と話す生粋の板前だ。歳も4つ上と近くお互いに熱燗好きだが、いつも会話はカウンター越し、しかも酒をがぶがぶ飲んでいるのはこちらだけ、それでも何かと良くしてくれる。以前から『一度飲みに』と誘われていたのが実現した。場所は両国の川魚料理屋、創業80年の老舗でご主人のお父さんが修業時代の仲間だったそうだ。2次会は鮨屋へ。『(同業へ)行くんですか』と聞けば、『忘れていた事を思いだしたり、気持ちを引き締める意味で』と。今話題の築地市場の話を聞くだけでも楽しかった。(Y)
▼上野は楽しい。街に色んな人がやって来る。噴水前を歩いていると集合写真の現場に出くわした。専属カメラマンの「マスクは白くなるから取って」に男子生徒達「ウイーッス」。1枚撮りおえると「全然ダメ!もう1枚」とダメ出し、みんな素直で、なにか言われるたびウイーッスとノリがいい。男女合わせて30人ほど、最初目にしたとき何か変だなと思っていたけど、初老カメラマン、メジャーを伸ばして生徒を一直線に並ばせている。あれはどういう意味があるんだろう、ひょっとして受け狙い?(A)
▼日本4大珈琲店のひとつ、南千住近辺のバッハに行った。誘ってきた友人、酒はテンでダメだが、コーヒーには目がない。もう夕方7時前だからこちらはその辺のディープな居酒屋の方が良いなと思いつつ付き合うことに。厳選した豆をドデカイマシンで焙煎、職人のようなスタッフが毎回同じ動作で湯を沸かしドリップする。あまりにリズムが良くて眠気さえ覚える。味はいつもと違う飲み物だ。「まずエチオピア、次はモカ、最後に…」と何杯もお替りする友人につられ味比べ。酸味や苦み、フルーティなどの表現がこれまでいまいちピンと来なかったがガッテン!ガッテン!帰りに寄った近辺の一杯酒場では化学調味料をたっぷり振りかけた刺身を頂く。これもまた、う~ん乙。(U)
▼子どもの生活発表会(保育園の学芸会)があった。一年前は呼ばれて返事をするくらいだったが、今回は大声で自分の名前を言えた。ピースも決まり、成長を感じられた。魚役のくせに、やけにライオンのマネが上手く、勢い余って危うくステージから落ちかけて親も先生もヒヤリ。本人はやり切って満足そうだった。なにせ秋の運動会では、緊張や照れのせいで、まともに走れずダントツのビリ。生活発表会もどうなるかと内心ヒヤヒヤしていたが…歌や踊りは違うのか。まだ習い事とかは考えていないが、すでに適性というのはありそう。(S)
▼年始に行った台湾・高雄旅行の話。初めて海外の街中をサイクリング。台湾の住所表示は「●●路××通」など面する道路で表示され、日本の「◎◎町1-2-3」のようなブロック表示でない。小さい道でもほぼ道路表示があるので、●●路に当たるまで進み××通の方向へ曲がり、道路両側の建物を探せば、地図なしでも大抵辿り着く。◎◎町は適当に進めば一度も表示に出会えないが、市内を貫く●●路なら適当に走っても高確率で出会え、一緒に走った家族は「台湾の方が簡単」というほど。日本の地図や街頭表示、日本人でも難しくないか?(M)
 
2月17日付
2017-02-22
▼1月中旬、来日した米国の段ボール機械関連企業K社長から同国の段ボールや機械情報を聞く機会があり、これとばかりに日本の段ボール機械メーカーの評価を尋ねた。『成功している。120台以上稼働しているが、修理ではパーツを豊富に揃え、サービスも良い』となかなか高かった。ライバルである欧州や台湾、米国製FFGに比較しても、きめ細かさはお国柄のようだ。(Y)
▼外出先でやけに寒気を感じ、家に帰ると体温は39度、すわインフルか。翌日8度台に下がり、昼まで診察している医院に電話すると今来ても2時間待ち、休日診療所へ行けと言わんばかりの対応にカチンとし、どのみち歩くのもつらいから、ひたすら寝た。月曜、今度は平熱以下になってしまったが頭痛がひどく、近所の病院へ行くと隣の隔離病棟へ案内される。渡り廊下みたいな診察室で診てもらう最中、看護婦さんのひっきりなしの往来でドアはガンガン開かれ、ほかの患者に見られないかヒヤヒヤ。日がさんさんと差し込む窓には、一般病棟の方でもカーテンを引かず、向かいの家や電車からもきっと丸見えなはず。インフルではなくほっとしたけれど隔離された患者は相当数いた。数年前に効果なしとニュースでやっていた、○消毒液をせわしく空中散布させながらバタバタ走り回っている看護婦さんを見ると、なんだか説得力がある。(A)
▼この号が出る頃には、中国春節明けの輸出古紙価格の動向もある程度、見えてくるのではないだろうか。高値傾向にある近年でもさらに一歩上の価格帯であるわけで、今後どうなるのか、非常に注目だ。段古紙輸出価格が㌔25円程度となれば、少なくとも国内も20円以上、手当てし難い地域やメーカーによっては、輸出価格以上を出したとの話も聞く。中しん価格の半値は有に超えることに。常態化するようだと当然、しかるべき対応が必要になる段階のはずだが。(U)
▼出張で偶然、人気アニメ「エヴァンゲリオン」仕様のコラボ新幹線に乗った。岡山駅で待っていると、現れたのは紫色のこだま。何となく得した気分である。搭乗口や各車両のドアには特殊機関〝NERF〟のロゴマークがあったり、到着のチャイムが主題歌のメロディーだったり(ナレーションは登場人物の声?)、粋なこだわりが満載でファンにはたまらない。先頭車両には展示や予約制の記念撮影コーナーがあるらしい。トイレのついでに遠目から覗いてみると、添乗員2人が待ち構え近寄りがたい空気。真のファンなら躊躇わず行けるのだろう。(S)
▼年始に行った台湾・高雄旅行の話。海外旅行に行くと、必ず免税店に立ち寄り、非喫煙者なのにタバコのパッケージを見るのが趣味。海外か免税店限定かは分らないが、箱に吸いすぎの注意喚起デザインを施す義務があるらしく、今回は「真黒な歯でほほ笑む美女」の衝撃が凄く、思わず携帯で撮影。今までに「煙に泣きそうな顔で怯える母子」「目がくぼみ干からびてベッドに横たわる患者」など様々なエグい絵柄や写真を見てきたが、仕事柄「どうやって売上げを伸ばすか?」というデザインは幾度も見ているので、「どうやったら売上げを減らせるか?」という真逆の視点は新鮮で面白い。日本の街中でも見たいなあ。(M)
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